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蛋白質のmolについて
参考書に、蛋白質のサクシニル化の方法で、 「蛋白質はアルカリ性溶媒(pH7-9)に分散してから mol当りで蛋白質中に存在するアミノ基の、10倍量の コハク酸を加える」 とあったのですが、蛋白質中に存在する「アミノ基」は どうしたらわかるのか教えて頂けないでしょうか? また、アルカリ性溶媒(pH7-9)とは、標準リン酸緩衝液(pH8)でも可能でしょうか? よろしくお願いします。
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- c80s3xxx
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回答No.2
緩衝液については ペリン,デンプシー 緩衝液の選択と応用 という本を読むことを強く推奨します. ページ数はそんなにありませんが,理屈が延々と続く 本ので,うんざりするかもしれませんが, 基本的な理解なしに緩衝液を選択するのは後々の ためになりません. 現役研究者でもとんでもない緩衝液処方を平然と 「文献どおりだから」とかいって使っているのを 見ると,がっくりくることがあります.
- c80s3xxx
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回答No.1
逆説的ですが,過剰のコハク酸で反応させたときに 消費されたコハク酸量から求められますね. まっとうには,アミノ酸分析をおこない,リジン残基の 数を数えることでしょう. 標準リン酸緩衝液では pH 8 ってことはないでしょう. 何もないよりはリン酸塩でもマシですが,本来緩衝液と しての働きは期待してはいけない pH 領域です. pH 9 ならホウ酸緩衝液あたりが無難でしょうか. pH 8 だとアミン系のものでないとよい緩衝剤はないので, 今回の目的には使えません.どうしても 8 でやりたければ, 僕ならホウ酸とリン酸塩の混合緩衝液を使うでしょう.
補足
とても分かりやすい回答をしていただき ありがとうございます!! 自分の質問に補足なんですが、「標準リン酸緩衝液」 ではなくて、「0.4M NaCl 10mMクエン酸 リン酸緩衝液」 でした…NaOHでpH8.0に調整したものを用いた実験 の続きで、サクシニル化を行うので、この緩衝液で できるのかな?と思ったのです。 この場合だとどうなんでしょうか? あまり緩衝液の適切な使い方(どの場合にはどんな 緩衝液がよいか?など)を把握できていなくて、 とても基本的なことを聞いてすいません。