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ブランパンや大豆パン
ブラン(ふすま)パンや大豆パンは血糖値を本当に上げないのでしょうか?インスリンも分泌されませんか?
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違います。 正常な人(I型糖尿病などでない人)であればインスリンは常に少しずつ分泌され続けています。それによって体内の血糖がコントロールされているのです。インスリンの基礎分泌といいます。 ですからブランパンや大豆パンを食べてインスリンが分泌されない、なんてことはありません。少なくとも基礎分泌は継続されています。 糖質をたくさん含むものを食べて食後血糖値が上がると、インスリンの分泌量が場合によっては基礎分泌時の10倍以上になることがあります。この現象をインスリンの「追加分泌」といいます。食後血糖値が上昇してインスリンの追加分泌が起こると体中の細胞が余剰の血糖を摂りこんで脂肪に変えて蓄積しますから「太る」ということです。インスリンの基礎分泌だけだとこのようなことは起こりません。 ちなみにインスリンの追加分泌にも、血糖値のレベルや上昇速度に応じていろいろな量があります。ブランパンや大豆パンでも糖質ゼロということではなく、例えば一個あたり2g~15gの糖質が含まれています。 http://bakery.lawson.jp/natural/ 食事を通じて糖質を摂取すれば血糖値が上がり、インスリンの分泌量も増えます。これはブランパンも例外ではないです。ただし体中の細胞がどの程度のインスリンに反応して脂肪を蓄積し出すかどうかは人によってちょっとずつ異なります。糖質制限のガイドラインでは一食あたりの糖質量が30g~40gを越えなければ、どんな人の場合でも体中の細胞が糖質をため出さないだろう、ということになっています。 一個15gの糖質が含まれているブランパンを2個食べれば合計30gの糖質を摂取することになって、糖質制限の一食あたりの糖質量上限値(30gが一応の目安)に近づきます。 ローソンのブランパンはなぜか2個セットで売られていますね。両方食べちゃうとモノによっては上限ぎりぎりになってしまいます。それに思ったほど食べ応えがないので、さらに追加で何かを食べたくなったり.....それだと糖質量上限値を超えてしまって糖質制限にならないことも多い気がします。 あくまでも総糖質量を計算した上で判断し実践してください。
お礼
とっても詳しく、かつ分かりやすくご回答いただきありがとうございました!! 要は ・インスリンは炭水化物(糖質)を食べた時以外でも分泌されている ・糖質を摂った時は追加で分泌されて、それが糖を脂肪細胞へと運ぶことになる ・しかし糖質30gを超えなければインスリンの追加分泌はなく(個人差はあれど)脂肪細胞へ糖質が運ばれることもない ・糖質が低いとされるブランパンなどでもそれなりに糖質が含まれているので、30gを超える場合もあって糖質制限にならない場合もある ということですね!よく分かりました。大変助かりました。ありがとうございましたm(__)m