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ソメイヨシノ 接木

ソメイヨシノは接木で増やすそうですが、育った後の様子がいまいちわかりません。もしかすると接木されたさくらは枝だけではなく、台木をメリメリと分け入って根も生やして、最後は台木を不要とする「枝から根までの完全体」としての桜になるのでしょうか?。

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  • cactus48
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回答No.1

造園屋に勤務しています。接ぎ木だけでなく挿し木でも増やせます。 考え過ぎだと思います。あなたのような事を言ったら接ぎ木をした意味が無い じゃありませんか。 育った後の様子がいまいち分からない?。どう意味で言われているのですか。 育っていないとか、育ちが悪いと言う意味でしょうか。 もう少し詳しい状況を書いて貰えると助かるんですが。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 ネットで桜のことを調べてみたらソメイヨシノがクローンだというのに驚いて興味を持った次第です。 桜を見たときに、上と下で違う木が付け足されたような形跡は記憶になかったので、もしかしたら台木は 最初だけでお役御免で成長したら桜が自らの根を生やすのかなあとの 勝手な仮説を持ちました。それが意味がないかどうかはわかりませんでした。 継ぎ目がわからないのは何故ですか?。

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noname#224207
noname#224207
回答No.6

台木をメリメリとやるのではなく、接いだ部分を埋めておくとソメイヨシノの部分から横に根が出てきます。 上と下に根がでたように見えるので二段根とよばれます。 ソメイヨシノの根が育ってくると台木の根は見分けがつかなくなってしまいます。 このようなことはソメイヨシノだけという訳ではありません。 牡丹やバラでやられています。 牡丹は台木に芍薬を使いますが、芍薬の根は寿命が余り長くないので、上に継いだ牡丹から根を出させて長く楽しむようにしています。 牡丹が自分の根をだせば、やがてソメイヨシノのように根から芽が出て本数が増えていきます。 接いだ部分を埋めるか埋めないかでケンケンガクガクやっているのがバラです。 日本では埋めるな、とされていますが西欧では一般に埋めます。 日本で埋めるなというのは、根が余り強くないのと、日本は湿度が高いので、苗木が若いうちは接いだ部分から腐り易いためでしょう。 接いだ部分を埋めて上の部分から根がでますと、ソメイヨシノとおなじように育った根から芽が出て本数が増えます。 埋めないと接いだ部分の上から横に枝が出てくるだけですので、株としての本数は増えません。 参考 バラの接木部分は出して植えて下さい。という根拠が知りたいです。 log.engeisoudan.com/lng/201305/13050024.html ソメイヨシノだけではなくなぜこのようなことをやるのかというと、若い間の根の強さの問題です。 園芸品種というのは多くの場合、若い間は根があまり丈夫ではありません。 野生に近くて根が丈夫なものを台木にしてこれをカバーするのが目的です。 種が入手し難いというだけの理由ではありません。 ソメイヨシノも時々小さな実がなって種がとれることがあり、それで増やすこともあります。 野菜でもやられています。 スイカは根の丈夫なユウガオ(カンピョウ)を台木にして接いだものが園芸用の苗として売られています。 ナス、トマト、キュウリなどでも同じような接ぎ木苗が売られています。 野菜は一年で終わりですので、わざわざ根を出させるようなことはやらずに接ぎ目は埋めません。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 面白いですね。

回答No.5

再び#2,#4です。 竹は地下茎を伸ばして繁殖しなすからね。 >これは接ぎ木したソメイヨシノだけの芸当でしょうかね?。 >ならばなぜそうなるのか。受粉で増えない事の代償かしら? ソメイヨシノに限らず、挿し木が可能などの植物にも同じことが言えます。挿し木ができる植物は発根します。 つまり接ぎ木した部分を地中に埋めてしまえば、どの植物もそこから根が出るということです。 確かに、ひ弱なソメイヨシノに多い芸当でしょう。なぜなら地上4~5cmで接ぎ木する樹木は多くないでしょう。従って他の木の多くは接ぎ木部を地中に埋めていませんから、その芸当(特徴)は必然的にソメイヨシノが目立つことになりますね。 ソメイヨシノの成木を見て、この木は接ぎ木部を「地中に埋めてる」「埋めてない」というのを確実に判断できる人は余程の達人です。 他の木は60~100年単位で管理されることは少ないですから、接ぎ木部分を地中に埋める樹木は多くないでしょう。おじいちゃんのや曾おじいちゃんの代から引き継がないと「枯れ」については、そこまで気にして植樹してないでしょうね。柿の木なんか結構上のほうで接ぎ木されますからねぇ。どのくらいで枯れるかどうかについての調査も当然進んでいません。人間とは寿命の単位が違いすぎますからね。 ソメイヨシノについては特殊事情ががあります。国立公園や各区市町村の自治体や公的機関・学校などで管理されることの多いソメイヨシノは、接ぎ木苗も一括大量生産されます。公的機関やその委託によって管理されることが多いんですね。 ソメイヨシノは様々な調査が入ります。「どのくらいの樹齢で枯れだすか」「病害虫」「環境との関係」手厚い調査が入ります。 ソメイヨシノが樹齢60~100年程度で枯れるものが多くなることが調査で判明すれば、枯れにくくなるように接ぎ木部分を地中に埋める植樹法がスタンダードになっていくでしょう。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 地中かどうかでセンサーが働いて根が生えるのも不思議な事ですね。 あと台木より太くならないのかなとか疑問に思いました。

回答No.4

再度#2です。なるほど。No.1の方へのお礼を見て聞きたいことがよく理解できました。そういう意味ですか。大変すばらしい仮説を立てられましたね。 接合部の組織が上下には移動しませんから、接合部より上はソメイヨシノで、下はあくまで台木(ヤマザクラなど)です。 ソメイヨシノは、地上5cm前後とかなり低い位置で接ぎ木されますから、成長した木の接合部分はまったく分からなくなります。 次に質問者様の仮説についてですが、桜の接ぎ木は非常に弱く、ソメイヨシノは寿命60~100年程度で枯れることが多くなります。 昔はそういうことがはっきり判明していませんでしたので、接合部は地上に出すことが多かったと思います。従って根はあくまで台木(ヤマザクラ)です。 ところが枯れるソメイヨシノを目にするケースが目立ってきたため、接合部を地下に埋めることが多くなったと思います。 参考に:http://f.hatena.ne.jp/ogohnohito/20140202090459 ここから質問者様のお考えの部分が入ります。「枝から根までの完全体」になることはありませんが、寿命を延ばすため接合部を地下に埋め(深植え)、ソメイヨシノからも根を出させるようにします。これにより近年のソメイヨシノは、台木とソメイヨシノの両方からの根で生育するものが多くなってきています。挿し木的な効果が出てきているわけです。言ってみれば”準完全体”でしょう。 これで接合部が枯れたとしても、ソメイヨシノである部分からも根が出ていますから寿命が延びます。当然ながら地下に埋まっている接合部が見えるはずもありません。 根から新芽が出てるのも時々見ますが、あれは実際のところ台木の芽とソメイヨシノの芽が混在してるでしょう。 ここにも面白いことが書いてありますよ。 http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/rosaceae/someiyosino/someiyosino3.htm

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質問者

お礼

ありがとうございます。 根から増えるのは竹みたいですね。 これは接ぎ木したソメイヨシノだけの芸当でしょうかね?。ならばなぜそうなるのか。受粉で増えない事の代償かしら?。 「風の谷のナウシカ」の王虫が「個にして全、全にして個」と言ってましたが正にソメイヨシノの特徴と同じ。そういえば、マンガの中で人間が王虫のクローンを培養していました。 宮崎駿は、もしや、ソメイヨシノに設定のヒントを得たのかもしれません。

  • cactus48
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回答No.3

接ぎ木がされているなら接ぎ目は分かります。ただ良く見ないと分かり にくいと思います。地際から数センチ上の部分が若干膨らみを帯びてい れば、その部分が接ぎ木部分だと言う事です。 たぶん台木と接ぎ枝が動体化しているので、見た目には分かりづらいと 思います。 あくまで台木の根で生きて居ると考えて下さい。台木をメリメリと分け 入って根が生えるって事は絶対にありません。台木と枝が完全に密着し た事を園芸用語で活着と言います。現在は完全に活着した状態であると 考えた方が良いでしょう。 余談ですが、次からの質問は農学ではなくライフの中のガーデニングで 質問されて下さい。その方が多くの回答が得られます。

MONKEYMONKEY
質問者

お礼

ありがとうございます。ネットでは、そこらへん詳しく描写されてないので専門家の方に教えて頂いてようやくイメージがわかりました。 受粉では育たないから全て人為的に植えられている事になり、だからこそ品種の維持が実現してて、そういうのが無計画なのに全国に広がっている。面白いです。 ガーデニングとは思いませんでした。今度からそうします。

回答No.2

なりません。いつまで経っても上と下は別物です。 大きくなると、やがて根や、根元から新芽が出てくるようになりますが、それはあくまで台木のほうの新芽ですから抜かれて処分されます。

MONKEYMONKEY
質問者

お礼

ありがとうございます。なるほどそうなんですね。