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対外純資産というのは外貨なんでしょうか?
対外純資産は、経常黒字でのみ伸びるものです。つまりこれは円建ての資産ではないのでは?
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clothwordさん、こんにちは。 対外資産は外貨や外債などです。貿易決済はその国の外貨で行うのが常です。もちろん、貿易収支には含まれるのです。だから、円換算やドル換算で貿易総額を表示していると思います。日本の場合は、高度経済成長以来、貿易黒字を重ねているので、とてつもない対外債権国なのです。 日本の財政問題 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%B2%A1%E6%94%BF%E5%95%8F%E9%A1%8C 日本の貿易 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%BF%E6%98%93#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E3.81.AE.E8.B2.BF.E6.98.93
お礼
返信ありがとうございます。やはりそうでしたか。となると対外純資産が多いことは、そんなに素直に喜べることではありませんね。なぜなら企業が内需では儲からないと判断して、海外に進出するわけですからね。つまりデフレが原因で対外投資が増え、結果として対外純資産が増えているのではないかと思うのです。もちろん、円安で上振れするという面もあるのですが。 それから、日本の財政破綻は、財政赤字を100%自国通貨建て国債で賄っているため、財政破綻したくても出来ない仕組みになっています。貸借対照表、所謂バランスシートの性質上、資産と負債の額は必ず一致します。つまり借金と資産の額が完全に連動するのです。借金が減れば資産もその分減り、借金増えれば資産もその分増えるます。 ちなみに、対外純資産で政府債務は相殺できません。増える仕組みが完全に違うものだからです。対外純資産は経常収支黒字で増えるのに対し、財政赤字、つまり政府債務は新規国債を発行すると増えるのです。ですから、対外純資産が世界一だから日本は破綻しないという論調は間違いですね。