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食事の時間と体重の増加について
私は、朝5時頃に目が覚めてしまうので目が覚めてすぐ朝食をとってしまいます。 そしてそれから二度寝という生活を続けています。 そこでふと思ったのですが、深夜に食事をしてから就寝すると、体重の増加につながるという話を耳にしたので、早朝に朝食をとってからまた寝るという生活は深夜に食事をしてから寝るのと同じように体重の増加や健康面に影響はするのでしょうか? はたまた、寝る前に食事をするというよりも深夜に食事をするから体重の増加につながるのでしょうか? よろしくお願い致します。
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>>寝る前に食事をするというよりも深夜に食事をするから体重の増加につながるのでしょうか? 深夜に食事をすることが体重の増加の直接の原因になるわけではありません。 いろんな研究者が食事の時間と体重の増減との関係を証明しようと躍起になってきてBMAL-1などの発表をしていますが、どれも証拠不十分の状態が続いており、支持を得られていません。 そもそも仮に深夜に食事をすれば太るということが事実ならば、食料難であえいでいる人たち、北朝鮮やアフリカ、シリアの難民に教えてあげれば、少ない食料でも生き延びる可能性が高まるということになります。それってノーベル賞級の発見ですよね。 でもそうはなりません。つまりいくら深夜に食事をしてもそれだけでは決して太れないということです。太るか痩せるかは消費カロリーと摂取カロリーの問題であって、食事の時間は関係がないというのが現在の知見です。 ただ夜遅く食べると太る気がする、という人は現実には大勢います。理由はいくつか考えられます。 一つ目は深夜に食事をするということは、前の食事(昼食)との間隔が空き過ぎて、空腹のストレスが高じ、ドカ食いしやすい。また晩ご飯は時間の制約が少ないので、何でも食べられて豪華になりやすく、食事量のコントロールが難しい、ということがあります。そうならないようにするには夕方頃ちょっとの間食をして空腹を和らげておくという対策があります。 もう一つは深夜に食事をする人は、夜型で自律神経の働きが不調であり、代謝が落ちてしまっているケースも多いです。こういう人は大して食べていないつもりでも、消費カロリーが低いので太りやすいです。上で太るか痩せるかは消費カロリーと摂取カロリーの問題と書きましたが、深夜に食事をする人は消費カロリーが落ちてしまう生活を送っていることが多い、ということです。 では朝早く起きて朝食を摂った後二度寝する生活はどうか、というと、自律神経の働きという点からはマイナスに作用することが多そうです。眠っている間は副交感神経という身体を休める神経が優勢ですが、起床と同時にスイッチが入り身体のエネルギーを燃やす交感神経が優勢になります。朝食というイベントも交感神経を活発にする作用があります。 ところがあなたはその後、寝てしまう。そうするとせっかく活発になろうとした交感神経がどうしていいか判らなくなります。また起床とともにいったん働きが弱まる副交感神経も混乱します。つまり自律神経の働きが落ちていきます。そうするとエネルギーを燃やしていいかどうか身体が判らなくなり、代謝が下がり、太りやすくなる可能性が高いですね。 ということであなたの生活は夜遅く食事をする人と共通する点がいくつかありますので、注意した方がいいと思います。 ちなみに私も毎朝4時半~5時に起きますが、朝食は7時過ぎです。2時間以上もの間何をしているかといえば運動したりシャワーを浴びたりメールを打ったりして過ごします。決して二度寝はしません。あなたにも身体を動かすことをお勧めします。起床後、身体を動かしている間はグルカゴンというホルモンの働きで空腹はそれほど感じませんしエネルギー不足にもなりません。
お礼
とても詳しく解説していただきありがとうございました! 勉強になりました。私も起きてすぐ食事ではなく運動などに時間を使ってみようと思います! 本当にありがとうございました!