>>この場合、F♯とG♭が同じ構成音なら楽曲のキーはF♯とG♭どちらなのでしょうか?
楽譜が無い場合で、トニックがF♯(G♭)の場合一体どっちのキーなんだ という事ですね。
その問題に対しての私からの答えとしては
一聴しただけでは判断出来無い(あるいはしづらい)。記譜する際に見やすい調号を選択した時に決定する(される)という感じでしょうか。
決定できないタイミングではどっちで解釈しても良いとも言えます。
質問者さんの場合はギタリストなので、どちらで捉えても良いと思います。自分のやりやすい方で問題無いかと思います。
楽譜を作る際はちょっと問題が発生します
私も専門家では無いので、確実な事は説明出来かねますが、昔調べた範囲で上記の答えに対する説明をします。間違いがあるかもしれないので参考までに;;
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1移調楽器の存在
2移調について
3分かりやすい記譜
4キーに対する感じ方
5純正律と平均律
6異名同音の存在
等に対して理解されるとなんとなく理解が深まるかなぁと思います。自分もなんとなくな部分があるので。詳しくは突っ込めません!興味があれば検索して見てください。
・移調楽器というものがあります(主に管楽器とかオケで使うもの)。これらを使う方にとって見やすいキーというものがあるので、見やすい方で記述するという話があるはずです。
・シャープもフラットもパンパンな楽曲が途中で転調した際に楽譜が読みにくくなり調号が破綻する場合があります(ダブルシャープ ダブルフラットにするしかなくなった)。それを避ける為に全体が見やすくなる方を選ぶはずです。
・人によってですが、フラットの調の方が~ シャープの調の方は~と異なった印象を受ける人がいます。そういう人が曲を作った際、どちらかに指定されるでしょう。オーケストラでやる場合、シャープとフラットだと響きがどうやら変わったりするようなんですよね。自分はその感覚が無いので調べたまでです。
後は昔の話になりますが・・・
・純正律と平均律はご存知でしょうか?そもそも我々が現代で使用している平均律は転調がしやすいようにそれぞれの音が相対的な距離を取れるように割りかし無理やり作られたものです。Cメジャー等綺麗に響いているようで本当は少し濁った音なんですよね。純正律の場合、転調が出来ないまたはしづらいという欠点がありますが数学的に綺麗に響きあう音が重なるよう計算されたチューニングとなり、とても豊かな響きになります。この純正律を用いた時代の頃だとF♯とG♭は違う音になります。
純正律でそれぞれの音程が存在しているにも関わらず平均律を作った結果同じ音程の音(異名同音)が存在してしまい面倒な事になっているようにも思えます。
お礼
ありがとうございます、概ね理解ができました。 たとえばB♭キーの曲を、あえてA♯キーでスコアを作成するアレンジャーはまずいません。ご回答のように絶対的なルールは無さそうなので、読みやすい♭キーにしたいと思います。