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「神経」の語源について
ふと疑問に思ったことなんですが、「神経」という言葉には「神」という言葉が含まれていますが、どうして「神」なんでしょうか。「神経」の語源についてご存知の方いらしたら教えてください。
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こんにちわ。 >どうして「神」なんでしょうか。 ・まず文字の語源を調べてみましょうか。日本の漢字は文字通り中国伝来のものです。中国古来からの意味をそれぞれご案内します。 「神」の字は、 a:伝説中の天に住む尊い生物、仙人、神霊、神仙、鬼。 b:人が死んだ後の精霊。 c:特別に超越した人知に及ばない出来事や物。 d:精神。 e:心情、心意。 f:風采、気色、顔色。 g:尊い物。 「経」の字は、 1:縦の糸。 2:南北の方向(地球などの経度)。 3:直行。 4:経過、経歴。 5:主要のもの。 6:境界線。 7:常道、常規。 8:尊い教えが書かれた書物(経典とか言います)。 9:尋常。 10:女子の月経。 11:中医学でいう人体の精神や血液が流れる道。 12:酒器の名前。 13:懸ける。 14:副詞で、曽て、既に。 以上の語源のから、d: と11: の組み合わせで「神経」という言語が成り立っています。 つまり、「精神」や「気」が流通する経路、すなわち「神経」となります。 「神」の字は英語で言う god 以外にもたくさん有ることが諒解できれば謎が解けると思います。 いずれにしても、人類の身体の仕組みって本当に神がかっています。 昔の人が「血」や「気」や「精神」の流れ道に「神」の字をあてがった気持ちが理解できます。 蛇足で、中国では「神」一字でも神経や精神や注意力や賢いなどの意味も含まれております。 >「神経」の語源について・・・ ・上述のごとく、中国の数百・数千年前に遡ります(^^♪。tenn.
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- sinnkyuusi
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東洋医学でいう『神(かみ)』とは、極端に言うと「生きているか死んでいるか」という事で、「神がある」という事は生きている、生命力がなくなっていないという意味になります。 感覚を得るのは神がある(生命力がある)からで、神のない、死んでいる人間は痛みを感じません。 ですからこの考え方では、感覚の有無はで生命力が有無あるとも考えられます。 それで、その生命力の経脈(気の流れ道)である刺激伝導系の事を、杉田玄白をはじめとする解体新書に携わった人たちが正式に「神経」と名付けたというわけです。 鍼灸師でした。
- s_yoshi_6
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「神経」という言葉は、杉田玄白が『解体新書』の中で、オランダ語の“ゼニュー”の訳語として「神気の経脈、道筋」という意味で名づけたものです。 http://www.dnp.co.jp/jis/g_gakko/talk/19/19_talk1_2.html 「神気」については下記が多少参考になるかもしれません。 http://www2s.biglobe.ne.jp/~xianxue/dictionary/sanbao.htm なお蛇足ながら、解体新書についてはこちらでPDF書類で見ることができます。 http://www.nakamura-u.ac.jp/~library/yogaku/kaitai/head.htm http://www.nakamura-u.ac.jp/~library/yogaku/kaitai/pdf.htm
- nota55
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#1です。 勢いで回答ボタン押してしまいました。^^; 体に張りめぐらされた重要な経路で,そこには 神懸かったエネルギー(気)が通っている, と考えられていたみたいです。
- nota55
- ベストアンサー率37% (138/366)
漢語からの借用で,神様もしくは神気の経路,という意味です。
お礼
みなさん、ご回答ありがとうございました! 「神経」という言葉に杉田玄白の「解体新書」が関わっているなんて、驚きでした。中学の時の歴史を思い出しました^^; 元々は中国医学が源となっているんですね。最近瞑想というものを始めまして、ふと疑問に思いました。 みなさんから回答をいただきとても勉強になりました。ありがとうございました^^