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スギの床材の下に石膏ボード
近々新築予定の者です。 シックハウス対策として1Fのひと部屋だけスギの無垢材を使用して床に敷き詰めたいと思います。 その下地として通気性の良い「さわやか石膏ボード」を使用されては良いのでは、と工務店の方に薦められました。その時、逆に床下の有害物質などが室内に入り込みやすいのでは、と質問してみましたが、それについてはまだ新しい技術なのでなんともいえません、という回答でした。 石膏ボードそのものはあまり有害物質は多くないとは思いますが、防カビ剤などの不安もあります。床下の有害物質なども合わせて、どなたかアドバイスをいただけないでしょうか。
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そのボードを下地に使用するのは、やめた方がよいと思います。 そのボードのような吸放湿性の高いものをムク材の下に敷くことは、室内空気の状態に吸放湿しながら追随していこうとする床材の性質が阻害されます。 施工業者が、使用効果を不明としている材料をシックハウス対策として採用することは避けるべきと思います。(実際、この手の”吸放湿”とか、”吸着分解”をうたう材料は、その効果が不明確なものが多いです。) 床下から床仕上げ材まで、納まりが分かりませんが、大変失礼ながらその施工業者さんは、シックハウス対策については、あまり関心が高い方ではないようですので、confettiさんが納得できる素材・材料、工法で建築できるように打ち合わせを重ねられると良いと思います。
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- kyasa39
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杉の無垢材の下地として、石膏ボードの使用は有る意味面白いのでは、無いかと考え拝見させて頂きました。 地域にもよるとおもいますが、特に関東地方のように 冬時期に特に乾燥する地方では、杉材などの吸湿性の高い板材を床板にした場合、冬時期にジョイントの部分が盛り上がる事が有ります。 下地の板が必用なんでしょうね。 合板を下地板にした場合は、床部分は、温度が上がりやすいので、化学物質の問題が考えられますが、石膏ボードの場合はその心配は無いのじゃないかと考えます。 ただ、石膏ボードを床板の下地に使った事は無いので、耐湿性などがどうなのか、調べる必用が有るのかもしれませんね。 私は、建築に用いる炭の研究を中心にやっていますが NO3の方が、確かに吸放湿や吸着分解をうたっている建材は、効果が不明確なものが多いのが現状です。 水蒸気や化学物質を吸収する建材は、吸収する変わりに、必ず、吸着した物質を放出すると考えてよろしいかと思います。 よって、晴れた日には、窓を開けるなどして、建材中の含まれた化学物質や、水蒸気を出して上げる必要が有ると思います。 床下に炭に敷きつめることについて、御質問されていますので、ついでに書かせて頂きますが、 京都御所を初め、古くから有る、建物の床下には、大量の炭が敷きつめられています。 一般には、炭の調湿効果によって、湿気が無くなると考えられていますが、床下に炭を入れることによって、 床下の温度が一定に保たれることが分かりました。 床下の温度が一定に保たれることにより、床下の結露が無くなるのだと考えています。 セラミックがどのような効果が有るのかは、良くわかりませんが、床下に炭を入れることによって、化学物質の改善や、湿気の除去など、改善された例は多くあります。 シックハウス対応建材は、新しい材料で、まだ解明されていない部分も多く有り、建築士の考え方もそれぞれだと思いますが、やってみないことには、分からないのが現状です。 工務店や設計事務所の方と十分話し合われて、対応された方がよろしいかと思います。
- 参考URL:
- http://www.mokk.co.jp/
お礼
ありがとうございます。 twotwosanさんへの返答に書きましたが、とりあえず「さわやか石膏ボード」の採用は見合わせました。 次回、があるとも思えませんが、もし機会があったらもう少し研究してみたいと思います。 まだ床下に敷く木炭/竹炭/セラミックについては少し時間があるので、こちらの方はもう少し検討してみます。
- homes119
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シックハウス対策として1Fのひと部屋だけスギの無垢材を使用して床に敷き詰めたいと思います。 シックハウス対策だったらひと部屋だけそれも床だけでは(杉の無垢材)シックハウス対策にはならないと思いますが? 壁、天井の下地、仕上げ材、建具類などなど、 シックハウス対策としてだったら家1棟で考えないと意味が無いのではと思いますが?
お礼
>壁、天井の下地、仕上げ材、建具類などなど、 >シックハウス対策としてだったら家1棟で考えないと意味が無いのではと思いますが? そうですね。 シックハウス対策「のひとつ」として と質問すべきでした。
石膏ボードは防カビ剤が塗布されているものもありますがそうでないものもありますので、これは気になるのでしたらないものをご使用ください。 >防腐剤というのは防蟻剤以外にも使用しないようにお願いしないと勝手に使われたりしますか? その業者次第なのでわかりません。一切使わない業者もいるし、使うことが当たり前のような業者も沢山います。 気をつけて欲しいのは、単に使わないというだけだと今度は腐食やシロアリ被害という可能性が出てくる点です。 特に腐食は対策しなければおきます。使うのをやめるだけでは解決にはなりません。 使わなくても済むように木材の選定、基礎、床下対策をするのが正しいやり方です。 もともと必要があって使用しているものなのですから。 >木炭、竹炭もしくはセラミックなどを敷き詰めようと思っていますが 気休めです。 ドラえもんのポケットのように無限に近く水を吸い続けるわけではありませんので、「調湿作用」(湿度が高いときに吸収して低いときに放出)はありますが、除湿にはなりません。 根本的には床下通気と地盤面からの湿気を物理的に遮断する仕組み(防湿シートなど)が対策の基本です。 あと、根本的に化学物質を一切使わずに建築し、なおかつ家の中に化学物質を一切持ち込まないで生活するということは不可能ですから、何でもかんでもだめ、というだけではそもそも生活は成り立ちません。 一番大事なことは24時間きちんと家の中が換気されていて、室内に放出された化学物質がきちんと排出され、家の中で蓄積しないことがきわめて重要です。 極端な話、天然の木材からも悪名高いホルムアルデヒドは放出しています。密閉空間で高温環境下であれば時間を掛ければ十分有害レベルになるのです。 適切な換気が成されていて、防蟻防腐剤のような特に害のある化学物質がなく、放出量の多い建材を使用していないのであれば、シックハウスになることはないでしょう。 ちなみに技術的に一番難しいのは計画換気です。単に換気扇をつけても空気がよどむところが出来ますので意味はありません。きちんとした計算の元に計画することが重要です。
お礼
>ちなみに技術的に一番難しいのは計画換気です。単に換気扇をつけても空気がよどむところが出来ますので意味はありません。きちんとした計算の元に計画することが重要です。 なるほど、その通りかもしれませんね。重要度をよく考えて取捨選択したいと思います。
>シックハウス対策として1Fのひと部屋だけスギの無垢材を使用して床に敷き詰めたいと思います。 具体的にアレルギー症状がでているのでしょうか。 もし出ているのだとすれば、杉の無垢材を使えば良いというものではありませんので、事前に杉を使用しても問題ないかどうか医師等と相談してからにしてください。木材でもアレルギー反応が出ることがあります。 無垢材・天然素材だから大丈夫という考え方は間違いです。 具体的症状が出ていないのであれば特に問題はありません。 >床下の有害物質などが室内に入り込みやすいのでは、 それはごもっともな話ですが床下に有害物質が存在しますか? たとえ通気性がよくなくても完全気密にしなければ室内に放出されます。 そもそも床下にそのような有害物質が存在すること自体が問題です。 >石膏ボードそのものはあまり有害物質は多くないとは思いますが、 ないと思ってかまいません。 >防カビ剤などの不安もあります。 普通の家ですと石膏ボードは床に限らずかなり使用していると思いますが。 そちらは気にならないのでしょうか。 >床下の有害物質なども合わせて、 床下の有害物質で一番可能性が高いのは防腐剤・防蟻材です。 はっきり言うと体によくありません。 最近では多少危険性の低いACQが出てきましたが、それでもよくないです。 これらが使われているのであれば使わないようにして、その代わりに基礎の高さを高くする、床下通気、防湿対策(防湿シートや防湿コンクリなど)、ベタ基礎によるシロアリ進入防止、土台の木には耐腐食性の高いベイヒバなどのしようというさまざまな工夫を施した方が健康な住宅になるでしょう。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 >>床下の有害物質などが室内に入り込みやすいのでは、 >それはごもっともな話ですが床下に有害物質が存在しますか? >たとえ通気性がよくなくても完全気密にしなければ室内に放出されます。 >そもそも床下にそのような有害物質が存在すること自体が問題です。 勉強不足なのですが、何かしら問題があるのでは、と懸念しておりました。 >>防カビ剤などの不安もあります。 >普通の家ですと石膏ボードは床に限らずかなり使用していると思いますが。 >そちらは気にならないのでしょうか。 一部の石膏ボードでは防カビ剤が使われているという話もありましたので、その辺りを懸念しておりました。 >>床下の有害物質なども合わせて、 >床下の有害物質で一番可能性が高いのは防腐剤・防蟻材です。 >はっきり言うと体によくありません。 >最近では多少危険性の低いACQが出てきましたが、それでもよくないです。 >これらが使われているのであれば使わないようにして、その代わりに基礎の高さを高くする、床下通気、防湿対策(防湿シートや防湿コンクリなど)、ベタ基礎によるシロアリ進入防止、土台の木には耐腐食性の高いベイヒバなどのしようというさまざまな工夫を施した方が健康な住宅になるでしょう。 一応防蟻剤は使用しない予定です。防腐剤というのは防蟻剤以外にも使用しないようにお願いしないと勝手に使われたりしますか? また、床下の湿気対策として木炭、竹炭もしくはセラミックなどを敷き詰めようと思っていますが、木炭よりセラミックの方がいい、もしくはその逆、などのアドバイスがありましたらお教えください。
お礼
なるほど、ムク材の使用にはムク材そのものの吸放湿効果も考えなければなりませんね。 今回は他にもいろいろ考えて「さわやか石膏ボード」の使用は見合わせました。 時間が許せばもう少しいろいろ研究したいところでしたが。 ありがとうございました。