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電気二種の試験で納得いかない部分があります。
100Vの屋内配線の工事として、 「点検できる隠ぺい場所で、湿気のある場所の合成樹脂線ぴ工事」は「不適切」だといいます。 合成樹脂管(CD管以外)はどの場所でも施設可能なのになぜ「線ぴ」だとダメなのですか? あとは、スパークなどによる爆発があるような「危険な場所」における工事、 すべての場所で「金属管工事」「ケーブル工事」がよくて、一部、爆燃性粉じん、可燃性ガスの存在する場所で「合成樹脂管工事」がダメなのはなぜですか? スパークが起きやすいのは明らかに金属管やケーブルのような気がするのですが。
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追記。 >今でも普通に施工されていますが。 工事の現場では「施工指示書」や「工事設計書」が「絶対」です。「コレを使え」と指示されていたら、違法と判っていても「コレ」を使わざるをえません。 免許持ちで法律に詳しく合成樹脂の線ぴがダメになったのを知っている工事士でも、指示書や設計書がそうなってれば、そのまま違法状態になるのを承知で工事します。 現場の工事士に言わせれば「違法な設計をするヤツが悪い」のです。工事士は「指示書や設計書通りに工事するのがお仕事」ですから。 「工事施工指示書」や「設計書」に違法な内容が書いてあっても「それを指摘して、工期を遅らせるような事をする人は居ない」のが現状です。 そして「そういう違法な設計書や指示書を書いているアホ」は「改正されたのを知らなかったりする」のです。 現場監督も「工期を遅らせる訳にはいかない」ので「見なかったフリ」をします。 質問者さんには「そういう問題を見過ごさずに、不正を指摘できる人」になって頂きたいものです。 まあ「下請け」とか「親方が判っててワザと何も言わない」とかだと「言い出せない」ですけどね。
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- lumiheart
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用語定義の問題なのですが 金属管での事例 http://eleking.net/k21/k21c/k21c-metalconduit.html ここで勘違いしやすいのは金属管に通す電線の種類です 具体的にはIV電線の事です VVFケーブルとかCVケーブルの事ではありません 多くの現場では電線管にCVケーブルを通しますが この場合、法律用語的にはケーブル工事であって電線管工事ではありません また、電線管にケーブルを入れてはイケナイ法律は有りません なので、電線管にCVやVVF等を通すのは合法です 同様に金属線ぴ工事 http://eleking.net/k21/k21c/k21c-metalraceways.html これも中に通すのはIV電線です、VVFケーブルでは有りません 電線管同様で金属線ぴにケーブルを通してイケナイ法律も有りません 合成樹脂線ぴ工事も同様にIV電線を通す工事です 合成樹脂線ぴにVVFケーブルを通してはイケナイ法律は有りません 因みに現在の日本国内での工事で電線管にIV電線を通す事はほぼ有りません なので、法律文自体が無意味なのですが いにしえの昭和の昔には電線管にIV電線を通すのは一般的でした 上記同様に「危険な場所」における工事もケーブル工事はOKで 「合成樹脂管工事」はダメなのです <この場合もIV電線だからダメ ただ、厳密には防爆工事には2種キャプタイヤ以上でないとダメなんですが 電工試験ではそこまで要求されてないのであまり気にしなくても良いのですが http://www.iwasaki.co.jp/info_lib/tech-data/plan/explosion-proof/12.html
お礼
ありがとうございます。実際に見るとIV線のように何本も通すより、一体になったVVFケーブルを通すほうが全然効率的ですよね。なので私もケーブルで工事していることしか見たことありません。
- chie65536(@chie65535)
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>ただオフィスの配線を納める床や壁に貼り付けて使う平べったい半円状や四角いもの(モール)などは違うのでしょうか? 同じです。本当は「もう使っちゃダメ」なんです。 >今でも普通に施工されていますが。 「改正前に施工しちゃったモンはもうしゃあない。でも、新規では使うなよ」って事です。 >ただ合成樹脂管は燃えやすいとのことですが、なぜケーブルはいいのでしょうか? 問題は「管だから」です。 「管が燃えている状態」を想像して下さい。この状態は「煙突そのものが燃えている状態」になります。 管が垂直に伸びていたら「煙突効果」で「一番上まで延焼する」のです。 「ケーブルの被覆」だけなら「煙突効果」は起きません。 樹脂の線ぴが使用出来なくなったのも「燃え上がると煙突効果で一番上まで延焼する」からです。 もし「配管がパイプスペースを通って、地下から最上階まで、垂直に延びていた」ら、地下で起こった火事で、地下から最上階まで延焼して「丸焼け」になります。
お礼
使っちゃダメになったんですね!こないだ新規のオフィス施工で黒いモールを使っているのを見たので使えなくなっていたとは驚きでした。管はダメでケーブルがよしとされている理由もわかりました。ありがとうございました。
- chie65536(@chie65535)
- ベストアンサー率44% (8741/19839)
>「点検できる隠ぺい場所で、湿気のある場所の合成樹脂線ぴ工事」は「不適切」だといいます。 合成樹脂線ぴ工事は、電気設備技術基準の解釈から削除されています。 電気設備の技術基準の解釈 第2節 配線等の施設 【低圧屋内配線の施設場所による工事の種類】(省令第56条第1項) 第156条 低圧屋内配線は、次の各号に掲げるものを除き、156-1表に規定する工事のいずれかにより施設すること。 一 第172条第1項の規定により施設するもの 二 第175条から第178条までに規定する場所に施設するもの そして「156-1表」から「合成樹脂線ぴ工事」が削除されています。 つまり「どんな場所だろうが、合成樹脂の線ぴ(モールや目隠し)は、使えなくなった」って事です。 なので「不適切」なのです(法改定をちゃんと把握してるかどうかを見る、ある種のヒッカケ問題です) >あとは、スパークなどによる爆発があるような「危険な場所」における工事、 >すべての場所で「金属管工事」「ケーブル工事」がよくて、一部、爆燃性粉じん、可燃性 >ガスの存在する場所で「合成樹脂管工事」がダメなのはなぜですか? 「工事し終わった状態で、合成樹脂の配管が、その場所に存在し続ける事が問題」なんです。 簡単に言うと「危険な場所で、燃えやすい合成樹脂なんか使うな」って事なんです。 「工事作業をして良いか悪いか?」ではなくて「そういう配管がそこに存在し続ける事が良いか悪いか?」なのです。
お礼
回答誠にありがとうございます。合成樹脂線ぴは使用不可になったのですか?びっくりしました。ただオフィスの配線を納める床や壁に貼り付けて使う平べったい半円状や四角いもの(モール)などは違うのでしょうか?今でも普通に施工されていますが。 危険な場所でのことはわかりました。ただ合成樹脂管は燃えやすいとのことですが、なぜケーブルはいいのでしょうか?ケーブルの被覆も合成樹脂と似たような素材だし管よりはもろく、燃えやすいのではないかと思うのですが。
下記URLで防爆電気工事を参考にして下さい。 スパークは金属製防爆機器のカバーの縁の大きな当たり面で消弧されて、外に出ない構造となっています。当たり面に耐熱絶縁グリスを塗るとより効果が増します。 http://www.nippon-seam.co.jp/pdf/tec_02.pdf#search='%E9%98%B2%E7%88%86%E4%BB%95%E6%A7%98'
お礼
ありがとうございます。ただURLは電気二種および今回の質問に限ってはまた別の話のように感じます。あくまでなぜ使用でき使用できないのかどうかが気になります。
お礼
なるほどです。よくわかりました。ありがとうございました。