これは正当防衛にならないですよね？

質問

ペヤングのゴキブリ混入事件で大騒動が起きましたよね。中国やメキシコだったら、こんなに大騒ぎにはならなかったでしょう。まあ、これだけ、日本人にとっては ゴキブリは ゾッとする昆虫だからでしょう。

さて、イジメの中でも悪質なものに、ゴキブリなどを虫を食わせるというのがあります。大津の自殺した少年も こういうイジメにあっていましたよね。
それで、もしもの仮定ですが、イジメられっ子が咄嗟に ゴキブリを食べさせようとした イジメっ子の頭を石で殴って 意識不明の重体にさせたとします。でも、常識のある人なら「頭を石で殴ったら」大怪我をすると、考えますので、当然 「過剰防衛」で 起訴されますよね。そして、正当防衛には ならないですよね？

回答No.1

hekiyu

"当然 「過剰防衛」で 起訴されますよね"
　↑
傷害罪で起訴されるでしょうね。
あるいは殺人未遂で。
そして、弁護士が正当防衛を主張し、検察が
過剰防衛だ、と主張することになります。

”常識のある人なら「頭を石で殴ったら」大怪我をすると、考えますので”
　　　　↑
正当防衛の場合は、生じた結果は問題に
なりません。
防衛「行為」が問題になります。

指を捻られたので突き飛ばしたら、転んで
重傷を負った、という事例では、指を捻られる
行為と、突き飛ばした行為を比較して
正当防衛が認められた判例が出ています。
重傷を負った行為は無視されました。
これを「行為無価値」といいます。

しかし、このゴキブリの場合は、行為無価値に
立っても正当防衛の成立は難しいかも
しれません。

”正当防衛には ならないですよね？”
　　　　↑
石の大きさや腕力の強弱、狙った部位などにもよりますので
一概には言えませんが、過剰防衛として傷害罪が
成立する可能性があります。

お礼

回答ありがとうございます。

＞傷害罪で起訴されるでしょうね。
中学生だと家裁送致になるかもしれませんね。

＞しかし、このゴキブリの場合は、行為無価値に
立っても正当防衛の成立は難しいかも
しれません。
どれくらいの危害が加えられようとしたら、正当防衛が成立するのでしょうか？