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建築設計と現場業務について

私は大学で建築を専攻し現在就職活動をしています。 私には障害があり車椅子を使用しています。設計職を希望しているのですが建築現場でのハンデがネックとなりなかなか話が進みません。 大学での建築作品のプレゼンなどでは評価はいただいています。 建築に対する気持ちを絶ちさえすれば他業種への就職は比較的簡単なのですが、建築を通して社会貢献・生活の提案をするという想いは変わりません。 今後、設計事務所への問い合わせなどもしてみようと思いますが、就労条件等の不安もあります。 建築業界の現状や情報などがあれば、ぜひ教えて下さい。よろしくお願いいたします。

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回答No.1

はじめまして、私も大学で建築を専攻し設計事務所を開いております。(現在はその他にも経営しておりますが) 建築業界という所より設計者の立場で依頼主の所へ出向くときに車椅子がハンディキャップになる事があると思います。公共の場所では車椅子の対応が進んでいますが、一個人の家となるとそうはいきません。また現地調査の時もそれは言えると思います。建設場所がいつも平らな場所だとは限りません。山の中腹だったり、敷地に高低差があったりで、おおよそ車椅子では活動は無理かもしれません。おそらくこのような事が原因で就職活動が上手くいかないのだと思います。 きつい言い回しになったかもしれませんが、建築業界の現状ではないでしょうか。 ただ同じ建築を進む者として、無条件で応援します。車椅子のハンディキャップを逆に生かした設計があなたには出来るのではないでしょうか。ある学校で私は講師として設計を教えています、私は車椅子に乗ったことがありませが車椅子の通路巾は・・・、動線としては・・・、トイレは・・・、段差は・・・、と言ったように生徒に講義していますが、これはあくまで一般的に車椅子ではこうであると言う前提でのないようです、同じ車椅子の人でもおそらく色んな感覚の違いがあると思います。これは通常車椅子を使う人でなければ解らないと思います。また車椅子だけでなく車椅子を降りた時のこともそうです。設計者の中にそれが身をもってわかる人が必ず必要です。あなたのおっしゃる、<建築を通して社会貢献・生活の提案をするという想いは変わりません。>を貫いてほしいと思います。 最後に設計事務所の就労条件ですが、たいていは給料が安く、残業が長いのが設計事務所です。独立して設計事務所をされているほとんどの方がその経験をしているのではないでしょうか。長文になりましたが、初志貫徹をお薦めします。

samni
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 現実問題の厳しさを感じたと共に、それ以上に今後もやはり建築を続けて行こうという思いにつながりました。 諦めずに活動を行っていけば、必ず私を必要としてくれるお客さん、仕事に出会えると思います。 建築が持つ力は良くも悪くもすごいもので、時には感動さえすることがあります。 路頭に迷い足踏みすることもあり、それは当然という覚悟をもって、積極的に自分のフィールドを探して行きます。

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  • ta-chi
  • ベストアンサー率24% (28/116)
回答No.4

悪徳不動産屋です。 今は不動産屋ですが以前は10年間現場管理者をしてました。そこには車椅子の設計士がいました。現場に行くのも一緒に行きましたよ。こいつがまた口うるさいやつで、『設計図と現場が違う』とか『こっち行け、あっち行けとか』現場管理者としては、苦労しました。しかし、この車椅子の設計者には、絶対に口答えできませんでした。とりあえず建築のことならこいつに聞け。てな感じで、私は、知識の面では絶対にかないません。上棟式の時一緒に言って『この現場監督は、おっちょこちょいやけど』設計士の方がおられるから安心とまで、お客様言わしめていましたすごい人でした。この人のおかげで、知識が向上したのも事実です。障害者の方には、厳しい業界とは思います。この設計者のようになってください。 大手の建設会社が言いと思います。設計と言っても分業されており、現場に行くことない設計士もいます。そういうとこで勉強して、誰からも尊敬される設計士を目指してください。

samni
質問者

お礼

大変貴重なご意見ありがとうございます。 やはり仕事をやっていく上で一番重要なのは個人の能力なのだと痛感いたしました。私はまだまだそこまではいたっていませんが将来は必ず他者に尊敬され頼られるような仕事をできるように努力します。 建築の力と自分の力を信じて頑張ります。

回答No.3

専門的な事に関しては、他の方がとても適切な回答をして下さっているので、建築主(つまり一般人)の立場から書いてみたいと思います。 例えば、私はペットとの同居を重要視しています。 その時に、まじめに(バカにせず)その立場に立って相談に乗ってくれた建築士に決めました。彼は動物を飼っていて、他の方より気持ちが断然解ってくれたからです。 ペットよりもさらに真剣勝負になるのが、 今や常識化しているバリアフリー問題ですよね。おりしも出生率の低下が発表され、ますます日本は老人がいっぱいな国になり、介護をしてくれる人が減る訳ですから、なるべく自分で何とかしたいと誰もが思います。 現場の問題は大変そうですが、全員が必ず足元の悪い現場を入って行かなくてはいけない商売なんでしょうか。(どうもそれっぽいですが) 大きな設計会社に入れば、ある程度作業を分配して、 内勤の量を増やすとか出来ないものでしょうかネ。 先の方が言われているように、病院や施設を多く手掛けている会社などでは、あなたの力が非常に役に立つと思えてなりません。そこを売りにした就職用の論文?宣伝文?プレゼンシート?みたいな物(今、車椅子でない人が考え出したバリアフリー基準がいかに問題が多いか、単純に基準を持つだけでなく、一件一件の物件よってその建物の個性によりニーズが違う事、など、あなたが普段感じている事や意志を…)を作って売り込んでみるとか(^-^)。 たかがペットとの共生でも、飼っている建築士さんとそうでない建築士さんには考え方に大きな差がありました。 介護、医療、公共施設などでリアルなアイディアが生かされて大活躍できる事を応援、期待したいと思います。よろしくお願い致します。

samni
質問者

お礼

大変貴重な言葉ありがとうございました。 設計にも現場にも利用者も一つの建築に関わる人はとても多く、また、建築へのニーズも無限であると思っています。それゆえ建築の可能性には底が無く、私が最も惹かれる要素です。自分自身を高め、いつか私が関わったことで素晴らしいものを作り出せたと言っていただけるように精進します。

  • 839hsc
  • ベストアンサー率33% (7/21)
回答No.2

設備会社で現場監督をしていました。 建築現場では職人や現場監督だけでなく設計士も立ち合いなどします。建築中のため、段差や資材が積んであったり結構危険です。大変失礼な言い方になってしまいますがあまり向かないと思います。 でも私はあなたのような人が絶対設計の場に必要だと思います。最近の建物は段差のことなど結構気にして作ってますし便所に関しては手すり取付や身障者便所というのは当たり前のように設置されています。便器や手すりなど専用品がありメーカーの施工要領書もありそれにならって取付をしますがやはり現場により多少のアレンジが必要ですしどうしても「こんな感じで使うだろう」という判断になってしまい完成した物と使う人に距離というか差が出てしまうように思えます。そこであなたか車椅子を使用しているならあなたと使う人との距離は私たちよりずっと縮まってよりよいものができるのではないでしょうか?バリアフリーのことをまじめに考えまた、施工物件で病院や福祉施設を多く手がけているような会社を探してみてはいかがでしょうか?あまり向かないと言っておきながらですが、全くダメと諦めず、がんばってください。

samni
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 建築現場での話、設計への需要の話共に私にとってはとてもプラスになるアドバイスでした。 (必要は発想の母)という思いと、建築が持っている魅力、また、いいものを作りたいという信念を持ってこれからもがんばります。

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