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電化製品の耐久性
大昔の電化製品は製造から30、40年以上の年月がたっても問題なく使えるものが多いのに、最近のものは数年たたないうちに故障することがめずらしくありません。なぜですか?
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昔の電化製品は、高額でした。 ですので、壊れにくいような材質で余裕をもって設計を行っていたのだと思います。 もちろん良い材質で余裕を持ったパーツ設計をすれば、製造原価は高くなります。 でも、製品の値段が高額だったので、あまり製造原価を下げる必要性も低かったのでしょう。 また、壊れるかどうか?確認する一番の方法は、製品テストに時間と手間をかけることですよね? 製品の販売価格が高くて大きな利益が見込めるのであれば、製品テストへの予算を沢山かけることが可能です。 ですから、そういう試験も十分可能でした。 でも、世の中が貧乏になり「安くないと買わない。耐久性や性能なんて二の次」って時代になったのでしょう。 だから最近の製品は、数年たたないうちに故障することがめずらしくないのだと思います。 もう10年くらい前?でしょうか?ビデオデッキの中古をヤフオクで入手したことがあります。 手元にあったビデオデッキよりも製造は新しい製品でした。 中を見ようと、ケースを開けたら、手元のビデオデッキよりも、すごくチャチな作りになっていて驚いたものでしたね。 HDDレコーダも、初期に買ったモデルはHDD容量は少ないし、操作性もいまいちだったのですが、画像は綺麗でした。でも、同じメーカでその次に買ったレコーダは、HDD容量が増えて、操作性もよくなっていましたけど、チューナ性能は下がり、操作時の画面はクリア度が下がっていました。 最初の製品は、パネルを見ると日本製でしたが、次は中国製になっていました。 MADE IN JAPANじゃあない電化製品が増えたのも理由のひとつでしょうね。
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まあ、昔の電化製品なんてスイッチのON/OFFと単純な切りタイマー機能 程度しかなかったですからね。 それと「コストをかけていた」というのは単純過ぎる論理です。 四大卒初任給が10万円ちょっとの時代に「コストかけました」は 当時でも通用しない売り方です。コストをかけた、というよりも コストを下げられなかったと見るのが正しい解釈です。 先行する海外製品の特許を避けるために(無駄な)費用をかけただけのことで 当時の技術力ではコスト高にならざるを得なかった、ということです。 それでも無理して月賦で買ったんですよね。 今じゃ入り切りタイマーは当たり前、強弱の連続可変制御とか、 それと連動させた人感センサー+風向き自動制御や 温度・湿度自動コントロールとか、考えられる機能満載のものばかりですよね。 それを支えているのが制御回路や制御装置なんですけど、 そういう部品が増えたから故障しやすくなっているんだと思いますよ。 それらの部品の多くが海外製(主に韓国かな?)なので、不安定と言えば 不安定ですよね。 エアコンとか冷蔵庫が故障っていったって、それは心臓部のモーターが 故障したのではなく、制御回路が死んでの故障であって本体そのものの 寿命(故障)とは違いますよね。 今でも昔々の単純な構造で作れば耐久性のあるものは作れると思いますよ。 ただそれを市場が受け入れてくれるかどうかは別問題ですけどね。
- jj-grapa
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昨年夏、買った国内メーカーの扇風機(御他聞にもれず中国で生産した物)製品には「耐用年数は10年」と書いたラベルが貼られていました。 耐用年数を過ぎた扇風機火災が多発したためでしょうか、冷蔵庫も10年位で壊れたと良く聴きます。 私の家の冷蔵庫はH社製で2台とも20年使い、まだ動く状態で買い換えました。 新しいのに変わって一ヶ月の電気代が半分になり驚きました、3年早く買い換えていれば冷蔵庫が一台買える計算になります。 技術の進歩も著しく、モーターの付いている電化製品は10年少しで買い換えた方が省エネの観点からも良いのではと思いました。
- fxdx
- ベストアンサー率48% (713/1482)
家電品と言うのは、時代によって、時代に合った性能が求められて行きます。 単純な構造程壊れにくいのですが、それでは消費者が満足せず、より 機能の優れたものを良しとして求めます。 機能を高めて行きますと、当然構造も複雑に成って行きますので、故障の 発生率も上がって行きます。 しかし、商品ですから価格も大事ですので、むやみにコストを上げる訳には 行きません。 そこで、いかにコストを抑えて、消費者が求める商品を作るかと言う問題が 起こります。 全ての機構にコストを掛けずに、商品を成り立たせるような技術が有ったと したら、それも、一つの技術として必要な時代なんだと思います。 直ぐに壊れると、消費者離れが起こりますが、何十年と使われたのでは、経済が 回って行きません。 適当に時期が来たら壊れて・く・れ・る・商品。 壊れたので、次の新しい商品が購入されることで、経済が回りますし、消費者の 購買意欲も満たされて行きます。 壊れたら修理をして使うと言う時代は、昭和の時代ですら、既に終わりを告げて いました。 電気屋さんの売り言葉である、 「直しても、もう10年使える訳じゃ無し、また直ぐに他のところが壊れますよ」 は、あながち嘘ではないと言う事に成りますね。
- cwdecoder
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内部では直流で動作する電化製品が多いため電解コンデンサーを使っているものが多い。 樹脂やゴム製の可動部品を使っているものは経年劣化する。 設計寿命通りに設計する技術が確立した。 などでしょうか
- tpg0
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こんにちは。 コストダウンの弊害もあると思います。 我が家にも50年以上前に買った三菱の扇風機は今でも故障せずに動かせますが、昭和34年の春に私達姉弟の中では一番上になる姉が高卒で地元の銀行に就職した時の初任給7千円より高い1万円程度で買った扇風機ですから機械的な造りが頑丈で壊れないのだと思います。 しかし、同じ昭和34年頃に5万5千円程度で買った16インチのモノクロテレビ(三菱電機製)は真空管式だったせいか買ってから5年足らずで真空管を交換するような故障がありましたので、真空管を用いたラジオやテレビの耐久性は現代の半導体回路を用いたラジオやテレビより耐久性はなかったです。 ちなみに、私は定年退職するまで富士通の小山工場で電話交換台や中継台を造る仕事に長年携わってましたけど、電電公社(今のNTT)向けの電子基板には全て国産のICを用いてましたので故障が少なかったですが民生向けの電子基板にはコストダウンのためマレーシア製など東南アジア製の安いICを用いてましたから故障することが多かったです。