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宮部みゆきの江戸物の順番
最近、宮部みゆきさんの江戸物に興味を持って今、おそろしを読んでいます。 次はあんじゅうの予定ですが教えてgooの質問を読んでも、各作品の登場人物がかぶっている場合があるようですね。 そこで教えていただきたいのですが、宮部先生の作品を読む順番を教えてほしいです。 たとえば、おそろし→あんじゅう。はつものがたり→・・・次はなんでしょう。ぼんくら→・・・次は??てな感じです。 他にもいろいろ作品があるようですね。 それとできれば、どの作品が特に面白くて読みやすいかも教えていただければありがたいです。(長編は少し苦手です) 文庫がいいです。 よろしくお願いします。
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おちかさんが出てくるシリーズでしたら、「おそろし」→「あんじゅう」→「泣き童子」 です。 「ぼんくら」シリーズは、「ぼんくら」→「日暮らし」→「おまえさん」 のシリーズになっています。 この2つのシリーズは連作になっているので、順番に読んだ方が面白いと思います。 「初ものがたり」は、茂七親分が出てくるシリーズですね。こちらは捕り物帳の雰囲気が一番強い作品ですが、宮部さんお得意の奇談的要素も途中から出てきます。茂七は、ある意味宮部時代劇ワールドの中核をなす人物で、「初ものがたり」での活躍が最も大きいですが、「本所深川ふしぎ草紙」「かまいたち」「幻色江戸ごよみ」「堪忍箱」などにも登場し、「ぼんくら」シリーズにも少し出てきます。(ぼんくらに出てくる政五郎親分は茂七親分の手下だったと言う設定になっています。)茂七親分の作品は、あまり順番は気にしなくても良いです。 あと、短編集の「あやし ~怪~」は、一応どのシリーズにも属していないことになっていますが、ここには政五郎親分が顔を出します。 それ以外に、霊験お初シリーズ 「震える岩」→「天狗風」 があります。割と初期に書かれた作品で、上に挙げたシリーズとはだいぶ色合いが異なり、怪談色が強い作風になっています(霊験お初は、「かまいたち」の中の短編にも登場します。)人情ものよりも怖い作品が好みの人はこちらが良いかも。 全般的に見て、宮部さんの時代物は、初期に書かれたものほど怪談色が強く、最近書かれたものほど人情色が強いような気がします。ご参考にしてください。
お礼
初心者の私でも大変わかりやすく説明していただき感謝してます。あとはどのシリーズから読んでいこうか少し迷うところですが、これからしばらくは宮部三昧です。ありがとうございました。