うつ病の方への接しかたですね。あなたがうつだといういうのではない条件で。
精神科医でも治療に携わってる者でもありませんが、親友がうつ病で苦しんだので、少し勉強したことです。参考になれば。
1普通に接する。
自分の言葉で元気付けてやろうとか、「あれが良い」「これが良い」などとアドバイスするのは控えた方が良い。
苦しんでる本人からしたら「医者でもなし、経験者でもないのに、偉そうにものをいうな」という受け止め方をするのです。
「なんで、あんたに病気のことでああだこうだとアドバイスをされないといかんのだ」
と上から目線で物を言われてる不快感が強く出るようです。
2禁句
「がんばって」「早く立ち直って」
うつ病は頑張って頑張って、その挙句に車のバッテリーが上がったような状態。ガソリンがなく、バッテリーも切れてる車に「頑張って走れ」というのは酷ですし、できないことです。
できないことをアドバイスされても困るというのが本音のようです。
「もう、十分だから。頑張らなくてよいから」と言われて私の親友は涙を見せました。
ナーバスになってるいて、涙もろくなるうつ病の性向もありますが、頑張らなくても良いと言われるのが、楽になるようです。
立ち直るとは、悪さをする人が更生することのようにも聞こえます。
病気になった事自体は、悪いことではないですし、法律に触れてるわけでもありません。
ですので「以前のように元気になってくれ」という意味で「立ち直ってくれ」と口にしたとしても「こいつって、病気の事をまるでわかってない」と思われるだけです。
「そういう意味で言ったんじゃないから、、」と後でフォローしてもだめです。
「悪人が更生して立ち直り真人間になる=悪人が立ち直る」という等号式の中での「立ち直る」という表現をされてると判断して「俺が病気になってるのを悪いことだと決め付けてる」と思うのです。
私は「立ち直ってくれ」は禁句だと思います。
風邪を引いて熱を出し寝込んでる人に「早く立ち直ってくれ」とは、言いません。
実際にうつ病で苦しんだ友人は「早く立ち直って、元気になってくれ」と口にした方とは、絶交しました。
「病気になって良かったことの一つに、今までの友人知人関係が整理できたこと」と言います。
無責任に「元気出せよ」と言った人。とにかく「頑張れ」としか言わなかった人。
上から目線で「うつ病なんてのは、病気じゃない。気合で治せ」と言った人などなど。
自動車のガソリンがなくなり、バッテリーも切れてしまってたら、もう動くことなど無理です。バッテリー駆動さえも使い切ってしまってるのです。
そのような人間の状態が「うつ状態」なのですから、精神論でどうなるものではないのでしょう。
足の骨折をしてる人に「頑張って、走れ」というようなことを精神論と言います。
スポーツなどで、試合が終わったら骨折してたことがわかったとか、骨折してたが無理して試合を続けたなどという、引き合いにだすべきではない根性論は、うつ病で苦しんでる方に、更なる苦しみを与えるだけです。
「他人に会いたくない」という理由のひとつに「どうせ、精神論を口にされる」というのもあるのです。
「精神が弱いからうつ病になる。鍛え方が足りない」という、とんでもない事を親友に言った人がいたそうです。
世の中で「精神力が強い」と言われてる方がいくらでもうつ病になってます。
精神力でうつ病をなおせという人は、戦争中に竹槍でB29をやっつけろと口にした人と同じ精神力至上主義バカなのです。
長文になりましたが、参考になれば幸いです。
あなたが、うつ病で苦しんでる方に、新たな苦しみを与える方にならないように希望します。
お礼
例えを用いてわかり易く説明して下さりありがとうございました!