- ベストアンサー
いつまでもずっとつらいと思いたいのはなぜ?
私の姉もそうですが、 世間で親に悩んできた人の中には、 ずっとつらいと思う人がいます。 未来を考えたら?と思うし、 大人になったのだから、自分で自分を切り開こうと思えばなんとかできそうです。 でも、いつまでも過去を考え、過去に悩み、過去に浸りつらいつらいと思う。 私は考えると嫌になってくるので、いつも未来のことばかり考えています。 過去は変えられませんが、未来は変えられます。 なのになぜ、いつまでも過去を考えたいのですか?
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家吉田 修(@osamucom0409) 産業カウンセラー
こんにちは。 読ませていただきました。 >でも、いつまでも過去を考え、過去に悩み、過去に浸りつらいつらいと思う。 過去の辛かった想いを吐き出して、自分の中で解決したり解消することが出来ていないからだと思います。 カウンセラーやセラピストはこの段階にとても時間をかけて、とにかく辛いという気持ちと向き合って吐き出してもらうということをします。 ちょっとびろうな話ですが、こころが便秘していると考えてみてください。 便秘していれば、とにかく出さないことには解決しませんし、出し切るまでは苦しみが続くものです。 >過去は変えられませんが、未来は変えられます。 実は、過去は変えることが出来ます。 難しい説明は省略するとして、過去の事実というのは、すべて解釈であるという考え方があります。 科学の世界でも、ノーベル賞のような研究によって新しい発見があると、過去の定説が覆されるということがよく起こりますが、これは解釈の枠組みが変わったということであったりします。 ということは、その人の定説である解釈の枠組みを変えれば、過去はまた変わった姿で捉え直すことが出来ます。 過去にこだわるという場合、ありうべきものの見方捉え方の一つだけが固定化してしまっている、心理学上は「ビリーフ」や思い込みといわれているものに囚われている、と考えることが出来ます。 したがって、この「ビリーフ」や思い込みといわれているものを変えるセラピーをすると、逆にとらわれていた過去が、その人の力となるということも起こり得ます。 >なのになぜ、いつまでも過去を考えたいのですか? このような場合、過去の辛い思いを吐き出そうとしていたり、解釈を変えようとしているのかもしれませんね。 ところで、 >私は考えると嫌になってくるので、いつも未来のことばかり考えています。 という場合、過去に囚われる人との間で何があるかといえば、相手の性格上のタイプとあなたの性格上のタイプが異なっているということはあるかもしれません。 性格は理論によって分け方が異なりますが、16個に分かれるという理論(MBTI)の場合、判断型の人と知覚型という人のタイプでは、明らかに時間の感覚が異なります。 判断型の場合、過去・現在・未来という時間軸が比較的明確で、行動や言動でも何かしらの基準に従って判断をしたがるのですが、知覚型が優位の場合、行動や言動に断定的な傾向が弱まり、特定の判断をしたがらなくなります。 未来志向という性格上のタイプという場合、比較的未来も過去もなく、自由に時間軸を超えて考えることが出来るようです。 極端な場合、未来も過去もないという人がいたりします。 これはタイプの違いとしてありますので、そういうものだと理解しておいた方がよいかもしれません。 少しは考え方が変わりましたか? もし変わったとしたら、お姉さまや見えてくる世界が変わったかもしれませんね。 これが過去が変わったという体験です。 応援してます。
吉田 修(@osamucom0409) プロフィール
産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会) 吉田修(株式会社Dream・Giver) ■ご質問者・みなさまへ■ コーチング最新メソッドを使い、自分でできる、気持ちの切り替え方法をご提案しま...
もっと見る
お礼
過去の辛かった想いを吐き出して、自分の中で解決したり解消することが出来ていないからだと思います・・・これは、なるほどと思いました。 私は解決出来ています。大人になって子ども時代出来なかったことを取り戻せたし、十分満足です。 長々とご丁寧な回答をありがとうございました。 私は、子どもの時から我慢我慢でした。 小学生低学年までは親に期待していましたが、高学年からは期待しなくなりました。親を当てにしないというか。 私自身母は無職で努力を放棄し続けてきた父親に苦しめられたとは思うので、母が毒親になったとしても致し方ないとは思うし、親だって一人の人間であり、親が正しいというのは思ってはだめだなと割り切れるようになってたのと、人に頼ってもどうにもならない、自分で自分をなんとかするしかないと分かったときに、 私は人生が楽しくなりました。 ありがとうございました。