肺の過膨張は胸部レントゲンで肋骨の隙間に肺が飛び出しているようにみえる所見もしくは横隔膜が身長の割に下にアル事を言います。(ヘルニアとは違います。)
たとえて言えばスポンジを握りしめて、指同士の間を開けるとその隙間からスポンジが少し飛び出している感じだと思ってください。でも外から見ると同じスポンジに見えても、中が空洞なら、そのスポンジは同じだけの水を吸い取れません。また、長さが30cm横15cm、幅10cmのスポンジの容積は4500、長さ20cm、横15cm 幅20cmの容積は6000(あくまで例えです。)つまり過膨張で正面から見て肺が大きいト感じても奥行きが大切で胸部レントゲンではその奥行きまでは分かりません。正面の胸部レントゲンでの過膨張はあくまでレントゲンの読影所見です。つまりスポンジですよであって、どの程度吸い込めるか、空洞がないのかということを言っているわけではありません。肺の過膨張所見が見られるのは肺気腫と言われる病気です。肺は空気を吸って酸素を取り込み二酸化炭素を排泄しています。肺は肺胞というブドウの房状の風船の集合体です。膨らんでいる肺を押しても空気は漏れてきません。(一筆書きで小さな風船を山ほど書いた物を遠くから見たら一筆書きで書いたと分からないみたいに感じてください)肺気腫とは数百の風船が破壊され数十の大きな風船の集合体になった事により酸素がうまく取り入れない病気のことです。この場合はレントゲン上気腫性変化といい、過膨張とはわけて表現されます。では何故過膨張という所見が、問題視されるかというと
少数ですが、肺気腫への進行する方がいるからです。あなたの場合、学校や部活などの運動で息切れとかチアノーゼなどが無い限り心配はないが、念の為定期的なレントゲンでのフォロー必要と言うことだと思います。
ちなみに背が高く細身は主に男性に当てはまることで、女性は見かけ上は中肉中背でも
レントゲンではかなり違います。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 実は私は気管支喘息で、発作が出るたびにレントゲンで、肺の過膨張と言われるので、本当に発作のせいなのか、疑っていました。 ありがとうございました。