なぜ、アメリカは、巨額の対外純負債なのですか?
今日の夕刊に、日本の対外純資産が3年連続増加した、という記事を読みました。
その中に、主要な国の対外純資産高のグラフがありました。
そのグラフによると、日本は300兆円強の対外純資産であり、アメリカはマイナス450兆円でした。すなわち、アメリカは、対外純負債である、ということですね。
なぜ、アメリカは、このような巨額の対外純負債である、のですか?
私は、経済についてあまり知らないのですが、次のようなことに起因する、のかなと考えています。
1.各国が、アメリカ国債を所有している。
2.各国が、金や他の資産を、アメリカに保管している。
などと、考えています。
質問は、なぜ、アメリカは、巨額の対外純負債なのですか?
お礼
返信ありがとうございます。やはりそうでしたか。となると対外純資産が多いことは、そんなに素直に喜べることではありませんね。なぜなら企業が内需では儲からないと判断して、海外に進出するわけですからね。つまりデフレが原因で対外投資が増え、結果として対外純資産が増えているのではないかと思うのです。もちろん、円安で上振れするという面もあるのですが。 それから、日本の財政破綻は、財政赤字を100%自国通貨建て国債で賄っているため、財政破綻したくても出来ない仕組みになっています。貸借対照表、所謂バランスシートの性質上、資産と負債の額は必ず一致します。つまり借金と資産の額が完全に連動するのです。借金が減れば資産もその分減り、借金増えれば資産もその分増えるます。 ちなみに、対外純資産で政府債務は相殺できません。増える仕組みが完全に違うものだからです。対外純資産は経常収支黒字で増えるのに対し、財政赤字、つまり政府債務は新規国債を発行すると増えるのです。ですから、対外純資産が世界一だから日本は破綻しないという論調は間違いですね。