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何故多くの日本人は"雇われる"前提なのか

ふとした疑問です。 日本人の多くは大学を卒業して大手企業に就職する事を目標に掲げて生きる人が多いです。これはそういう国家レベルの洗脳的な刷り込み(文化、習わし)なのでしょうか? もっとスポーツ選手や芸術家や起業家などの選択肢がきっちりと提案され、その提案を受け入れられる制度やシステムがあってもいいのでは?とふと思いました。 現状、スポーツ、芸術系(音楽、絵、文学、お笑い)、新しい企業など、日本は狭き門であるとともに徐々に衰退しているように感じます。 これは日本がそういった文化なのでしょうか? それとも諸外国もこんなもんでしょうか? 皆様は大卒市場やこの雇われる前提に生きる日本人の性質をどの様に考えていますか?回答お待ちしております。

みんなの回答

  • moritaroh
  • ベストアンサー率56% (658/1172)
回答No.13

日本人の性質、とらえるのは早合点しすぎだと思います。 参考として、2014年度版の13歳のハローワークでの将来の職業希望のアンケートを見てみます。 http://www.13hw.com/jobapps/ranking.html 企業などに「雇われる」ことを大前提とする職業であるのは、 グランドホステス(1)、保育士(4)、看護師(6)、ディスパッチャー(7)、公務員(10)、薬剤師(11)、金融業界で働く(14)、小学校教師(17)、大工(18)、編集者(20)、警察官(21)、動物園の飼育係(27)、幼稚園教諭(28)、芸能マネージャー(29)、ホテルで働く(31)、テレビ業界で働く(34)、臨床心理士(37)、スポーツ用品メーカーで働く(41)、スポーツのチームや組織で働く(43)、NASAで働く(46)、水族館の飼育係(47)、アパレルメーカーで働く(50)、客室乗務員(51)、中学校・高校教師(57)、陸上自衛隊(60)、プラネタリウムで働く(65)、宇宙飛行士(67)、エンジニア(72)、PA・音響(74)、理学療法士(78)、天文台で働く(79)、パイロット(82)、電車運転士(84)、消防官(85)、アメリカ軍兵士(86)、航空自衛隊(90)、音響エンジニア(94)、海上自衛隊(97)の37職。 それ以外の職業は、たとえばプロスポーツ選手(2)のように、なんらかのチームおよび企業に所属するような形を取ることもありますが、知名度や就業スタイルとしては個人事業種や起業家に近く、同じように、ファッションデザイナー(3)、パティシエ(5)、ゲームクリエイター(8)、医師(9)など、企業などに所属する場合もあれば、個人で起業することもイメージしやすい職種が相当数あります。このように考えると、雇われる前提であっても、「◯○師(士)」のような国家資格を必要とする職についても、資格取得後、個人で起業したり独立したりできるものもありますし、動物園の飼育係(27)、ホテルで働く(31)のように、自分が理想とする動物園やホテルがなければ自分自身でそれをつくる、という考えも浮かぶでしょう。また、技術者や研究者のように、自身の能力次第で、企業などに所属していながら、半ば個人事業主化してしまうような職種もあります。 このように見ると、国家レベルで"雇われる"ことが良いことかのような刷り込みが行われているというより、雇われる側or雇う側という2択以上の、柔軟な職業選択のあり方が教育の現場や日常を通じて子供たちに提示されていると思います。 しかし日本のビジネス分野が多岐に渡っていることもあり、どのような職種を選んでも、個人で店舗や事業所などを構えるスタイルなのか、そういった事業所などに就職するのか、が、概ね存在しているとも思います。 なので、質問者さまが疑問を持たれているのは、どのような職種を選ぶか、ということより、選んだ職種の中で『社長になりたい』と思う人が少ないのではないか? ということではないか、と。また、その職種で独立開業しようといった『意志や発想が貧弱』ということにもなるのかもしれませんね。 しかし、後者のような独立開業や新規分野の職業開拓というのは、果たして『誰かが教えてくれる』ことなのでしょうか? どうやったら社長になれるのか、どうしたらスポーツ選手としてお金を稼げるのか、どうやったら芸術家として食べていけるのか、ということについて、それらの「how to」的なものは、実験的に教育現場でのカリキュラムとして投資や起業などを行っている場合はあっても、おそらく日本でも他の国でもそれらがスタンダードとなるレベルで確立されることはないと思います。 ただ、賛否はあれど、ドイツのマイスター制度や進学か特別な技術を必要とする職を目指すかの選択を早期に行ってしまうギムナジウム制度、イギリスのナイトの称号…などなど、ある一定の、稀有な能力を必要とする職種を保護する社会体制は、日本ではあまり進められていませんね。フランスなどでは所得の不安定な芸術家などの活動を担保する芸術家専門の保険会社があったり、職業欄に堂々と「芸術家」とかけたりします。 日本では確定申告をしようにも、「芸術家」は職業欄に書けなかったり、所得が不安定であるがゆえに活動資金の融資を受けられない、など社会的には圧倒的に不利です。 そういった制度的な差が、職業選択として無難な方向に多数派を向かわせてしまっているとは思いますが…。 ただ、もうひとつは、高度経済成長期のような不自然で急速な発展を遂げた日本経済ゆえに、それが文化的な『幸福論』をも変えてしまったのではないか、とも考えられます。 高度経済成長期を経ることで、「所得は少ない(もしくは不安定である)が、自分がやりたい仕事ができることが良い」というものではなく、「職業よりも、高所得で豪華な生活ができることが良い」ということが、豊かさや幸福の価値観になってしまったのではないか、と。 もちろん、スポーツ選手や芸術家や起業家などがお金が稼げないわけではなく、その内の一握りの成功者には大きな金銭的メリットが発生します。ですがそれはあくまでも結果論であって、それらの道を志す人の多くは、所得よりも「やりたいこと、興味があること、得意なことを仕事にしたい」と考えたのが発端ではないでしょうか。 個人的な予測としては、今後、日本の経済も停滞し、人口減からどんどんと「高所得=幸福」ではないという価値観も生まれてくると思います。そうなってくると、"雇われる"前提というのは崩れてくるのかもしれませんね。 フランスやドイツなどを例に挙げましたが、それらの国は、日本よりも発展した時期は早いものの、悪く言えば、日本より先に衰退し停滞している国でもあるので、"雇われる"前提の人々が生き残りやすい社会環境というのは、ある意味で経済的に発展しているがゆえで、特殊な職業が増えていくというのは、その経済的発展と引き換えになるのかもしれません。

  • mudpuppet
  • ベストアンサー率35% (388/1095)
回答No.12

教育機関が雇われる前提の人間を育てるのは これは成熟した近代社会全般に見られる現象です。 ちなみに雇いたい側(起業した人)は教育機関を全く信用していません。 国家レベルの洗脳というのは言いえて妙ですね。 ご存知の通り富国強兵策を掲げて全国民に対する普通教育を施した結果 戦争に突っ走り自治権を奪われた過去を持っているわけです。 しかし教育制度自体は明治時代から大して変わっておらず 良い兵士が良いサラリーマン(企業戦士)になっただけですね。 疑問にお応えしますと、 日本だけに見られる文化ではなく欧米でも問題になっています。 ブーメラン世代って言葉を聞いたことはないですか? そしてMBAとかいろいろ資格持ってるのに独立したがらないのもどこも一緒です。 ただし、これはたぶんどこの国でも一緒でしょうけど 起業する人って10代のころから自分で稼いでるんですよね。 なので親がそれをさせたがらない日本だと 特に起業したがらない人は多いと思います。 教育制度が普及していなければ 自分で自分を養う人の割合が当然増えます。 なので学校や教師の数が足りないとされている 東南アジアなんかは今成長真っ盛りですね。 インド、アフリカはこれからでしょう。

回答No.11

なんらか事業をやろうとか思うまえに、それ以外の遊びの誘惑にかられる環境にあるとか。たとえばパチスロ屋とか 無駄な娯楽に労をそそぎやすい環境は世界一な気がする

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11082/34532)
回答No.10

>これは日本がそういった文化なのでしょうか? そうでしょうね。理由は他の方がいろいろ書かれているのと同じです。ちなみにイギリスのあのチャーチル卿は我々について、「日本人は喉笛に噛みついてくるか、ひれ伏すか、どちらかだ」とおっしゃっています。 >それとも諸外国もこんなもんでしょうか? 少なくとも中国では「独立して社長をやるやつが偉い。雇われるやつは能力が劣っているから雇われるのだ」という価値観なのだそうです。だからなかなか大企業が育たず、すぐポコポコ独立しちゃうんですって。 >皆様は大卒市場やこの雇われる前提に生きる日本人の性質をどの様に考えていますか? 日本の風土気候では、そういう生き方がいちばん死なない確率が高かったのだと思います。日本では震災のような大災害が起きても諸外国のように無秩序や略奪が横行するということがほとんどありません。それはそういう気質も影響しているでしょうし、そういう気質だからこそ大災害が起きてもパニックを起こさないのだと思います。

  • satouenn
  • ベストアンサー率13% (286/2073)
回答No.9

皆と同じがいいからなのではないでしょうか?起業する、とかなると何かと目立ちます。 あとは、良いロールモデルがいない、とか、失敗する(レールから外れる)とリカバリしにくいので、挑戦しにくいのもあると思います。

noname#252929
noname#252929
回答No.8

本人の気持ちの持ち方でしょう? 私は技術屋なので、経営をやるより、社員の方が楽でいいからなぁと思っていたのですが、気が付いたら、国内で会社を起ちあげて、海外にも会社を起ちあげて、経営者になっている状態です。 誰だって、経営者に成ろうと思えばなれると言う事なんでしょうね。 スポーツ選手や芸術家は、実力主義の世界です。 実力が無ければ、やっていけないですので、そりゃ狭いのは仕方ない話です。 企業かはやろうと思えば誰でも出来ますよ。 当然、会社が続くかどうかは別の問題で、日本なら30万位あれば会社は簡単に起こせますからね。 ただ、なにをするために起業するのかは、その人の努力が無ければだめですけど、これはどこの国だって同じです。

  • cse_ri2
  • ベストアンサー率25% (830/3286)
回答No.7

作家の境屋太一さん(一時期、経済企画庁長官もしてました)が、そういう本をけっこう書いてましたね。 「大量規格社会」とか。若い人は、知らないかもしれませんが。 あと、古くは明治時代にまで遡ります。 小室直樹氏の「憲法学入門」だったかな。司馬センセの「この国のかたち」でも少し触れています。 要は、明治の文明開化の時代、政府が必要とする官僚を早急に育成するため、作ったのが東大と京大。 そこで欧米の学問を輸入して、とにかく知識を詰め込ませたわけ。 今の大学システムは、その東大・京大モデルを拡大発展させたもの。 これが、戦後の暗記優先の受験勉強にもつながります。 まあ、昭和の「追いつき追い越せ」の時代までは、それでもよかったんですが、ある意味では日本は世界最先端の課題先進国になってしまい、参考にするモデルがなくなってしまいました。 少子高齢化とか長期デフレとか、はたまた世界に例を見ない「自称、平和主義。実質は他国に安全保障を依存していた国の行く末」とかね。 今の日本に必要なのは、自力で問題を解決できる人材です。 しかし、教育制度や世間の意識が、未だに古いままでいるのが実情です。 これでは、諸問題がなかなか解決しないのも、まあ止むをえないですね。 かといって、いつまでも今の状況でいて、良いわけはありませんが。

  • kohichiro
  • ベストアンサー率21% (306/1447)
回答No.6

>現状、スポーツ、芸術系(音楽、絵、文学、お笑い)、新しい企業など、日本は狭き門であるとともに徐々に衰退しているように感じます。これは日本がそういった文化なのでしょうか? 情けないですが、そのようですね。 >もっとスポーツ選手や芸術家や起業家などの選択肢がきっちりと提案され、その提案を受け入れられる制度やシステムがあってもいいのでは?とふと思いました。 これはその通りだと思います。 現状の一例ですが 地方文化の向上と地方生活の質の向上を目指して一流芸能の地方公演を下ささえするNPO法人の活動に一時関わっていましたが、会員制のチケットを売り歩くにつけても、一般のひとたちが生活の中にそういう質の高い娯楽を取り込む意欲の薄いことに絶望しました。 若い人間がまず実質生活の確保にしか目を向けられないし、楽しむ時間もないのは、いまの時世、仕方がないとも思いますが、金も時間も(若者に比べて)有り余る団塊の老人たちがあまりにも安っぽいTV娯楽だけで自足していることに情けなさを覚えました。そういう娯楽はある程度のコストがかかるのですが、本物のゲイジュツを楽しむという意味を知らず、ともかく食い物以外のことにけちる、ただのチケット以外見向きもしないという無趣味結構人間が昨今どんどん増えているように思いました。 社会がそういう一流芸能、一流芸術、芸術家をみなで一灯なりしたささえしないと、彼らは育たず根ぐされしてしまいます。 これからの日本はつまらない国になっていくでしょう。

  • tzd78886
  • ベストアンサー率15% (2590/17104)
回答No.5

日本の教育は、戦前は「良い農民」「良い兵士」養成機関だったのが、戦後「良い勤め人」に変っただけです。個性をつぶし、大勢に従い、意見や人と違うことを言ったり行動すると嫌がられる。こういう教育を受けてきた人たちが自営業に乗り出そうとする確率が低いのは当たり前です。「実業家」「自営業」などを生業にする人たちの大半は「変った人」なのはそのためです。つまり彼らは日本の教育に逆らって個性を磨いてきた人たちで、教師からは嫌がられてきた人が大半です。

  • tef84754
  • ベストアンサー率33% (35/103)
回答No.4

日本の社会の幸せとは、まずは「安定」を求めています。 あまり目立つようなことがもともと苦手な民族なのです、出る杭は打たれる、そのような言葉もあるぐらいですからね。 また、学校の教育でも、子供の時から勉強をして大きな会社に入れば生活が「安定」する=幸せになれるというような考え方を教え込まれて来た影響もかなり強いでしょうね! それと比較をすると、自営業などは、商売が上手く行っている時にはそれでも良いのですが、良い時と悪い時との波がサラリーマンよりかは極端ですよね? 波がある=不安定=不幸せ というような? そんな考え方の人達が昔の日本人の大人には非常に多いのです! (特に、今でも女性は安定を好む傾向が強いとも思います) 起業家の道を選択するのであれば、親としては、それよりも安定をしている職業、サラリーマンになって貰った方が心配が少なくて良いからだとも思います。 ですが? 私は個人的に大手企業に就職をする人生だけが「幸せ」だという考え方は、今現在では、もはや時代遅れになってしまっているとも思うのです! 大手企業ですら倒産する危険性も昔よりも多くなっても来ていますし、年功序列で毎年会社で仕事をこなしていれば勝手に給料がどんどんあがって行くというわけでもありませんからね! その人、その人で、職業選択の道も今ではたくさんひらかれて来ているとも思います、その人が本当に好きな事を仕事として選択をすることも出来るような、そんな「幸せ」という価値観も、今現在では人それぞれで異なって来ているというような気がするからなのです。 そして、収入を得るという方法も、現在では人によりさまざまなやり方がありますから、自分のやりたい道で生活をして行く事が出来れば、そちらの方が長い人生においては幸せなのではないのでしょうか?  私にはそのようにも感じられてしまうのですけれどもね・・・。