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サーフィンの大波"Big Wave"は津波と違う?

サーフィンで、高さ10mはあろうかという"Big Wave"なる大波の写真やビデオを見かけますが、あんな巨大な波なのに津波にはならないのでしょうか? しかもあんなのが海岸までやってきたら、とんでもないことになりそうですが、波打ち際に来る頃には小さくなっているのですか? とすると、あのサーフィンはかなりの沖合でやっているのでしょうか? くだらないですけど、前から不思議でしょうがなかったので、どなたか御教示ください(^^;

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  • sailor
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回答No.2

サーフィンでいう大波(というか普通の大波)では、波の後ろ側(岸から遠い側)の水位は周りの海のへ平均的水位ですよね。これに対して津波では波の後ろの水位も津波の波の高さのままの水位で数キロから数十キロにわたって水位の高い状態が続きます。 通常の波では波の進行につれて海水が進行方向に移動することはありません(全くないのではないのですが、波のエネルギーの多くは水位の高い部分を作り、その高い部分だけが移動するという形です)が、津波では川の流れのように海水が流れを作り押し寄せてきます。また、通常の波では波の運動にかかわるのは表層の海水だけですが、津波では深海に至るまでのすべての海水がかかわります。 例えば水深1000m程度の海底で地震などによる大きな海底隆起などの地殻変動が起こると、その上に載っている海水はすべてが影響を受けるわけです。たった1m海底が隆起したとしても深さが1000mあればその上に載っているすべての海水が行き場を失ってその地点から流れ出すことになるのですが、この状態では対して問題になることはありません。たぶん震源地直上の船は気が付かないでしょう。しかし、千メートルの深さで1メートル持ち上がった時の海水の量は膨大で、それがそこにとどまることはできませんから、当然周りに向かって流れていくわけですが、それが海岸などの浅いところに来るともともとはたった1mの変異であったはずですが、その流れてきた体積は深さ1000m分の海水の体積ですから逃げ場のない湾内などでは数十メートルなんて高さまで達してしまうのです。 まぁ、ちょっと違うのですが近い例としてお風呂に入ったときに、お風呂の真ん中で水をたたいて表面に波を作った時と水の中に手を入れて水全体に流れを作った時のお風呂の淵での水の様子を見てみると違いが判ると思います。 普通の波は表面の海水の上下の動きで、津波は海底までのすべての水の流れという違いなんですよ。川のような水路を作り水をゆすって50センチの波を作った時と、水路の途中に水門を作り、水門の奥に50センチ高い水位まで大量の水を蓄えて置き水門一気に解放した時の違いなんですよ。水路の水をゆすったときは押しては返す普通の波になりますが、ためておいた水を放水したときは押しっぱなしでドンドン奥まで流れ込んできます。そして水路の水位が浅くなるほど、水路が様くなるほど盛り上がって押しかけてくるのです。 実際に3・11の大津波でも市内の道路のような狭い部分が流路となり流されることのないコンクリート製の建物が多い部分ほど津波の高さが高くなり流速も早くなる状況が起こっています。

TAKAKOTA
質問者

お礼

要するに水量の違いということですね。わかりやすいご説明ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • Gotthold
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回答No.1

津波の特徴は波長が長いことです(高さではありません)。 そのため、30cm程度の津波でも危険はあります。 参考: 気象庁 | 津波について > 波浪と津波の違いは何ですか? http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq26.html#tsunami_4

TAKAKOTA
質問者

お礼

成程。ありがとうございました。

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