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投資信託会社のインサイダー取引規制について
SMBCやUFJなど、自身が上場しながら個人投資家から投資信託等の形式で資本を集め、株式売買等の運用で利益を上げることを事業としている会社がありますが、こういった会社ではインサイダー取引を行わないよう、どういった施策が取られているのでしょうか。上記に上げたような企業ほどの規模になると、色々な業界の情報が絶えず社内で行き来していそうですし、「気づかないうちにインサイダー取引になってしまっていた」といったケースが多発するような気もするのですが..詳しい方、教えていただけると嬉しいです。
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SMBC(三井住友銀行)、UFJ(というのは今はないので…三菱東京UFJ銀行?))は上場していません。上場しているのはどちらのグループも持株会社で、これらの会社は子会社の株式を持っ(で、管理というか事業の方向性とかににらみを利かせる)ことが主な業務です。 また、投資信託の形式で「資金」を集めるのは銀行本体とは別のグループ会社です。 インサイダー取引を予防する施策はいくつかあります。 1.そもそもインサイダー情報を関係者以外に広げない ・担当する企業の情報は担当部署以外には口外しない(同じ社内でも漏らせば懲戒処分ということも)、特に機密性の高い情報を扱う部署は物理的に隔離する、機能別に会社を分けるなど。A銀行に所属しただけで、A銀行の取引先の情報に自由にアクセスできるなんてことはまずありません。 2.インサイダー情報を扱う担当者には社内規則で私的な取引を制限する ・個別銘柄の株式売買を禁じる(インデックス型の投資信託とか為替取引は認める)という規定を設ける金融機関もあると聞きます 3.インサイダー取引に関する教育を図る まあ、人間がやることですから悪意のある人間がその気になれば抜け穴はあるわけですが、インサイダー取引の意識のない人がばんばんインサイダー情報を漏らしたりインサイダー取引をするなんてことは防げます。