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大手銀行もサラ金のようになってきているのでしょうか
テレビのコマーシャルを見ていると大手銀行が宣伝しているのは合法的とはいえ高い金利で借りさせる勧誘のように見えます。あるいは銀行はあまり変わっていないのでしょうか。
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>大手銀行もサラ金のようになってきているのでしょうか 実は、その通りなのです。 低金利でない時代は「担保・目的が無ければ、融資しない」のが、銀行でした。 住宅ローン・自動車ローン・事業ローンなど・・・。 低金利で集めた預貯金を、数十倍の利息で又貸しするのが銀行の仕事。 俗に言う「他人の褌で、相撲を取る職業」なんですね。 ですから、大卒30歳で年収1000万円超えは「当たり前」だったのです。 ところが、バブル崩壊と民主党(現・民進党)政権時の無策・失敗で日本経済は崩壊。 ※謝蓮舫は認めていませんが、良識ある民進党所属議員は失敗を認めています。 日銀は、ゼロ金利からマイナス金利政策を打ち出していますよね。 結果として、「融資をしても儲からない」時代に突入しています。 担保を持った方からの「融資希望」も、徐々に減っていますしね。^^; そこで「もっと稼ぎたい!」と、消費者金融に力を入れる事になったのです。 銀行ですから、サラ金業を行う事は出来ませんよね。また、ノウハウもありません。 そこで、大手サラ金を「子会社・関連会社化」したのです。 例えば、三菱東京UFJ銀行は、アコムを支配。三井住友銀行は、プロミスを支配。 環境が整った時点で、各銀行は「個人向け無担保・無目的ローン」を始めます。 サラ金と違って、このローンは年収の3割以内という融資制限もありません。 融資審査は、支配したサラ金会社が行います。 銀行としては、濡れ手に粟状態で「高金利で稼ぐ」事が出来るのです。 2%や3%で銀行業務として融資するよりも、サラ金と同じローン業務をして10%や15%で融資した方が儲かります。 借主が返済事故を起こしても「融資審査をしたのは、お前だろ!」と、責任転嫁も出来ます。 100%融資を回収できますから、銀行にとっては非常に美味しい商売です。
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変わっていませんよ。 昔は、個人に貸すのは審査や回収が難しかったので、自分では堅実な取引実績があったり、行員の知り合いなど身元や収入がある程度はっきりしていたり、そういう安全そうな客しか相手にしていませんでした。 やっかいな客は消費者金融に高い金利で借り、消費者金融はほどほどの金利で銀行から借りる、消費者金融と銀行にとってwin-winの関係ができていたので、わざわざがむしゃらに直接個人に貸すことをしなくてもよかったのですね。 もしかすると、消費者金融を含めた貸金業者を銀行が直接の子会社にできなかった(=手足として個人向け貸付の審査・保証をさせられなかった)などの制約があったのかもしれません。 いまは銀行自体も苦しいほかに、消費者金融には「総量規制」という重い足かせがあるので、まだ返済能力に余裕がある客にも貸せないという歯がゆい状況にあります。 また、「サラ金地獄」は古すぎでも「クレサラ」のイメージが抜けない中高年はサラ金やクレジット会社に借りるのは嫌でも銀行ならいいという連中が多く居ます。 個人的には今の銀行ローンのCMって「武富士ダンサー」と「かららら無人くん」あたりと何も違わんなぁとしか思いませんけど、『銀行』って安心感があるという情弱も多いですから。
お礼
なんとなく銀行のほうが安心感があるように思えますね。
- ithi
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kaitara1 さん、こんばんは。 20年以上前までは、お金の預金残高の大きさが銀行の規模の大きさでした。だから、今まではお金を預けてほしいという事でしたけど、今はちょっと違います。庶民向けで、お金が儲かるのは車のローンか住宅ローンという金融商品だからです。合法一杯の金利をつけておくのは当然です。
お礼
資本主義としては当然のことなわけですね。
- natsuanko
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以前は、個人にお金を貸すのは消費者金融やクレジットカード会社の場合が多かったと思います。 こう言った銀行以外でお金を貸す業者を貸金業者と言うのですが、この貸金業者からの借金で多重債務に陥る人が多いと理由で、貸金業法が改正されました。 改正の主な内容は総量規制の導入とグレーゾーン金利の廃止です。 この貸金業法の改正を主導したのは、弁護士と銀行です。 この改正により、弁護士は過払い金請求で大きな利益をあげました。 過払い金請求で経営の悪化した貸金業者の多くは、銀行傘下に入ることになりました。 銀行は、お金を貸すのが元々本業ですが、主たる貸付先は企業に対してで、担保のある住宅ローンを除くと個人に貸すことにはノウハウが不足していました。 傘下にした貸金業者は、個人に対する審査や貸付金の回収を元々得意としていたので、そのノウハウを活かして銀行も個人への貸付を増やすようになったのです。 銀行は貸金業者ではないので、総量規制の適用もなく、収入証明の提出も法律では義務付けられていません。 こう言ったことが、新たな多重債務者を産みだしているので、銀行内部で独自ルールを設けて収入証明の提出を義務付けている銀行も出始めています。
お礼
コマーシャルを見ていると銀行の品位が下落したように思えたのですが、それは。錯覚ですね。しかし出演している俳優まで別の顔に見えてきます。
- eroero4649
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かつてグレーゾーン金利ってのがございましてね、昔のサラ金は29%もの金利をとっていたんですよ。「ラララむじんくん♪」とかサラ金のCMがブイブイいわせていた頃がそうですね。 んで、サラ金は銀行からお金を借りるのですが、法人が銀行からお金を借りるときの金利がまあだいたい9%かそのくらいなんです。もしかしたら当時は12%くらいの金利があったかもしれません。12%なんてボッタクリといってもいいほどで、凸凹重工なんて大企業が銀行から何十億円だと借りる場合はもっと金利は安いです。 でもサラ金からすれば、12%で借りた金を客から29%で貸せるわけですから、乱暴にいっても倍くらい儲けられます。だからもうサラ金はこれでもかこれでもかというくらいにお金を貸すわけです。特に真面目にコツコツとお金を返してくれる人はサラ金にとっては最高の客で、もっと貸すよ、もっと貸すよってやってたのです。 銀行からすれば貸し倒れのリスクはサラ金業者に背負わせたままで確実に金利を稼げますから、サラ金業者に金なら出すからじゃんじゃんやれって煽りまくるわけです。サラ金業者はあちこちにATMを作りCMをじゃんじゃん流してどんどん売上を上げる、売上が上がればそれを口実に銀行はじゃんじゃんお金を貸す、お金が大きくなれば当然金利のお金も大きくなります。1億円貸せば金利は900万円でも、100億円貸せば金利で9億円です。それはサラ金業者も同じ。貸せば貸すほど儲けのスケールもデカくなります。貸し倒れの件数も増えますが、大きな儲けのほうで吸収できるわけです。 しかし、2006年の最高裁判決で、グレーゾーン金利は禁止となりました。むしろ、取り過ぎた金利は返しさないとなった。金利に金利をつけて返さないといけなくなったのです。だから多くのサラ金業者が意図的に破産しました。破産してしまえば、取り過ぎた金利も返さなくていいからです。そしてまた新しい会社を立ち上げればよろしい。それがグレーゾーン金利が禁止になった以降のサラ金の流れです。 そういう中で、サラ金そのものが銀行に吸収されるケースも出てきたんですね。どうせだったら自分たちが直接やれば、それでも年率で15%の金利がとれるのです。先ほども書きましたが、法人向けの融資枠だと概ね一桁くらいの金利なのでサラ金のほうが金利はとれます。なんで法人向けで15%とらないのかというと、そんなボッタクリ金利でお金を借りたら絶対返せないからです。ビジネスだったらまあ金利は8%かそのくらいですよ、ちゃんと元本も含めて返せるとしたらね。15%もとられたら、金利分を返すのが精一杯で元本が減らなくなる借金地獄になります。実際、町工場なんてその8%の金利が返せなくて倒産しちゃうわけですからね。 日銀のまさかのマイナス金利政策で、銀行はお金はじゃんじゃん貸したほうがいいとなっています。安倍政権と日銀の目論見としては、企業が銀行からお金を借りて事業投資してくれないかなと願っているのですが、肝心の企業側が「いやー、お金借りてまで設備投資しようとは思わないなー」となっているので融資の先がありません。 現金そのものはジャブジャブの状態なので、銀行は個人向けローン事業に積極的になっている、という状態なのです。ただ銀行は個人にキッチリ追い込みをかけるノウハウがあまりないのでサラ金ほどえげつない状態にはなっていない状態ですね。
お礼
詳しくご説明いただき今更のようになるほどと思いました。テレビのコマーシャルの意味もよくわかりました。
既に回答がある通り、銀行の本業は、金貸しです。 日本の銀行の場合は、企業向けが多く、個人向けが少なかったわけです。 理由は、信用調査が手間だったから。 この辺のノウハウを、子会社としてサラ金を取り入れて吸収した事で、個人向けの貸し出しもしやすくなったと言うだけと話です。
お礼
サラ金が子会社になれば当然のことなわけですね。
- gohide
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質問者様は何か勘違いをされているようですね。 銀行の正業は「金貸し屋」ですよ。金貸し屋ですからお金を貸すのが 仕事です。法律の範囲内で貸すのは当然ですよ。
お礼
よくわかりました。しかし以前は個人にそう簡単に貸さなかったのではないかと思います。
お礼
私のように何も知らないものにもよくわかるご説明でした。身の丈で暮らせることが幸せなのですね。