- ベストアンサー
ヤマボウシのすす病対策|効果的な対処法をご紹介
- ヤマボウシのすす病に悩んでいませんか?2年前から庭のヤマボウシが真っ黒になり、すす病だと分かりましたが、去年使用したオルトラン顆粒では効果がなかったようです。今年は何とか対策をしたいけれど、近所の方からの苦情も心配です。そこで、ヤマボウシのすす病対策について効果的な対処法をご紹介します。
- ヤマボウシのすす病の対策方法について悩んでいませんか?庭のヤマボウシが真っ黒になり、2年前からすす病だと分かりました。昨年はオルトラン顆粒を使用しましたが、効果はあまり感じられませんでした。今年は効果的な対策をしたいですが、集合住宅で縁側に面しているため、薬剤を使用するのは注意が必要です。ここでは、ヤマボウシのすす病対策の方法をご紹介します。
- ヤマボウシのすす病についてお悩みではありませんか?庭のヤマボウシが2年前から真っ黒になり、すす病だと判明しました。昨年はオルトラン顆粒を使用しましたが、効果はほとんどなく残念でした。今年はもっと効果的な対策をしたいですが、お隣さんの洗濯物を気にしています。実は、ヤマボウシのすす病に対する効果的な対策方法がありますので、ご紹介します。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
造園屋に勤務していますが、少し厳しい回答をするかも知れませんが、 その点だけは勘弁して頂けるように最初に断っておきます。 まず発生した物はスス病で間違いありません。ただ質問者さんの判断の 仕方が大きく間違っている事を言わせて頂きます。 使用されたオルトラン粒剤ですが、これは樹木に発生した害虫に対して 有効な殺虫剤の一つです。スス病の場合は病原体が原因で病気の一つで すから、この場合は殺虫剤ではなく殺菌剤を使用しないと効果はありま せん。オルトラン粒剤は殺虫剤であり殺菌剤ではありませんから、効果 無いのはそのためです。 オルトランでは間に合わないと言うのは、粒剤を地表に撒き、その粒剤 が水や雨で溶けだした物を根が吸収し、茎や葉に成分が送られ害虫が食 べて初めて効果が出る訳です。つまり撒いたら直ぐに効果が出るのでは なく、成分を吸収しない限りは効果は出ないと言う事です。だから時間 が大幅にかかってしまう訳です。この意味は理解して貰えますか。 スス病になる原因としては、主にアブラムシやカイガラムシが原因とさ れています。この害虫らが排泄する物を栄養源とする菌が発生し、それ が原因でカーボンのような黒く薄い膜をはります。これがスス病となる 訳です。ただスス病が発生したからとヤマボウシが枯れる事はありませ ん。見た目が悪くなるだけです。ただ葉に光線が当たらなくなり光合成 が作られなくなるので、徐々に衰退して行くのは避けられません。 スス病を発生させたくなければ、アブラムシとカイガラムシが発生する 前に予防として薬剤散布をしなければイタチゴッコになります。 アブラムシとカイガラムシに有効な薬剤は、スミチオン乳剤、マラソン 乳剤、オルトラン水和剤、アクテリック乳剤等が有効です。 散布時期としては3月頃からが効果的ですが、ただ1回では死滅しませ んから、発生時期に10日おきに2~3回噴霧すると良いでしょう。 スス病に関しては有効な殺菌剤はありません。アブラムシやカイガラム シを駆除すれば発生しませんから、スス病を何とかしようとする考えは 止めた方が無難です。 薬剤散布をする場合の注意点ですが、まず薬剤は何であっても毒だと言 う認識を持つ事。天候に関わらず雨合羽、防護メガネ、マスク、ゴム手 袋を着用し、散布は出来るだけ天候の良い朝方か夕方の風のない日に行 います。散布前に薬剤が飛散する可能性のある家に行かれ、洗濯物を入 れて頂き、窓も締めて頂けるようお願いします。事前に御願いに行かな いと後でトラブルの原因となり賠償請求されます。 薬剤散布が終われば再び御伺いして終わった事を告げます。薬剤は天候 によりますが、大体30分から1時間で乾きますから、その時間以降に 洗濯物を出して貰ったり窓を開けられて構いませんと伝えます。 薬剤散布は必ず噴霧器を使用します。手動加圧式、電動式、電池式等が あります。コードが邪魔にならない電池式が良いかと思います。 またノズルも収縮式が使いやすく、これなら高い所まで薬剤が行き渡り ます。薬剤は上から下に噴霧します。葉だけ散布せず葉の裏表や幹や枝 にも十分に散布します。 それと剪定時期が来たら剪定はされてますか、剪定をする事で葉と葉と の間が広くなり、風通しが良くなるので発生が防げます。ヤマボウシの 場合は6月に剪定を行います。
お礼
とても詳しく分かりやすくありがとうございました。 お隣さんにはきちんと了承を得て、業者さんにお願いしたいと思います。