- ベストアンサー
細菌にはアルコールと熱湯消毒どっちが良い?
学校の実験で、まな板についている細菌検査の実験をしました。 熱湯消毒、アルコール消毒、洗剤で洗ってペーパータオルで水分除去にわかれて行いましたが、2班ずつ分かれただけのためはっきり結果がでませんでした。熱湯消毒が一番よいとおもいますが、アルコールと熱湯を比べてどちらがどう良いのか知りたいです。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
実験なら結果で証明するしかありませんからね。ここでこうなるのですよと書いてもあまり、意味がないような気もしますが・・・。 実験がうまくいかなかったなら、どういう基準で消毒したのかをもう一度考え直してみましょう。例えば、単に熱いお湯に浸して、適当に放置しましたというなら、基準がありません。そのお湯の温度は何度だったのでしょうか?何分間浸したのか、単に掛けただけなのか? まな板は、何を切った後の板でしょうか?新品のまな板を浸けても雑菌そのものがほとんどいないため、意味がありません。 アルコールも同じで、消毒用アルコールに漬ける時間を何分か、ただちょっとかけてみましたというだけか・・・で、変わるのです。基本的に、アルコールの濃度、お湯の温度を決めて、後は浸ける時間を統一すること。洗浄の場合は、洗う時間を一般的な家庭で洗浄する時間に合わせるかな? そうすれば、もう一つのルールを適用すれば(後述)、差は出るはずです。何より重要なのは、まな板で同じものを調理する(切る)ことです。また、条件をある程度統一するため、包丁なども予め同じ手順で洗浄したものを使っておくのが良いでしょう。 それから質問にも簡単に答えておくと、生き物の核のベースとなるのはタンパク質です。このタンパク質は一定の温度に達すると、生物として持つべき遺伝情報を失い壊れてしまいます。だから、高温体制を持つ特殊な微生物(海底火山や温泉地に生息する一部の微生物)を除けば、大半は死滅します。 それに対して、アルコールは、人の体にアルコールを付けても死なないように、細胞膜や核を直接アルコールで溶解できない生き物には影響はほぼありません。要は、アルコール消毒が有効な生き物(細菌、ウィルス、その他生物など)は、アルコールによって溶けてしまうのです。ただ、ノロウィルスのようにアルコールでは核を破壊できないものもありますから効果が低くなるのです。 洗剤も同じで洗浄液も結果的には必ずしも全ての生き物に有効とは限りません。 まあ、人間には劇物の青酸化合物もある微生物にはエネルギーになるというケースもあります。その代わり、彼らは酸素に弱かったり・・・このように、生き物は自分たちが生きる環境に合わせて、耐性を持ち餌や毒も変わるのです。極端な高温生物は人に害を与える前に、常温では生きていけませんから、人にとって害のあるものは、たいていが煮沸で死ぬというのが、煮沸が効果的とされる理由です。 消毒という作業は、一般に人に悪い影響を与えるものが、どれだけ減らせるかというものですから、培養の仕方や洗浄する際の条件をしっかり決めてからやらないと、成果を出すのは難しいでしょう。 その上で、先に述べた最後の条件を言えば、効果を確実に調べるなら、これだと十分に綺麗にならないかもしれないという条件から、ちょっとずつ効果が高くなるように時間や濃度、温度を変化させテストしていけば、一番最初に雑菌が減り始めたテストが、一番効果的と分かるでしょう。最初から全滅するような作業をすれば、特定のウィルスや細菌でテストするなら別ですが、大差はないかもしれません。 もちろん、そもそもアルコールに強い菌が周囲にいなければ、どんなに容量を調整しても、変わらない場合もあるでしょう。
その他の回答 (3)
- kuku82
- ベストアンサー率25% (367/1464)
はじめまして 学校の実験とのことなので、小・中・高くらいと想定しますね。 まず、3つの方法でどれが一番効果が高いかですが、 学校実験レベルであれば、 アルコールというのは、日局消毒用アルコール。 熱湯というのは、およそ80℃くらい。 洗剤というのは、家庭用台所中性洗剤。 という辺りの条件でしょうか。 っで、被殺菌物がまな板ということなので、殺菌対象は一般細菌(細菌や酵母やカビ) で、 学校でやるレベルですから、好気性のある菌を対象にしていますね。 アルコール消毒の効果ですが、恐らくほぼ死滅していると思います。 これで残っているとすれば、芽胞を作る菌(雑巾の匂い菌とか納豆菌などなど)と一部のカビでしょうか。 但し、あくまで表面殺菌なので、まな板の細かいキズの中に入っている菌には、届いていないかもしれません。(つまり、消毒剤が届いてないので、死なない) ので、これらは検出されるかもしれません。 なお、アルコールは蒸発し乾燥しやすいので、その後の残った菌の増殖リスクは下げられます。 次に熱湯消毒ですが、これもほぼ死滅してると思います。 これで残っているとすれば、芽胞を作る菌(雑巾の匂い菌とか納豆菌などなど)でしょうか。 熱湯消毒の強みは熱なので、細かいキズにも比較的有効です。また、洗い流す効果も期待できます。 更に、充分に熱いと、その後の乾燥も早いので、アルコールと同じです。 しかし、熱湯の量が少ないと、まな板上で冷やされちゃうので、効果は著しく低下しますね。 さらに、水が残り乾燥もしにくくなるので、残った菌の増殖の助けになる場合があります。 最後に洗剤+ふきあげです。 実は、家庭用洗剤には、殺菌効果と洗浄効果があります。 なので、まな板に洗剤をつけ、スポンジなどでは無く、フライ返しのような棒で キチンと塗り広げてあげ、その後、流水で洗い流せば、上記2つと変わらない効果を得ることは期待できます。 ここで、スポンジや布ではダメな理由は、そのものが、そもそも汚いので、逆に塗り広げることになりがちです。 加えて、折角消毒された部分を、消毒されてないペーパーで拭いたら、そりゃ、ペーパ^の汚れ具合を間接的に見ているのであって、まな板の消毒効果とは異なりますのでご注意を。 ただし、拭かなければ、水分が残りますので、増殖を助けることになりますね。 以上より、 一般家庭では、洗った後、熱湯を流しかけて乾燥させるのが、一番衛生的と考えられます。 てか、ここまで、キチンとレポート書いたら、大人に聞いたことバレバレなので、ご注意くださいw
お礼
回答ありがとうございます。 洗い方の工夫次第では三つとも変わらないこともあるんですね(^^)
- tpg0
- ベストアンサー率31% (3785/11963)
こんにちは。 熱湯にも耐性がある細菌(雑菌)が存在するようですから、熱湯消毒よりアルコール消毒のほうが信頼性は高いはずです。 しかし、アルコールは濃度によって殺菌効果が低くなることがあるので、水に濡れたまな板の場合はアルコールの濃度次第では殺菌効果が低くなり熱湯消毒と大差ない結果になる恐れはあります。 最も雑菌に対する殺菌効果が高いのは次亜塩素酸ナトリウムだそうで、かなり濃度が低くい次亜塩素酸ナトリウムでも高い殺菌効果があるので我が家のまな板(檜無垢材)は次亜塩素酸ナトリウムを含んだ塩素系漂白剤でまな板の汚れ落としを兼ねた消毒をしてます。
お礼
回答ありがとうございます。 他の方法の効果も気になりました。
- 中京区 桑原町(@l4330)
- ベストアンサー率22% (4373/19606)
実験結果にはAがBより良いと言う結果もあれば、AもBも同じ程度と言う結果もあります
お礼
詳しい内容ありがとうございます。 実験の仕方の問題点についても考えることができました。 今後の参考にしたいです。