あっていません。財閥系でもお金がなくて倒産したりしますから。
1つには、単純に「金持ち」という意味があります。企業である必要はありません。
先輩が部活の後輩に向かって「今日は全員にカツ丼をおごってやる!」とか宣言すると、「おお、財閥!」と声がかかったりします。
本命はもう1つのほう。第2次世界大戦終結以前の、日本における複数の企業を支配した一族を言います。
例えば「三井財閥」と言えば、江戸時代「越後屋」呉服店(今の三越の前身)を経営した三井一族のことです。
最初は呉服店でしたが、だんだん両替商や金融にも手をひろげ、起業したり企業を買収したりして「家業」を広げたので、広く、「一族」+「一族が支配するお金」+「一族が支配する企業群」の合体したものをさす場合もあります。
たんなる企業群、金持ちの個人ではありません。大地主様はどんなに巨額財産を持っていても、財閥とはいいません(上記の、金持ちという意味で財閥と言われることはあります)。
今でも財閥系の企業はありますが、財閥ではありません。例えば、三井住友銀行は、三井財閥系の三井銀行と住友財閥系の住友銀行が合併したものです。
ちなみに、中国や韓国のコンツェルンのトップを占める家族・一族を財閥と言ったりしますが、企業の支配形式が似ているからそう呼んでいるだけです。
世界的に「ざいばつ」というと、日本の戦前の一族のことをさし、三井財閥、三菱財閥、住友財閥、安田財閥などの旧財閥や、日産コンツェルン、中島コンツェルンなどの新興財閥を指します。
どちらもすでに解体されていて、地球に財閥は存在しません。
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