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スイスとアメリカの銃社会の違いって何?
スイスは10万人あたりの殺人事件件数がとても少ないと聞きます。 アメリカはその20倍以上多いと聞きます。 どちらも銃社会と聞きます。 両国には銃社会として何か大きな違いがあるのでしょうか?
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「スイス=永世中立国」は分かっていても「スイス=国民皆兵」は知らない人が多いようで・・・ 永世中立国というと、「みんなで仲良くしましょう」なんて牧歌的な国だと思っている(脳内にお花が咲いている)人が少なくないようだけど、中立とは「あんた等がケンカするのは構わないけど、俺等を巻き込まないでね」という”局外中立”ということで、スイスなど多くの中立国は「ちょっかいだそうとしたら、タダじゃ置かない」とばかりに強力な防衛力を保持している。 スイスは、徴兵制で20歳~30歳の男性に兵役義務(女性は任意)があり、4000人程度の職業軍人と20万人を超える予備役で構成される国軍と民間防衛隊(民兵)は編制されている。 また、全ての家庭に国家から貸与された自動小銃と実弾の保管義務があり(許可を得れば機関銃の保有も可)は、町内会単位で対戦車兵器などの重火器を保管している。 現役兵は軍事訓練が仕事のようなモノだし、予備役、民兵も年に数週間の訓練があり、射撃も一定以上のレベルが維持されている。 アメリカは、一応の銃規制はあるけど、実態としては、開拓期以来、無数の銃器が氾濫しているし、国民も人種だけでなく、教育レベルも種々雑多。 スイスは、銃砲は一定の管理下にあり、全国民が射撃の訓練を受けている。 どのウチに押し入っても、自動小銃と訓練された兵がいるんだから・・・ 因みに、スイスは「銃による殺人事件は少ない」けど、「銃による自殺は、欧州1位」という「銃社会としてのアメリカ(世界1位)との共通点」がある。
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- OsatKaso
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貴方は「スイスの家庭に銃を保管していること」を知らなかった、と言ってますね。 他にも、スイスという国を考える時に大切なことがありますので、話させてもらいます。 1)スイスは国民皆兵の国である。 日本、アメリカ、イギリスには徴兵令がなく、ヨーロッパの大陸国には徴兵令があります。 これは陸軍国と海軍国の違いです。 空軍や海軍には徴兵が必要ありません。これは、次のことによります。 ・徴兵した人間は素人である。航空機は素人では操縦できない。 ・海軍に徴兵は意味がない。なぜなら、100人乗りの船に200人乗せても、戦闘力がアップするわけではないからである。 スイスは、徴兵どころか国民皆兵であるのは、永世中立を守るには国民に多大な意識をもたらす必要があるからである。 2)スイスでは、各家庭に軍服・銃・弾丸を用意している。 これは国民皆兵であり、有事に軍人として戦闘員として活躍させるためなのです。 でも、スイスでは軍事教育は行き届いていて、戦闘するときは、軍服を着る必要があることが徹底されています。 僕は、スイスで武器があっても殺人が少ないのは、このことだと思います。 3)スイスは武器輸出国である かつて通貨の3強といわれたものがあります。 日本円、ドイツマルク、スイスフランです。 スイスフランが強い理由は何か?(というよりスイスは何で儲けているのか?) 時計。いえ、昭和39年の東京オリンピックで時計は日本になって、スイスの時計なんて今では青色吐息です。(オメガは細々とブランドをやっているだけです) それでもスイスフラン高になるのは、武器輸出をしているからです。 アメリカ、ロシア他の国では敵国には武器輸出しませんが、スイスは永世中立国なので、どこの国にも売ることができます。 なお、武器輸出する理由は、大量生産することで武器のコストを下げるためです。 こうしてみると、スイスという国のイメージが変わってくると思います。 貴方はこれをどう思いますか?
お礼
少し前の池上さんの番組でスイスが北朝鮮に武器を売っている とかそういう話を聞いておりました。 路地裏に一歩入ると注射器や針が落ちている とも。 観光用の窓際の花を枯らすと罰金 とかも。 日本の三菱も地雷のパーツを売ってたんでしたっけ。 自衛隊の存在も違憲だとかどうとかどこかで聞きましたね。 どこをどう切り取って見るかでイメージって変わりますね。
- 441moe
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スイスは国民皆兵が引かれ多くの国民が軍事訓練受けます。 大半の家庭には自動小銃、拳銃が有ります。 米国銃乱射事件受けて、銃規制と逆に銃武装の意見が出ます。 被害者が銃持っていれば防げたと言う意見です。 スイスでは、銃犯罪結構多かった筈です。 ただ一般人も銃を扱える環境にある事と経済的に犯罪少ない環境にある為と思います。 タイでは思いの外銃犯罪少ないです。 金持ちは大半銃持っているからです。 また警察も遠慮なく撃ちます。 犯人射殺した警察官が殺人罪で裁判受け、近所から人殺しと罵られる日本が異常です。 世界認識では、犯人が撃たれると言う事です。
お礼
殺人事件だけが突出して少ないのでしょうか。 10万人あたりは日本にかなり近い少なさだった気がしますが、 銃による自殺が多いとなると確かに犯罪にも使われてそうな。 >被害者が銃持っていれば防げたと言う意見 問題の根は深そうですね。 少し違ったご視点、ありがとうございました。
- hekiyu
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スイスは10万人あたりの殺人事件件数がとても少ないと聞きます。 アメリカはその20倍以上多いと聞きます。 ↑ 5~6倍ぐらいでしょう。 日本は更に少なく、スイスの半分以下です。 両国には銃社会として何か大きな違いがあるのでしょうか? ↑ 国土の広さの問題かなと思いました。 小さな国の方が管理しやすく、犯罪も少ない からです。 しかし、カナダも銃社会と言われながらも米国よりは 遙かに少ないです。 これは文化と環境の違いでしょう。 1,米国は我が身は自分で護る、という文化で 銃での武装が当然とされています。 2,加えて、米国は人種問題がある国です。 スイスやカナダには人種問題は少ないです。
お礼
>カナダも銃社会と言われながらも米国よりは遙かに少ないです。 そうだったのですね。 >スイスやカナダには人種問題は少ないです。 人種や貧富による衝突が 個人レベルでの仲間意識や敵対感を変えるのでしょうか。 日本では「銃社会だから」「銃が無ければ」的な発想が多々ありますが 銃が無ければ起きなかった事故事件も多いのでしょうけれど、 アメリカの銃問題は銃だけの問題ではないのですね。 ご回答ありがとうございました。
- oska2
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>スイスは10万人あたりの殺人事件件数がとても少ないと聞きます。 スイスは、徴兵制度があり「私用で銃を持つ」事はありません。 >両国には銃社会として何か大きな違いがあるのでしょうか? アメリカは、私的に銃を持つ権利が憲法で認められています。 私的に所有する訳ですから、個人の考えで自由に実弾を発射する事が出来ます。 「銃は、個人を守る為の道具」 対してスイス。 スイスは、永世中立国ですよね。 どの国とも軍事条約を結ばない代わりに「侵略者には、徹底的に攻撃を加える」事になっています。 徴兵制度で徹底的銃について訓練を受けます。 案外知られていませんが、スイスの各家庭には「機関銃」が設置していますよ。 「銃は、国を守るた為の道具」ですから、公的な所有です。 いざとなれば、機関銃を持って武装して部隊にかけつけます。 この銃に関する基本的な思想の違いが、殺人事件数の差でしようね。
お礼
個人的な利益を守る為に所持する銃と、 皆で皆の暮らしを守り合う為に所持する銃の違いなのでしょうか。 銃があるからアメリカは危険 じゃなくて、 銃に対する思想次第では危険 なんでしょうかね。 スイス家庭に機関銃があるなんて知りませんでした。 ご回答ありがとうございます。
- catpow
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スイスは、まわりの国と国境を接しており、歴史的に何度も国家が攻撃されてきました。 ですので、国防意識が高く、住宅の壁の一部は戦いになったとき、ライフル銃の弾を防ぐ強度を持つことが必要だったり、 家の配置も戦うときに有利になるような陣形に配置されているそうです。 主要道路の要所には、戦車止めが隠されていて、その周囲の高い位置には、敵の戦車を攻撃できるような隠蔽陣地があったりします。 一家には軍容ライフル銃が常備されていて、定期的に射撃訓練を受けていたと思います。 小さな国家では、全体のまとまりも容易でしょうから、そういう点では、スイスの国民が「一致団結して国を守り抜こう!」という愛国心が備わっていて、殺人事件が少ないのではないでしょうか? 逆に、アメリカは巨大な国で、移民や不法入国者も多い国です。 星条旗や聖書に誓いをたてさせ、国としてのまとまりをもたそうとしたり、TVドラマでは、ちょくちょく国家を守ろうとして死んでいった軍人や政府機関や警察の人々をたたえるようなストーリの作品が流されたりしています。 とはいえ、いろんな経済状況、階層の人々がいて、現実には、なかなかまとまりがつかない状態でしょう。 さらに、サタデーナイトスペシャルなんて呼ばれる、安価な拳銃がわりと簡単に入手できたりします。 長距離狙撃が可能なライフルやショットガンであれば、もっと簡単に入手できます。 だから、米国では、銃犯罪が多いのだと思います。お隣のカナダでは、同様に銃社会だけど、銃犯罪は少ないみたいです。 ただ、米国のTVドラマで犯人がフルオートのMP5などのサブマシンガンやフルオート付きのアサルトライフルを撃ちまくりますが、ああいった武器は高価で、税金も高く、規制も特別に厳しいので、現実の犯罪シーンでは、ほとんど使われることが無いといいます。 スパイドラマでおなじみのサイレンサーも、厳しい規制がされています。 余談ですが、米国では、ちょっと前から拳銃として、グロッグの人気が高いですけど、あの銃は、それまでの拳銃には当然付いていた「手動安全装置(セーフティ)」が省かれています。 薬室(チャンバー)に弾丸(カートリッジ)が送り込まれていれば、ハンマーを起こすこともなく、引き金を引くだけで発射されてしまう構造となっています。 だから、小さな子供が偶然手にした親の銃で、親や自分自身を撃ってしまう事故が多発しています。 女性が胸のホルスタに銃を仕舞おうとして、なにかのはずみで引き金を引いてしまい、自分の胸を撃ったとか、腰のホルスタに仕舞おうとして、足を撃った、銃を持って自撮りしていて自分の頭を撃ったという事故もおきているそうです。
お礼
家の壁にそんな強度や、家の配置に陣形まであったんですね。 人種差別や貧富の格差が酷くなく、 人口も少ない国は血縁関係の人も多く 他人があまり他人じゃないと聞きますし、 >「一致団結して国を守り抜こう!」 こうした共通の意思を持ちやすくなるのでしょうか。 色々な環境が違うのですね。 ご回答ありがとうございます。
- ithi
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ep3093 さん、こんばんは。 スイスは昔傭兵の仕事があり、味方同士で別れて、殺し合いをしました。 アメリカは一つの国ですが、中には黒人やラテン系、アングロサクソン系とあり、お互いに自分たちに対してどういうことを考えているかとか貧富の差が激しいなどの環境の違いがあります。ここにきわめて成功した兵器産業があるんですから、犯罪の差が激しいのは当然です。 また、武器管理ですが、スイスは郵便局などに一括管理ですが、アメリカは個人管理です。 sig550 https://ja.wikipedia.org/wiki/SIG_SG550 スイス傭兵 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E5%82%AD%E5%85%B5
お礼
人種の差、貧富の差、環境が違い過ぎて比べ難いものなんですね。 ご回答ありがとうございます。
お礼
スイスの銃は管理下にあるんですね。少し気になります。 >どのウチに押し入っても、自動小銃と訓練された兵がいるんだから・・・ 銃を突き付けて脅していたはずが、 よそ見した一瞬で奪われ銃を突き付け返された とか 銃が脅しどころか自爆行為になりかねないのでしょうか。 法律とかも何か抑止力になっているのでしょうかね。 ともあれスイスとアメリカは銃を持つ意味が もう全く違う次元なのでしょうね。 個人的発想で個人的利益を守る為か、 共益的発想で皆を守る為に銃を持つのか。誰に向けるのか。 >「銃による自殺は、欧州1位」 うーん・・何か日本の若者の死因1位と重なって見えて複雑です。 丁寧なご回答、色々な情報ありがとうございました。