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クローン羊ドリーについて
クローンヒツジであるドリーは体細胞クローンで、乳腺細胞を培養して誕生した事を本でしりました。 よんでいて、どうしても分からない事が1つあります。幹細胞にも分化してしまっている乳腺の幹細胞と、胚性幹細胞の2種類があるということなのですが、ドリーの場合、どちらを用いたのでしょうか? 乳腺細胞中の乳腺の幹細胞を「初期化」・培養して胚性幹細胞を作り移植したのか、乳腺細胞中にある胚性幹細胞を培養して移植したのかどちらでしょうか?教えてください。
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胚性幹細胞、いわゆるES細胞はすでに人間の 再生医療の研究も進んでいます。 ドリーの成果は、特定の機能に特化してしまった 生体細胞から、羊という1つの生物を成長させる ことが出来た点で、この技術が応用できれば ES細胞に限らず、生物のどの部分、どの細胞から でもその固体を再生できる可能性を開いた点です。 >乳腺細胞中の乳腺の幹細胞を「初期化」・培養して胚性幹細胞を作り移植したのか、 というのが正解に近いと思いますが、細胞の 分裂回数を記録しているというテロメアの 部分は残っているようで、完全な初期化と は言いがたいようです。 テロメアがものと長さに戻っていなかった 事が、ドリーの寿命を短くしたと言う人も いるようですが、テロメアが細胞の分裂 回数には関係ないという説もあり、 ドリーと一緒に飼われていたほかの羊も、 ドリーと同じ伝染病で早く死んでいること から、遺伝的な問題が死期を早めたとは 言えないとウィルムット教授も言われて いるようです。
お礼
回答ありがとうございました。分からなかったところが分かったので非常にすっきりしました。 また、新たに分かった事もあったので(テロメアの話)よりこの話題に関して興味をもつことができました。ありがとうございました。