補足にお答えします。
謡と仕舞と一緒に稽古するか、先にどちらかを始めて後で両方にするか、
それは全くする人の自由です。
謡も仕舞も関連がありますから、同時に初めていいのです。
(稽古する謡と仕舞は別の曲です。謡の稽古順 ~ やさしい曲から上級の曲へ ~ と仕舞の稽古順は違います)
いま習っている謡の曲を、仕舞でも習うということは、まずありませんから、そこは間違えないでください。
問題は、両方やると、それだけ時間と金がかかります。
謡には、月謝の他に稽古本と扇子、
仕舞には謡と別の月謝、白足袋、仕舞用扇子、足袋は洋服に足袋を履いていればよろしい。しかし和服が欲しくなる人は多いようです。女性の場合、カルチャー教室はそうではありませんが、能楽師自宅の稽古場へ通うような人達は着物の見本市になってるところもないとは言えません。
片方から始めるなら謡が先です。それで、面白くなってきたら仕舞も始める、という順番でしょう。
まあとにかく、2コースだから月謝が倍になること、素人弟子達の発表会にもでなきゃならないこと、発表会前には集中してやる特別の稽古料がかかることもあり得ます。
子供のピアノ教室バレエ教室でも発表会があり、その時の特別レッスン料は、ピアノ教師バレエ教師の予定している年間収入の一部です。
能楽師も舞台に立って能を舞うギャラではなく、素人弟子に教える月謝が主たる収入ですから、稽古本も扇子も先生を通して買うのであり、こんなに金がかかるのか、とは後から気づくんじゃなく、はじめから月謝以外の費用は掛かるぞと認識していることです。
補足
丁寧な解答ありがとうございます。 習い初めですが、 謡から始め、ある程度経ったら仕舞いも稽古して貰うという形の方がよろしいのでしょうか? 同時に進めていくのもありみたいですが、どういう形が主流なのでしょうか。