No1です。走る速さと体脂肪減少の効果について少々補足します。
早く走ると筋肉中のグリコーゲンが多く消費され、ゆっくりジョギングする方が、体脂肪を消費する割合が増えるというのは間違いありません。
ただし、これはあくまで、運動中のエネルギー源がグリコーゲンなのか体脂肪なのかの問題であり、体脂肪を減らすつまり痩せる効果の高い低いとは、違う問題であるということを理解しないといけません。
説明を分かりやすくするため、燃料タンクに例えて説明します。体の中にエネルギーを蓄えるタンクには、グリコーゲンのタンクと脂肪のタンクの2種類があります。グリコーゲンのタンクは容量が小さく、少ないエネルギーしか蓄えることができません。一方脂肪のタンクは容量が大きくたくさんのエネルギーを蓄えることができます。
速く走るなど激しい運動の場合、グリコーゲンのタンクのエネルギーを多く使い、脂肪のタンクのエネルギーは少ししか使われません。
しかし、運動後、食事をし、エネルギーを補給すると、まずグリコーゲンのタンクに先にエネルギーを補充し、グリコーゲンのタンクが満杯になると、余ったエネルギーを脂肪のタンクに補充します。従って、グリコーゲンのタンクのエネルギーを多く使えば、その後の食事で脂肪にまわるエネルギーが減ることになります。
逆に、ゆっくりのジョギングやウォーキングなどでは、グリコーゲンのタンクのエネルギーの使用が減り、脂肪のタンクのエネルギーの使用が増えます。
ということは、その後の食事でグリコーゲンのタンクへ補充するエネルギーは少なくて済むので、脂肪にまわるエネルギーが増えることになります。
つまり、運動中にグリコーゲンを多く消費しようが、脂肪を多く消費しようが、結局は、その後の食事で、補充されるのだから、同じエネルギーの消費量であれば、結果は同じになるといういことです。
速くても遅くてもダメということではなく、エネルギーの消費量が多ければ多いほど、結果として脂肪が減ることになるということです。
ただ、グリコーゲンを多く消費するような激しい運動は長く続けられません。先に説明した通りグリコーゲンのタンクは容量が小さく、少ないエネルギーしか蓄えることができないので、すぐに底をつき、空になってしまうからです。一方、脂肪を多く消費するような運動であれば、多くのエネルギーを使う事ができ、長く続けられます。
よって、運動消費するエネルギーを増やしたければ、無理に速いペースで走るよりも、余裕のあるゆっくりめのペースで走る方が適しているということは言えます。
お礼
よく理解できました そういう知識を知っている状態で走るのと知らないとではモチベーションが違うと思います 是非、友達や知り合いにも教えてあげたいと思います こんな拙い文章での質問に補足説明までしていただきありがとうございました