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上部消化器病
知覚過敏で辛い物や甘い物、酢の物、胃を刺激する食べ物で胃から胸からひりひり熱く、慢性胃炎、萎縮性胃炎、噴門弛緩、ヘルニア、ピロリ陽性、逆流性食道炎、ファモチジン20ミリ寝る前飲む。薬の副反応で呼吸器が違和感、など多彩な症状あり。医療関係の方アドバイスお願いします。72歳男
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- kurione
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ヘルニアは食道裂孔ヘルニアが正式病名です。もともと食道は胸部(心臓の裏側)を通って胸腔と腹腔を隔てる横隔膜を貫いています。その貫いている部分を食道裂孔といいます。この裂孔部が緩み胃の一部が引っ張り上げられて胸腔内に入り込んだ状態を食道裂孔ヘルニアといいます。食道と胃のつなぎ目を食道噴門接合部といい正常では腹部側にあります。胃酸などの食道への逆流を防ぐ機能をもっています。この噴門部はヘルニアを起こすと胸部側に上ってしまい噴門部は変形し逆流を防ぐ門の機能を失います(噴門弛緩)。胃酸が逆流し逆流性食道炎を起こします。食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎の症状と考えて良いと思います。ピロリ菌は最近では発がん性などのため積極的に除菌されていますが、日本では20代で25%、40代では70%以上が陽性とされています。萎縮性胃炎は胃粘膜が萎縮することで起こります。ピロリー菌が原因とされています。慢性胃炎は日本だけで通用する病名です。胃粘膜が少し荒れているじょうたいを総称してこうよんでいます。 さて逆流性食道炎は高齢者にはかなりの確率で存在するといわれています。加齢により噴門部が緩んで胃酸が逆流するタイプと貴方のように食道裂孔ヘルニアでおこるタイプがあり ます。ほとんどが胸焼け、胸の違和感、圧迫感、喉の違和感などの症状を感じているため薬物治療(ファモチジンなどのH2ブロッカーやPPIプロトンポンプインヒビター)などの胃酸抑制剤を使います。 逆流性食道炎は逆流した胃酸によって食道粘膜が障害を受ける事です。治療は胃酸の分泌をさげ胃酸抑制薬と胃酸を中和する制酸薬を投与します。食道裂孔ヘルニアの場合は時に手術(胃を腹部に戻し広がった裂孔を縮める手術)を行います。若い人は食べ過ぎやストレスが原因の時が多く、噴門部機能は正常なため一時的にファモチジンやPPIを頓用のように飲んで改善することが多いです。(医師は最低2週間は続けて飲むよう指導します)しかし高齢者は噴門部の機能が回復することはありません。24時間にわたって胃酸を抑制する必要があります。 貴方は食道裂孔ヘルニアが原因です。症状も様々で、失礼ですが症状が長く続き、直らないことへの不安により(心因性)症状が増幅されています。通院されていらっしゃるかどうかわかりませんが、お医者様と相談されるべきです。ご自身のちからでは良くなりません。 ファモチジンによる呼吸器症状は副作用と思われているようですがすこし疑問です。
お礼
丁寧なお答えありがとうございます。今、ファモチジンの副作用でしょうか、約2年近く服用で白血球、33まんと云うのでしょうか、赤血球、373、血小板、9まん、と、下がってきました。若い頃から多少貧血でしたが、キーンと耳鳴りも、肩から首筋小脳辺りがくらくらしてます。神経疲れや強いストレスがありましたが、すみません、アドバイスお願いします。腸骨からの骨髄採取にはなりたくありません。頑張ってファモチジン服用止めなければと、思います。