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温度、湿度と水の蒸発しやすさの関係は
ある温度、湿度における水の蒸発しやすさを求める方法はないでしょうか。 目的は別条件下での洗濯物の乾きやすさの比較です。 たとえば30℃90%、10℃10%のふたつの場所があった場合、どちらに干すべきかはどう判断すればいいのでしょうか。
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>たとえば30℃90%、10℃10%のふたつの場所があった場合、 そして重要な風の流れと日照・・・これが一番重要になるでしょう。 液体の水と気体の水の境界・・界面・・には互いに水分子が衝突して入れ替わっています。双方から界面に衝突して気相⇔液相の数がつりあったときが飽和状態。 液相分子から気相分子になるときには当然エネルギーが必要ですから温度は下がります。温度が低下すると分子の運動量は減少しますから液相から気相に移動する数が減る。太陽の日照などがあるとぬれたものの温度は下がりません。 気相中に水分子が増えても、そこに風があり湿度が高くなった空気が吹き飛ばされると蒸発を続けることができます。 なお30℃の水蒸気圧は42 hPaで、残り10%ですと、4.2hPa 10℃の水蒸気圧は12 hPaで、残り90%ですと、1.2hPa この数値だけでしたら、10℃のほうが乾きやすいようになりますが、風が吹いている状況でしたら、洗濯物が温められることも含めて絶対的な水蒸気圧が大きい30℃のほうが乾くかもしれません。 多分、風速や日当たりが、温度・湿度以上に重要なファクターになりそうですね。
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- tanuki4u
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http://www.ee.t.u-tokyo.ac.jp/~sugiyama/lecture/process/3_3_transport_phenomena.pdf P3あたり 物質移動は濃度差の関数であり、(直接的には)温度の関数ではない。 30℃90% 3.04 g/立方 の濃度差 10℃10% 8.37 g/立方 の濃度差 なので後者の方が物質移動は大きい ちなみに 30℃85% 4.56 g/立方 の濃度差 10℃50%だと 4.65 g/立方 の濃度差 となるので、同程度の物質移動になる
お礼
ご回答ありがとうございました。 リンク先は難しすぎてよく分かりません。 しかし10℃50%と30℃85%が同程度というのは驚きですね。 前者は冬場の暖房のない室内ならごく当たり前な環境ですが、そこでは洗濯物など10日経っても乾きません。 梅雨時、温度が高いのになかなか乾かないことに納得できました。
- na22me
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論理より実践が出来ますよ その条件の日に 風呂上がりで バスタオルで体を拭いてみれば どちらが体が乾き易いかが判ります
お礼
ご回答ありがとうございました。 でも人間は変温動物ではないため、このやり方では難しいのではないでしょうか。 そもそも30℃もあれば汗をかくためどれだけ経っても乾燥しないと思われます。
お礼
ご回答ありがとうございました。 ある温度における水蒸気圧というものと、相対湿度から考えればいいのですね。 風通しや日光が影響を及ぼすことはもちろん知っておりましたが、その理由はこういうところにあったわけですか。 勉強になりました。