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テープ起こしの仕事において、聴き取れない箇所が許されるのか?
- テープ起こしの仕事で、クリアな音声でも聴き取れない場合があります。
- テープ起こしは、第一次資料段階での補佐を目的としており、絶対に聴き取れない箇所があってはならないものではありません。
- 聴き取れない箇所は、タイムスタンプとして記載し、クライアントに報告するべきです。
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これは、私にはよくわかる気がする話です。 空間を共有できていないということなんです。 何に文句をいわれているかわからないでしょうから、仮想の実例でお話します。 土石流の災害に会った人の話を聞いて文に起こすとします。 「かざがしておかしいなとおもたんですわ」と関西系の人が言ったとします。 どう文章に起こしますか。 風が吹いてきておかしいとおもった、というように書きますか。一応そういう発言ではありますから。 これ、関西のひとなら意味が違うと思いますよね。 不思議な匂いがしてきたんですね。そしておかしいと思ったのです。 東京人がトラブル処理をしていたとします。 「はなからさしていこう」 これを、花から差していこう、とやったら、何をいっているんだ、とつっこまれます。 鼻からさしていこう、とやったらふざけるな、と殴られます。 はじめから順番に片付けていこう、と提案してるんですね。字にするなら「端から指していこう」、です。 やっぱり関西人が 「なおしかたあんじょうさらさんと」 直しかたに手間がかかる、とやったらだめですね。 片付け方をきちんとやれ、と言う意味ですね。 今いったような文章化をやったら、素人よりひどい、と言われます。 「最初から全く使い物にならないお粗末な納品で、書き起こしの初心者以下のレベル」 ですね。意味を全くとらえていませんから。 こういうことが、会議の空間を共有しているかどうか、なんです。 あなたは、その努力がいまいち足りないのだと思います。 たまたま方言を使って説明しましたけど、その会議の空間にはその業界なり会社の、常識的用語が満たされています。 その業界、その会社では当たりまえのことです。 その勉強をしないと、カタコトで言葉がわかる程度の外国人が知っているつもりで書く日本語になっているのです。 日本の習慣を知らないで日本語の知識だけで書くと異常にとんちんかんなものになる、あれです。 事前に勉強する必要があります。 もちろん、書きおこしの仕事というのは突然発生します。 しかし、発注をいただく相手の付き合う客先はある程度決まっているはずです。 その業界で使われる、頻出する用語だとかその扱いかたを事前に調べることは、そう面倒なこととは思えません。 ネットをやっている会社の議事を文字化依頼した相手が、インターネットを全く知らくて、 「それはググって片付くことだから」ということが聞き取れないし意味不明なので、認識できないタイムスタンプにする。 「クローラに飛ばされるかもしれない」もわからなくて、タイムスタンプにする。 「レス次第だね」もタイムスタンプ。 こんな風につくられた文章になったとします。あなた、これを受け取れますか。 「最初から全く使い物にならないお粗末な納品で、書き起こしの初心者以下のレベル」 と言いませんか。 おそらくその議事メモをまとめるライターの人は、空間を共有でき、ちゃんとした議事録にできるはずです。 そのライターとあなたはどこが違うのでしょうか。 そういうことを考えてください。
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- szk9998
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その担当者ではないので、本当のことはわかりません。 ただ、 「最初から全く使い物にならないお粗末な納品で、書き起こしの初心者以下のレベル」 ということから、タイムスタンプ以外の問題ではないのですか? 文章がきたない・・・発言をそのまま文字にしているだけでは何を言っているかわかりません。 プロのテープ起こしは、ある程度口語の発言も文語体で書いたり、重複する発言は省いたり・・・ などして、読みやすい文章に仕上げるものです。 こういったことなのでは? 勝手に間違った当て字をするよりは、タイムスタンプにする方がいいわけで、 聞き取れないものは聞き取れないはずです。 だから、 「最初から全く使い物にならないお粗末な納品で、書き起こしの初心者以下のレベル」 という評価なのでしょうかね・・・ あくまでも推測ですが。
お礼
ご回答どうもありがとうございました。 確かにタイムスタンプ以外の問題点があったのかもしれません。 表記方法や書式などがその会社のスタイルと全く異なっていたのかもしれません。 大変参考になりました。ありがとうございます。
補足
ご回答ありがとうございます。 私の書き起こした内容には、「あのー、えっと」などの不要な語や「はい、はい」といった頻繁な相槌を削除する「ケバ取り」、「やってない→やっていない」にする「【い】有り」、「そこ行ったら→そこに行ったら」とする「助詞補完」が要求されていました。 発言を文語体にまで修正するのは「整文」と言いますが、そこまでの条件は求められてはいませんでした。 例えば以下のような調子で書き起こすわけです。 聞き手:それではお話をお伺いしてよろしいでしょうか。 話し手:はい。ちょっとお待ち下さいね。私、頼まれていたメモを一部忘れてしまって。 よろしいでしょうか。忘れちゃったものですから。 聞き手:いえ、結構です。大丈夫ですよ。今は主にどちらにご出向でしたっけ。 話し手:それがね、昨年から依頼が少し増えて、主に小児科と内科、あと看護研修の講義も 病院内でやりますし......他の病院からも「研修に学生をよこしてくれ」って依頼が来ます けれどもね、学生も研修ばかりじゃね。大学で講義も受ける、教育をちゃんと受ける権利 があるんじゃないかってお言葉お返ししているんです。 このように聞こえたままではなく、その音声の意味を理解しつつ、上記のような仕様に沿いつつ音声を文章に書き起こすわけです。 それら全てに気を配りつつ、文章もそれ以上の改変はしてはならない、そして、どうしても 聴き取れない箇所にタイムスタンプをする、という仕様でしたので、その条件に従い、書き起こしをしたのです。 普通に聞こえる文章でも、表記に誤りのないよう、『記者ハンドブック12版』を参照に書き起こしていきました。 決して勝手な当て字はしておりません。 句読点や改行なども、読みやすさを第一に考えて起こしたのです。 「全く書き起こしというものが理解できていない」と言われた後、 その納品の実際の完成品ファイルが送られて来ましたので、 私の書き起こした内容とよく検討した結果、聴き取れていなかった箇所は4箇所ほどで、 後は全文、全く同じ内容なので驚きました。 句読点まで同一でした。 もともと文章を書くのが好きですし、間違った漢字や当て字など、書き起こしにタブーであることは百も承知です。 まるで95点取った成績を「何も分かってない奴だ」と0点にされたようなものでした。
お礼
具体例を分かりやすく挙げて説明していただき、どうもありがとうございます。 書き起こしの業務は分かりやすい文章に整える以外、文章を勝手に作ってはならないという ルールはよく承知しておりますが、空間の共有という点で今一つ努力が足りなかったのかも しれません。ご丁寧なアドバイスをどうもありがとうございました。