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水の粘性係数の測定 誤差の伝播について
水の粘性係数の測定の実験で式η=(πρgha^(4)t)/(8Vl) で与えられる。誤差の伝播を表す式を求めよ。 という問題なのですが、題意からよくわかりません。 お手数をおかけしますが解き方、もしくは回答のほうよろしくお願いします。
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- Tann3
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No.1&2です。No.1の「お礼」に書かれたことについて。 >表式というものはどうすればいいのでしょうか? 「表式」って、お示しの実験式に対する誤差の式のことですか? どの変数が測定値で、かつ、その測定値ごとの誤差が分からないと式は書けません。 下記の手順で計算してください。 (1)まず、各測定値について、「平均」(あるいは最も確からしい数値)とか「標準偏差」とか、測定器の公称精度だとか、「誤差はいくつと評価されるか」を明確にしてください。個別の「誤差」の数値が存在することが前提条件です。 これが出発点なので、これがないと、「伝播」を計算できません。「伝播」はあくまで「どう伝わるか」なので、元の「誤差」が明確でない限り、そこから先には進みません。 (2)上記(1)が明確になった上で、各々の誤差に対し、全体の誤差を計算します。与えられた式がすべての測定値の「かけ算、割り算」ですので、下記のサイトを参考に、かけ算と割り算で構成される場合を参考に、伝播式を求めて、それに数値を代入してください。 「誤差」をかける相手(Mの組合せの式)が、元の式を「偏微分」したものに相当します。(No.3さんの書かれている「全微分」は、個別に偏微分したものの加算という意味で、この「偏微分」に相当するものかと思います) 算出方法の式も載っていますので、そのものズバリの式がなくとも、与えられた式に当てはめて応用してください。 http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/ishijima/gosa-03.html
#3です。 >ということは各々の値を全微分すれば表式が導けるのでしょうか? 全微分の意味をわかってますか?。 >できればこの場合の表式を・・・ やってもいいですけど、ηの表式のパラメータをちゃんと説明して下さい。 例えばha^(4)は、haが一つのパラメータを表しha^(4)=(ha)^(4)なのか?、それともh・a^(4)なのか?。分母もVIで一つのパラメータなのか?、V・Iなのか?・・・など。
お礼
回答ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ないです。 これからもよろしくお願いします。
もっとも単純に考えると、測定値によって得られるパラメータで、与式を全微分すれば良いはずです。 例えばπ,ρ,g(円周率,流体密度,重力定数)は既知の値(誤差ほとんどなし)を用い、面倒なので目的変数βが、 β=πρg・h・a^4 で与えられるとします。計測値hとaの誤差によるβのずれは、 dβ=πρg(a^4・dh+4h・a^3・da) (1) となります。ここでdh,daは計測値hとaに含まれる誤差、dβはそれらに起因するβのずれ(誤差)です。 もちろん(1)は、hもaもほとんど真値に近く、誤差dhとdaは、hとaの数値オーダーに対して十分小さいと考えられる時に適用可能な式です。 でもその厳密な判断は事実上不可能なので、十分気を付けて測定を行ったはずだ、という仮定のもとに(1)を使用するしかありません。 もしくは、hとaで表されて値のわかっている別の目的変数γに対して、βの時と同じ実験条件でhとaを測定して計算結果とγの公称値を比較し、hとaの精度十分の根拠にしたりします(測定のキャリブレーション)。
お礼
回答ありがとうございました。 お手数ですが補足のほうよろしくお願いします。
補足
ということは各々の値を全微分すれば表式が導けるのでしょうか? できればこの場合の表式を教えてください。 お願いします。
- Tann3
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No.1です。 すみません、漢字変換ミスがありました。 「誤差の伝搬」→「誤差の伝播」 です。(質問者さんのタイトルが正しい)
お礼
回答ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ないです。 これからもよろしくお願いします。
- Tann3
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「誤差の伝搬」というと、「何のこっちゃ?」という感じですが、例えばご質問の計算式 η=(πρgha^(4)t)/(8Vl) (1) のうち、実験で得られた個別の数値(=計測値、たとえば、h、a )には、実験や計測に伴う誤差を含みます。(私は流体力学に詳しくなので分かりませんが、V、I といったものもそうですか?) 一方、定数として使う数値(たとえば、円周率、密度、重力加速度など)は、適切な有効数字をとれば「誤差なし」として扱えます。 そういった数値を用いて、例えば(1)式のような数式で結果となる物理量を求めるときに、個々の計測値が持つ誤差が、最終的な物理量(ここでは η)にどう影響するか(伝わるか)が「誤差の伝搬」ということです。 大きく影響するものと、ほとんど影響しないものがあるわけで、実験結果の誤差を最小にするには、どれを精密に測定しないといけないか、といったことも分かります。 数式の形態は、(1)の場合には乗除算だけですが、一般には四則演算を組合せたものになります。複雑な関数(三角関数や対数、指数など)を含むこともあります。どういった計算式だと、誤差が計算結果どう伝わるか、ということを評価するのです。 これは、けっこう奥が深い議論で、単なる「テクニック」としてではなく、本質的な理解をしておくことが重要です。この際。(1)のような乗除算だけでなく、全体を概観しておいた方がよいと思いますので、参考となるリンク先を紹介しますので、ご自分で勉強してみてください。書籍もいろいろ出ていると思います。 http://www.nagaoka-ct.ac.jp/~araki/s/denpa.html http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/ishijima/gosa-02.html
お礼
回答ありがとうございました。 URLも参考にさせていただきます。 表式というものはどうすればいいのでしょうか? よろしくお願いします
お礼
回答ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ないです。 これからもよろしくお願いします。