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オリンピックを毎回アテネで開催するのは無理?

オリンピックは、開催場所が毎回変わりますね。 各国とも、ものすごい誘致合戦を行なって、運よく開催が決定されると狂喜乱舞していますね。  でも実際には、オリンピック施設の建設に膨大な資金が必要となり、長野県に代表されるように、結局は住民に借金返済のツケが回ってくると思います。 日本の場合だと、ヘタをすると、企業の倒産にあたる、財政再建団体に転落する可能性がありますね、オリンピックのために。 そこで、お聞きしたいのですが、多額の借金をつくってまでオリンピックを誘致する都市にとって、国威発揚のような精神面以外に、一体オリンピック開催にどんなメリットがあるのでしょうか? よく放映権の収入が見込めるといいますが、全て開催都市のフトコロに入るわけではないと思いますし、また、施設の建設費用や周辺地域の整備などに要する費用をまかなえるだけの金額ではないと思います。 また、古代オリンピック発祥の地にちなみ、毎回、アテネで開催するのが最も適切で、最も経済的だと思うのです (施設をそのまま使用できるから) が、過去にそのような意見はなかったのでしょうか?

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  • ベストアンサー
  • sinnkyuusi
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回答No.1

>一体オリンピック開催にどんなメリットがあるのでしょうか? 国際的知名度が上がるというメリットもありますが、現実問題としてはどうなんでしょうね。 >毎回、アテネで開催するのが最も適切で、最も経済的だと思うのです・・・が、過去にそのような意見はなかったのでしょうか? 開催地は莫大な投資をして設備を整えます。 これは以前使用した施設にしても同じで、改修作業をしながらの開催となります。 仮に近代オリンピックを1ヶ所で毎回開催したとすると、開催国の負担は計り知れないものになります。 近年はビジネスとしてのオリンピック色が強くなっていますから、以前ほどの大赤字が出ることも少なくなりました。 しかし、「負の分配」という観点からも、オリンピック持ち回り案は非常に理に叶っているとも受け取れます。 さてさて。 持ち回り案は第一回近代オリンピック開催当初からの検案です。 過去にはアテネでの永久開催を支持する意見も出ていましたが、オリンピックの父であるクーベルタンが各大陸での持ち回り開催を強く主張し、今現在の形が出来上がったとされています。 第一回目のオリンピックは当初、1900年にパリで行われる予定でした。 しかし、オリンピック構想が現実味を佩びてきた1884年から6年もまたされるのは長すぎるという理由で、古代オリンピック発祥の地であるギリシャに譲ろうという意見が出てそうなりました。 しかし、肝腎なギリシャの意向は反映されないままの強行策としての開催地決定になったという背景もあります。 ギリシャが開催を渋ったその理由とは、当時のギリシャ国内が政治的・経済的に混乱期にあったためです。 第一回目のアテネオリンピック開催時前はギリシャが乗り気ではなく、スウェーデンとハンガリーが代わりに開催地を引き受けたいと名乗り出ていたほどです。 「負の分配」とクーベルタンのオリンピック持ち回り開催構想が複雑に絡み合いあり、毎回ギリシャでというわけにも行かないのです。

noname#8234
質問者

お礼

詳しくご説明頂いて、ありがとうございます。 持ち回りは 「負の分配」 の発想だったんですねえ。 また、私と同じようなアテネでの永久開催を支持する意見も当時あったのですねえ。 参考になり、ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • aalext
  • ベストアンサー率30% (198/641)
回答No.3

こんにちは。 誘致合戦で賄賂問題まで出てきて、悲しい限りですよね。 あの事件が発覚した当時、ご質問内容のような事がメディアで報道されていたような気がします。(記憶不確・ごめんなさい) 確かにコストがかかるので、「負の分配」もあるでしょうね。#1さんの回答、私も大変興味深く拝見させていただきました^^ さて、誘致されると、その地域は再開発になりますね。国から補助金て出ないんでしたっけ。堂々とお金かけて、再開発できるのも、自治体にとってメリットなんだと思います。 特に地元企業にとっては特需ですよね。 住民にしてみれば、なんだか誇らしく嬉しいですし。 オリンピックともなれば、世界中からたくさんの観光客が訪れるので、開催前中後の期間はすごく潤う事になります。 ご指摘の財政難についてですが、何か大きな投資をしようというときは、何であれ大きなリスクが伴いますね。先の事まで見通してしっかりリスク管理が出来て、イベント終了後の施設の生かし方を工夫できれば良いことですね。これって、単にマネジメントの問題ですから。国や自治体にの責任者が、経営者として優秀で、ビジネスセンスあふれた人でない限り、リスクは常に高いのだと、思います。 つまり、誘致&開催、多額投資自体が問題なのではなく、それらのマネジメントが、本質的な問題なのでは?という見方です。

noname#8234
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 開催そのものより、マネジメントの問題ですね。 たしかに運営しだいでは、膨大な借金地獄にならないで開催できるかもしれませんね。  一方、日本の場合は、大きな事業を行なう場合、100%必ずと言っていいほど、代議士・官僚・建設業界という三位一体の組織がスクラムを組んで対応するので、どの大会をみても利益を得るのは三位一体のメンバー、借金地獄に陥るのは県民、という図式が出来上がっているのように感じるので、とても残念です。 最近の例では、長野県のことはよく知られているとおりですが、他にもサッカーWカップ開催に伴って日本各地に建設されたサッカー専用競技場の大会終了後の使い道に苦悩している自治体がTVでよく報道されましたね。 そんな事、はじめから分っている事なのに、と素朴を疑問を感じたものです。 また、その処理は私たちの住民税を使うしか方法はありません。

回答No.2

夏、冬のオリンピック、サッカーのワールドカップなど開催地について、毎回激しい誘致合戦が起こるのには、それなりに十分な理由があります。 あなたは、東京オリンピックや札幌オリンピック、長野オリンピック、日韓ワールドカップは、やらなかった方がよかったと思いますか。あなたが書いておられるように、長野県のひとはみんな、あなたと同じ考えでしょうか。オリンピックやサッカーのワールドカップが、いつも同じ国だけでいいのでしょうか。 あなたが何歳か、社会人か学生さんがわかりませんが、ご自身の考えの浅さがわかる日が、いずれ来ると思います。

noname#8234
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 別にケチをつけているのではないので、誤解されないようお願いします。 ただ、ご指摘の中の日韓ワールドカップについては、各地で新規に建設されたサッカー場が、大会終了後は利用されない状態になってしまい、維持管理費が自治体の大きな負担になっていると、以前報道されていたと思いますので、諸手を挙げて良かった、良かった、と言えるのかな、と考えています。 また、長野県民の考え方は知るよしもありませんが、オリンピック開催に伴う公共事業費が今でも大きな負担となり、県の財政を圧迫していたことは事実だと考えています。 また、その財政立て直しで、田中知事が誕生したことは報道されているとおりだと思います。

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