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TLCによるアスピリンの純度検定

サリチル酸とアスピリンの標品をTLC(シリカゲル、展開溶媒ベンゼン:酢酸=95:5)で展開したところ、サリチル酸の方がアスピリンよりもRf値が大きくなりました。 分子の極性を見ると、水酸基の残っているサリチル酸の方が極性が大きいので、Rf値も小さくなりそうなのですが、極性以外のファクターが関係しているのでしょうか? ちなみに、展開層内は十分に溶媒蒸気で満たされており、実験書にもアスピリンとサリチル酸のRf値が0.30と0.38と記載されておりました。 よろしくお願いいたします。

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回答No.1

サリチル酸の構造式をよーく見てください。 2つの極性基が独立してその効果を発揮すれば Rf値は小さくなりそうですね。 外から見て極性が弱くなるような状態が、分子内で見つかるかもしれません。

perry923
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 分子内の-COOHと-OHとで水素結合を形成しているということでしょうか。 エステル結合を作っているとは考えにくいですので。 とにかく官能基が独立して極性を発揮しているわけではなく、 分子構造全体に注意をしなければならないということですね。 勉強になりました。ありがとうございました。