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癌の増加と病名不明の病との関係
- 近年、癌の罹患率が増えているとされていますが、実は病名が分からなかった病が癌だったことが分かり、それによって癌の罹患率が増えているのではないかと考えられています。
- 過去の老衰という診断では済まされていた高齢での死亡も、現在では病名をつけなければならない傾向があり、その結果、癌の割合が大きく増えたのかもしれません。
- 医学の進歩によって、病名が不明だった病が癌であることが判明したため、癌の罹患率が増えた可能性があります。老いる寿命が長くなる中で、病気の診断もより細かく行われていると考えられます。
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統計学的に医学的なこと、死亡率とか、死亡原因などを解析する分野は疫学という分野が活躍する領域なのですが、結果から書くと、明治時代などは伝染性などの胃腸の疾患や肺炎による死亡率が非常に高かった、抗生物質や栄養状態、治療法などがその分野での死亡率を大幅に下げることになったのが一番の影響を与えているものです。 また、多くの子供などの死亡率を上げていた流行しやすい伝染病の大部分が予防接種により改善された、出産のリスクが減ったのも関係しています。 腫瘍の中でも悪性の上皮性のものがガン腫というタイプになるのですが、この治療は効果が出ているタイプのものと、ほとんど死亡率を下げるような効果が出るような予防や治療のものがないものもある、他の疾患よりも劇的に効果があるような決定的なものがないからとも読めそうです。 栄養状態が良くなったので、いわゆるメタボ症候群というような成人病で命を失うなどのリスクが上がっている、糖尿病や心血管系の異常、こちらと並んで腫瘍での死亡率が目立つことになっているだけでしょう。 しかし、今後はどうなるかは予想が難しい、発生のメカニズムの解明や効果的な治療方法や手順、診断の技術水準などが上がるに従って、対応できるガンなども増えそうですし、老人になるから腫瘍が増える、若いときは免疫力が強く、毎日体内で発生している腫瘍細胞を抑えて破壊しているのができなくなると腫瘍化する、老化と腫瘍化は双子の存在ともいえそうです。 診断名もどんどん変わってくる、しかし、その大きな分類上での位置があまり変わらないので、悪性腫瘍による死亡も腫瘍が直接の原因なのか、腫瘍の転移などによって肝臓や肺、腎臓などの機能が低下して死亡の直接原因になったのか、あるいは、延命できたので、弱った心機能が直接の死因になったのかなどを死亡原因で書くことになると、見た目での腫瘍の死亡率はどんどん下がる結果、死んだ人を全員精密検査というか、調査すると、ほぼ全員から初期の腫瘍などは発見できる状況ですから、腫瘍が直接の死因と書くのは無理に近くなるのかも知れません。 顕微鏡的な微小の腫瘍は高齢の人だけでなく、ある程度若い人にも全て発見可能なのですが、それが生長するのか、悪性化するのかほ経過が大事でしょうし、その大半は免疫機能により消滅している、だから、若いうちは腫瘍の割合が比較的低いものなのです。 最近の内容を書いた部分もあるので、そんなことないと驚くのかも知れませんが、概略としてはこんな傾向と思っても間違いなさそう、20年後、30年後でも通用する内容かも知れません。
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- tiltilmitil
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統計から見ると高齢者ほどがんでの死亡率が高いので、『昔はがんで死ぬ前に他の病気で死んでいた』というのもあるでしょう。 http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
- goncici
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私もそう思います。 老人の肺炎も同様です。 病名が判るんなら治療法も確立してよ!とも思います。