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未解決事件とは?DNA提供で犯人特定を防ぐ方法とは?
- 未解決事件について世界仰天ニュースで触れられ、犯人特定の困難さが浮き彫りになっています。
- 犯人特定を防ぐ方法として、生まれてからのDNA提供を義務化する案が浮上しています。
- この案によれば、犯罪現場に指紋があれば日本のリストから犯人を特定することが容易になり、犯罪の抑止効果も期待できます。
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DNA(あるいは指紋)のデータがあれば犯人逮捕となるかどうかというと、実はさほど甘くはありません。それは未解決事件の筆頭にもあげられる世田谷一家惨殺事件で明らかです。 現場には、犯人の指紋どころか手の形そのものがくっきりと残されていました。靴跡から犯人が履いていたのは日本では発売されていない韓国製の靴だったということで、韓国人犯人説が浮上します。韓国は徴兵制ですので、男性のほぼ全国民の指紋データがあるそうで、そのほぼ全国民データと照会したそうですが、該当する指紋はなかったそうです。 もし仮に指紋が一致する男性が見つかったとしても、それで犯人であると決めつけることはできません。もしその人が犯行当日にソウルにいる会社にいることがはっきりしたら、少なくともその人は犯人と問えません。そりゃ確かになぜあんたの指紋がそこに残っているのだという疑問は残ります。けど、アリバイが確実にあれば犯人とは問えないのです。 もうひとつ有名な未解決事件である、東電OL殺人事件では、現場に残っていた精液と犯人とされたゴビンダ氏のDNAが一致しない(厳密には血液型が一致しない)ことでゴビンダ氏の無罪が決まりました。彼の有罪の根拠が現場に残っていたコンドームの精液が彼のものだ、ということだったからです。ゴビンダ氏は当日に犯行現場に行っていないことを当初から主張していて、そのコンドームが彼が使ったものではない以上、現場にゴビンダ氏がいたとする根拠がないからです。 これももし彼女から出てきた精液とDNAが一致する人が仮に見つかったとしても、その人が犯行時間のアリバイがあれば有罪に問うのは難しいでしょう。 殺人事件の90%は被害者の知り合い(や身内)だそうで、その場合はほとんどの場合犯人が捕まります。問題は、犯人がゆきずりだったり被害者との接点が見つけられないものですね。あの宮崎勤の連続幼女誘拐事件も、宮崎勤と被害者の子供の間に接点がなかったゆきずりの犯行だったので彼が誘拐に失敗して捕まらないと捕まえられなかったのです。 井の頭公園バラバラ遺体事件のような「犯人と被害者の接点も分からなければ、加害者の意図も読めない」ようなものは解決は極めて困難ですね。また、未解決事件の中には下山事件やライブドア副社長不審死事件、プチエンジェル事件のように何やらきな臭い背後を感じるものも少なくありません。
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- princelilac
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防犯カメラ網を全国に張り巡らせるという意見があります。私はこの意見には賛成します。ただ、当然ながら費用は税金からです。余りにも膨大になるなら躊躇するかも知れません。 DNA保存にも基本的には気持ちは分かる気がします。ただし、この場合はとても大きなリスクを善良な国民が背負うことになります。 (1)データの悪用 昨今、警察や検察による証拠の捏造や改竄がニュースになることがあります。DNAデータを悪用されたら、とても恐ろしいことになります。裁判で覆して、無罪を勝ち取ることが不可能になります。 (2)データの流出 現在はDNAデータを欲しがる者が多いです。例えば製薬会社、保険会社などですが、DNAの型によってかかりやすい病気や寿命などが割り出せるようになっているようです。欲しがる者がいれば、売ろうとする者が出てくるということです。究極の個人情報ですので。
- hekiyu
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"こういう案は皆さんどう思われました?" ↑ ワタシは良いと思います。 犯罪捜査に効果的だ、という他に、国が管理して いれば、こいつは将来どういう病気になりそう だから、と事前に処置を執ることが可能に なります。 国民が健康になれば、予算も少なくなるでしょう。 ”DNA提供など難しいんですかね” ↑ 個人情報の最たるモノですから、反対する人は 多くなるでしょう。 指紋だって難しいのに。 こいつは将来犯罪をやりそうだ、とか反体制活動 をしそうだ、なんてのも解るようになるかも しれません。