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歯医者で歯垢除去を上の歯だけしか出来ないのは本当?
歯医者さんの定期検診で、歯垢除去をしていただいたのですが、保険の関係で、今日は上の歯だけしかできないと言われました。下の歯は、また来週にやりましょう、と言われたのですが、本当に保険の関係で、出来ないのでしょうか? 今まで、違う歯医者では、そんなことを言われたことがなかったので疑問に思いました。 忙しい中、歯垢除去だけで、2回も通うというのは困ります。 ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授くださいませ。 よろしくお願いします。
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これは色々と健康保険の問題点です。 まず第一は数年前に歯石除去(質問者さんは「歯垢」と書いてありますが、 正しくは「歯石」です。)に関しては、 上と下とを同日に行うことは原則認めないという通達が出ました。 現在では特別な理由があれば同日に行っても構わなくなりましたが、 基本はやらないのが通例です。 もう一つは「高点数指導」という問題がはらんでいます。 歯科医院(一般医院でも同様)で一人の患者さん当りの保険点数が、 その県の平均よりも20%以上多い場合には、 「高点数指導」という早い話が「お呼び出し」があります。 最初は集団指導といって、講習会形式で行われますが、 そののちに「個別指導」といって、かなり辛辣なことを言われます。 あまりにもひどいので、数年前からは「弁護士帯同」が認められました。 裏返して言えば、弁護士が伴わないと、歯科医師側は言われ放題とい状況のようです。 それを避けるのは簡単に言えば、 患者さん一人あたりの保険点数を下げればいいので、 1回(正しく言えば1ヶ月あたりの)診療内容を減らせば、 点数が下がる計算になります。 つまりどちらにしても「健康保険」という枠組みの中で診療するには、 大きな制約あることを理解することが大事です。 もちろん歯科医院側であっても、そんなルールを無視して、 患者さんに一番ベストなやり方ができるのがいいのですが、 健康保険はそれを許さないと思ってください。 健康保険の支払側は単に目先の点数が下がる=その月の健康保険支払額が下がる ことが主眼であるとしか、思えません。 なので、歯科医院の個別の問題ではありません。 日本国民全部がこのことを理解し、一丸となって 声を上げる必要があるかもしれません。 なお先の高点数指導については「高点数個別指導 自殺」 で検索を掛け下さい。 実態がお分かりいただけるかと思います。