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補中益気湯と十全大補湯の違い
- 漢方薬の補中益気湯(ホチュウエッキトウ)と十全大補湯(ジュウゼンダイホトウ)は、弱った身体を元気にするために使用されるが、それぞれの用途や効果に違いがある。
- 補中益気湯は、夏バテや倦怠感時、風邪の初期症状などに使用され、体力を補う効果がある。一方、十全大補湯は冷えによる体調不良に処方されることが多く、当帰芍薬散に近い効果がある。
- どちらの漢方薬を使用するかは、体質や体調に適切に選ぶ必要があり、個人の症状によって選ぶべきである。
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ほかの方の回答が少し違いますので補足します。 補中益気湯は脾胃論が出典の漢方処方であり、その目的は気虚の治療です。 それに対して十全大補湯は和剤局方が出典の漢方処方であり、その目的は気虚と血虚の治療です。 ここで大きく違うのは補中益気湯は少陽病程度を目標にするのに対して、十全大補湯は大陽病から厥陰病に使うことを目的としています。その構成法を見ても十全大補湯は四君子湯と四物湯の合法に黄耆と桂枝を加えたもので、かなり消化器に注力していることがわかります。 つまり、夏バテや風邪の消耗には補中益気湯が適していると言えます
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- jing0708
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すみません、前回の回答の大陽病ですが、大陰病の間違いです。 従って >恐れ入りますが、大まかに言えば 太陽病-初期の風邪(栄養ドリンクを飲んだり、暖かくして早めに寝れはすぐに良くなる程度) 小陽病-はっきり風邪と認識できる(普段健康な人ならOTCの総合感冒薬を使用したいと思う。基礎疾患を持っている人は要クリニック受診) 厥陰病-救命治療が必要なほどの危篤な風邪 と解釈してよろしいでしょうか? < についてですが、解釈としてはそれで問題ありません。ただし、厥陰病は解釈が難しく救急救命が必要というよりは感染末期(敗血症など)で体力がない状態という方が適していると思います。あくまでも感染症に限定すれば、の話です。
- lululu1238
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成分の違いはもう調べておられるかと思いますので 補中益気湯は胃腸の虚弱が見られる時に強く、十全大補湯は貧血や白血球減少などの免疫系が弱まっている時に強い感じはします。 どちらも体力が弱まった時に使いますが、補中益気湯は気が弱いとき、十全大補湯は気虚の他に血虚などがあるときに相応しい様ですよ。 血虚というのは、寒がりだったり目眩や立ちくらみのある方、手足の冷えなどなど。 気虚はだるい、疲れやすい、食欲がない、胃もたれ、お腹のくだりなどなど。 どちらも元気のない時に使うものですが、微妙に症状によって違う様です。
補足
恐れ入りますが、大まかに言えば 太陽病-初期の風邪(栄養ドリンクを飲んだり、暖かくして早めに寝れはすぐに良くなる程度) 小陽病-はっきり風邪と認識できる(普段健康な人ならOTCの総合感冒薬を使用したいと思う。基礎疾患を持っている人は要クリニック受診) 厥陰病-救命治療が必要なほどの危篤な風邪 と解釈してよろしいでしょうか?