- ベストアンサー
「政治的公平は、一般的な公平・公正とは全く違う」?
TBS系報道番組「NEWS23」アンカーを務める岸井成格氏が「政治的公平は、一般的な公平・公正とは全く違う」と主張しているとの報道がありました。 しかし、浅学非才な凡人には「政治的公平は、一般的な公平・公正とは全く違う」という岸井老人の発言の意味が良くわかりません。 多少の違いはあるのかもしれませんが「全く違う」という主張が理解できません。 どなたか、政治的なことに詳しい方、岸井老人発言の真意を解説していただけませんか?
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
NO・6 です。 >この発言は政治的公平の範囲に収まるのでしょうか? 岸井氏の一連の発言は「政治的公平」ではありません。 誤解があるようですが、放送法では「政治的公平」を遵守しなければならないとは書かれていません。「言論の自由を守るために」放送は政治的公正を守らねばならないと書かれているだけです。なので、放送会社は特定の政党を標榜しては成らないということです。そう解釈しなければこの条文は矛盾します。 政治的公平をうたう団体の中で、言論人は自由に権力を批判できるということです。
その他の回答 (7)
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
「政治的公平は、一般的な公平・公正とは全く違う」と主張しているとの報道がありました。 ↑ 放送法には、放送局は政治的に公平であれ、と要求しています。 この政治的公平というのは、放送局に要請される 公平である、という意味だと思います。 つまり、マスコミの最大の仕事は権力の監視である。 だから、放送のありかたも、通常の公平ではなく 権力監視、という観点からの公平である。 そういう意味でしょう。 権力は強いのです。 だから、5のところを大げさに10と放送しても それは公平である。 5を5と放送したのでは、権力に押されて 2としか受け取らないかもしれない。 だから、時には5を10として放送することが 公平なのだ。 こういう理屈ではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 >だから、5のところを大げさに10と放送してもそれは公平である。 なるほど。納得です。 では、ある政党(=権力を掌握)の法案の評価をゼロとして、共産党の主張を100として国民に訴えるのは、どうでしょうか? 岸井氏は2015年9月16日の放送で、安保法案に関し、「メディアとしても廃案に向けて声をずっと上げ続けるべきだ」と発言しましたが、この発言は政治的公平の範囲に収まるのでしょうか?
- kohichiro
- ベストアンサー率21% (306/1447)
NO・3 です。 >政治的な公正と一般的な公正の違いを分かりやすく説明いただけれると有り難いです。 政治的な公正 というのは、具体的に言えば自民党と民主党、生活の党、社民党などの、考え方の違う政治結社の間に差をもうけず扱うということだろうと思います。それぞれの構成員、議員の数に比例して補助金を支給するなどの国の施策などにはほぼ公正な扱いがなされていると考えますが、彼らの考え方、行動などに違いがあり、国の方針などに関わってくる彼らの考えや言動についてのマスコミなどの批判や賛同などに差が出てくるのは当然だろうと思います。もし言論界はすべての党に対して同様の評価がなされねばならないということになると、マスコミの存在は無意味になるということでしょう。自由主義を標榜する日本はそういった批判の自由を憲法や国法で保障しています。 安倍政権がマスコミに「政治的な公正」という法律の文言をたてに電波の停止権限で脅しを掛けているのは、法律の恣意的な曲解だと私は思います。
お礼
どうもありがとうございました。 岸井老人は2015年9月16日の放送で、安保法案に関し、「メディアとしても廃案に向けて声をずっと上げ続けるべきだ」と発言し、一方的に共産党や社民党の方を持ち、自民党案は否定するべきだという個人の主張をしたのですが、 このように賛否両論のある法案に対して、一部の党の主張だけを指示することは「政治的公平」といえるのでしょうか? 岸井氏が加齢のためにピントがずれているだけなのか、それとも若い人も耳を傾けるべき政治的公平性を保った発言なのか興味あります。
- ゴルゴ 13(@golgo13--)
- ベストアンサー率26% (272/1042)
「政治的公平は、一般的な公平・公正とは全く違う」 ↑ この岸井ジジイ本人もボケていて、自分自身全く分かってないんじゃないかしら 既に回答ある通りで、例えば、民主党というサヨク政党が政権を握った場合、民主党からTBSに圧力・政治介入がなされた ら岸井ジジイがnews23で民主党政権を批判したくても「批判出来なくなって」報道の自由が侵害されたところで別に構わないと宣言しているようなものです。 自ら言論、報道の自由の自殺行為的発言をしていることに岸井ジジイは気が付いていないのです。 自民党さえ非難できていればそれで「言論の自由・報道の自由」が守られていると信じてやまないサヨク思想に毒された痴呆症爺さんなのです。 この岸井ジジイ。もうろくし過ぎていて民主政権下の時、政治圧力をなされた事実をもう忘れているのです。 サヨクっていうのはその時々で、自分にとって都合の良いように解釈、主張を繰り返すタチの悪い連中なのです
お礼
>自ら言論、報道の自由の自殺行為的発言をしていることに岸井ジジイは気が付いていないのです。 そうですよね。 岸井老人個人を非難する意図は無いので、岸井ジジイという表現は避けた方が良いと思いますが、TV業界の老害になっているのかもしれません。 慶應義塾普通部から慶應義塾高等学校を経て1967年に慶應義塾大学法学部法律学科を卒業され、その後も新聞社で色々教育を受けたり、学習をするチャンスを得た人らしいのですが、今の発言を観ると、慶応ボーイの恥になってるかもしれませんね。 どうもありがとうございました。
「政治的公平」とは報道の自由を守るためのものですよ! 放送法における、「政治的公平」とは何かを同法4条には、次のように書かれています。 第4条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。 一 公安及び善良な風俗を害しないこと。 二 政治的に公平であること。 三 報道は事実をまげないですること。 四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。 放送法での「政治的公平」とは、憲法21条の「表現の自由」に基づき、報道機関への権力の介入を防ぐための規定です。そのことは、放送法第1条に以下のように明記されている。 第1条 この法律は、次に掲げる原則に従つて、放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ることを目的とする。 一 放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすことを保障すること。 二 放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること。 三 放送に携わる者の職責を明らかにすることによつて、放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること。 放送法における「放送の不偏不党」「政治的公平」とは、「放送による表現の自由を確保する」ためにあるのであって、第4条を根拠に、権力が報道機関に介入するなど、放送法の理念と全く反対と言うことです。
お礼
ありがとうございます。 岸井老人は、「不偏不党」を明記した放送法を自ら破ることで、「放送による表現の自由」を危機にさらしているのでしょうか? 「放送による表現の自由」が守られている現状では、政治的公平など不要という考えですか?
- kohichiro
- ベストアンサー率21% (306/1447)
>放送法は「放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること」 これは前記の2点を保障することで「表現の自由を確保する」という目的を達成しなければならないということで、これが逆立ちして不偏不党を達成するために表現の自由が損なわれることがあってはならないのは当然常識ですね。 そういう意味で、 不偏不党がどんな意味あいをもつのかはさておくとしても 、 岸井老人は「放送法なんて無視しちゃえば良いのだ!」っということも、 あながち間違ってはいないということです。 で、 不偏不党 を私なりに解釈すると、A放送そのものが自民党をそっくり支持したり、B放送が共産党の傘下に入ったりということ(そうなれば内部の人間はそのために自由がなくなります)を否定しているのでしょう。ですから、現在の放送局は十分不偏不党であると思いますよ。もっともNHKは現会長が「政府の言うことには従わねばならないだろう」と変なことを公式の場で言っていますから、NHK=政府=自民党 といえないこともないので、あそこは放送法に従っているかどうか、怪しいところがあります。 それで「政治的公正」が一般的な公正、公平とは違う」というのは、もちろん常識です。政治的な言辞はある意味思想的な価値観からなされるものですから、一般的な公正にはならないのです。十人いれば思想は十あるのがふつうですから、なにが公正かは判断できません。 そういううことです。
お礼
政治的な公正と一般的な公正の違いを分かりやすく説明いただけれると有り難いです。 有難うございました。
- maiko0333
- ベストアンサー率19% (839/4401)
国会でも問題のあった議論ですね。 ある政党によった報道も、それを否定する報道もしていいということです。 その報道番組やその放送局が気に入らないのであれば視聴者が選択すればいいと。 政治家が口を挟む内容ではないということです。 いろんな政治家がいていろんな意見があり、それを政治評論家が見聞して 全てにおいて中立な発言をせよと言われたらやっていられません。 個人が持つ意見でいいと思いますよ。
お礼
ありがとうございます。 放送法は「放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること」を原則に掲げているとのことですが、 岸井老人は「放送法なんて無視しちゃえば良いのだ!」っという脱法思想をもつ暴走老人なのでしょうか? メディアを使って個人的主張をする人は、順法精神を持っていただきたいところです。
- maiko0333
- ベストアンサー率19% (839/4401)
氏の真意は知りませんが、 政治的公平を私なりに解釈すると、 各党の意見の公平、各会派の公平、自民党においては各派閥の公平でしょうか? 今話題になっているブログによる「私、活躍できない」など、 党や会派に(政治的)公平に割り当てられた時間の中で質問された内容を 実行しているにすぎないのかと。 もちろん、議員は国民の代表ですけど、国民の意見を公平に反映した 意見をお持ちではないと思いますね。
お礼
ありがとうございました。 回答者さんによる「政治的公平」を基準に考えると、TBS系報道番組「NEWS23」アンカーを務める岸井成格氏本人が「政治的公平を保っていない」と断罪しても良いということでしょうか。
お礼
なるほど。 マスメディアや岸井老人は「政治的公平」を維持・推進する必要が(法的には)無いということなのですね。 通りで、シャアシャアと不公平発言を繰り返すわけだ。 浅学非才な一般人は、巨大マスメディアは「政治的公平性」を維持しいてるのではないか、なんて、素朴な誤解をしているだけかも知れません。 大変勉強になりました。