それは、やっぱり子育て世帯の貧困化をどうにかしないと。
夫婦共稼ぎでそこそこに年収を維持する家庭も、子供が産まれた途端に、片方の収入が無くなるので貧困化するのです。三人作れば、10年程度はその片方はほぼ無収入になる。その10年後には、途方も無い教育費がかかる。教育費で経済がパンクしたところに、親の介護が来る。介護世代も兄弟が少ない一人っ子世代なので、夫婦二人で、四人の親の面倒を見なくてはいけなくなる場合も多い。だから、三人は産めない、でも一人っ子だと可哀相。それが、連鎖する。
子育て世代は、働く世代でもある、頑張って働いて稼げば稼ぐ程、子供を産むということは、その収入を放棄するということだから、余計に産めなくもなる。こうして、収入がある世帯程、子供を作らないという図式も出来上がる。日本人は貧乏が嫌だし、貧乏はその人の怠慢だと蔑視するでしょう。それが、資本主義の教育だったから。生活保護を受けている人なんかを、ものすごく軽蔑するじゃないですか。生活保護を受ける世帯には、子育て家庭も多いんですけどね。
日本が今しなくてはいけない事は、賃金の引き上げと雇用制度の改革だと思います。でも経済連に肩身が狭い政治は、そこに手を付けれない。そうして国民全体からの税収はどんどん減るから、より経済連を頼りにする。これも、堂々巡り。
すでに、破綻しているんですよ。日本は、貧困国なんです。次の世代は貧乏に慣れて貧乏に強いから、戦後の親たちのように国を復興させるかも知れません。或いは、清貧の暮らしに甘んじる慎ましい国民性が復活するかも知れません。
政治より、民間や個人を頼りにする時代だと思います。
補足
仰る通りですね。よく解りました。有難う御座いました。