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湿気は下に行くのですか?上に行くのですか?
こちらのサイトでは湿気は下に行くと書かれています。 http://www.seikatu-cb.com/sumai/osiire.html 一方、こちらのサイトには乾いた空気の方が重い(=湿った空気が上に行く)との説明があります。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1412271724 どう解釈すればよいでしょうか?どちらかの見解が間違えているのでしょうか?除湿剤や除湿機は高い所と低い所のどちらに置くのが効果的なのでしょうか?
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面倒なことはともかくとして、空気調和関係の人なら、同じ温度なら、湿度の高い空気の方が軽い(密度が小さい)ことは常識です。したがって、湿度の高い空気の方が上に行きます。人の感覚からの説明ではありません。人には、空気密度を感知する感覚器官はありません。 感覚的ではない(科学的な)説明は下記になります。 一般に使われている湿度というのは、相対湿度のことです。 気温t(絶対温度T)と、相対湿度φ(絶対湿度H)と湿り空気の密度ρwの関係は、下記の式で表されます。 ρw=1/((22.4/29+22.4×H/18)×(273+t)/273) =1/(2.83+4.56H)T×10^(-3)[kg乾燥空気/m^3] 分母に湿度Hの項があるので、湿度Hが高くなれば、密度ρwは小さくなる、すなわち、軽くなるということです。また、温度tが上がっても密度ρwが小さくなることがわかります。 なお、乾燥空気1[kg]は、湿り空気では(1+H)[kg]です。 また、相対湿度φと絶対湿度Hの関係は、 H=0.62×φps/(P-φps)で、Pは全圧、psは飽和蒸気圧です。したがって、P、psがわかれば、絶対湿度と相対湿度の換算がでるので、上の式を相対湿度φとの関係で表すことも可能です。
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- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ 科学と現実的な現象、見方が違うようですねぇ。 湿度が高い空気は軽いので、上昇していきますが、結露等を起してしまうと水蒸気を含んだ空気ではなく、水になるので、下へ向います。 先の「下へ行く」という解説は、押し入れ内の現象に付いて、という事なので、「湿気」=「水」という考えに近く、現実的に過剰な多湿状態に成るとフローリングの床がべたついたりするのと同じで、押し入れ内の「物」に対する影響を主体とした話。 後者の場合は、飽和状態に成ったり水として出現しない、あくまで空気状態の水分含有量の違いに置ける見解です。この場合は「湿気」=「空気中の水分含有量」という考え方です。 除湿剤は、空気中の水分量が多い、上の方に置いた方が効率的ですが、溜まった水をこぼしちゃうと大惨事、このため一般的には低い位置に置きます。(べつに、多少の効率が変わるだけで、大きく能力が変わる訳では有りませんから。) 除湿器は空気流入を伴いますので、結局は空気を巡回させてくれます、このため場所はあまり気にしなくても良いでしょう、むしろ細かい事に気を配るのなら、乾燥した空気をどこに届けたいか、という考え方で、置き場所を検討された方が良いかもしれませんね。 『どちらかの見解が間違えているのでしょうか?』 いいえ、間違えてはいません。 「湿気」という言葉の意味を、それぞれ違う立場で考えているだけです。
お礼
水分子が気体か液体かの状態により、行く方向が逆になり、かつ、どちらの状態も「湿気がある」という言い方をするので紛らわしいと言う事ですね。私も同感です。 除湿機は対流を起こすので設置場所はこだわらなくても良いと言う事ですね。 ありがとうございました。
- ORUKA1951
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No.6です。 質問は、 >除湿剤や除湿機は高い所と低い所のどちらに置くのが効果的なのでしょうか? でしたから、(形状や設置場所は無視して)それに合う回答しました。 除湿剤は最も湿度が高いところ--下 除湿機は最も水蒸気量が多いところ--上 がちょっと結論だけなので補足して置きます。 除湿機は、一種のヒートポンプになっていて(安価で静かな物には他の方式もある)一方で冷やして結露させて、他方から暖めて排気する仕組みです。冷やしますから結露し水は空気中から取り除かれます。 除湿剤--吸収式の除湿機も含む--は、実際に結露の危険があるところに置きます。布団の下とか脇とかです。対流して降下する高湿度の空気から水を取り除く。温度が低いほうが水蒸気圧が低いため効率よく吸収できます。 あくまで科学的な観点からの考察ですが、装置の形状やその置かれる環境によって考えなければなりません。 さすがそこまでは説明しませんでしたが、床置き形の除湿機を天井からぶら下げる人はいないし、吊り下げタイプの除湿剤( https://www.google.com/search?hl=ja&q=%E5%90%8A%E3%82%8A%E4%B8%8B%E3%81%92%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%E3%81%AE%E9%99%A4%E6%B9%BF%E5%89%A4&gws_rd=ssl&tbm=isch )を床に置くことはないでしょう。
- doc_somday
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#6の方が信用できるのですが、「理論で割り切れない」「家により、部屋により」「都合がある」 「見てくれが」 「理屈が分かれば答えは出るはず」 といかないところが「理屈」と「現実」 ○除湿剤は最も湿度が高いところ--下 そこは「気流」が無いのか?気流があればどこだって同じだ。 ○除湿機は最も水蒸気量が多いところ--上 棚の上に除湿器を上げる人はいない、落ちてきたら困る。 特に幼い、あるいは好奇心がありすぎるお子さんは除湿器の電源ケーブルを 引っ張るだろう、死人は出ないが、水の溜まる型では恐い。 だから、「理屈」だけではなにも解決しない。あとはあなたやご家族の「頭脳」だ。 企業、事務所なら建築事務所と相談した方が良い。 湿気を嫌う「仕事」、乾燥を嫌う「仕事」がある。 逆をやったらクライアントが離れる。
お礼
理論を念頭に置きつつも、状況に応じて設置せよと言う事ですね。大事な事ですね。 ありがとうございました。
- ORUKA1951
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どちらも同じ事を言っているようですが(^^) 高校で、今は中学校で学びますが、 ・気体は同温同圧同体積では同じ数の気体粒子になります。(アボガドロの法則) ・空気中に含まれる水蒸気の量は温度が高いほど多くなる。結露とか露点とか いずれも学んだ記憶があると思いますが??? 湿気と言う言葉は、科学では曖昧なためにあまり使用しません(これが誤解の原因)が、空気中の水蒸気量や湿度の事を言います。 (1)水蒸気を含んだ空気は軽い 温度が高いと大量の水蒸気を含むことができて、しかも水の分子量は空気の平均分子量よりもずっと小さいため、水蒸気を含んだ空気は上昇します。---夏の台風の説明でよく聞いているかと(^^) 水の分子量は 18、窒素は28、酸素は32・・空気の平均分子量は28.8 (2)温度が高いほうが水蒸気を琢さん含む 一方、温度が低いと水蒸気を含むことができませんから、温度が低下すると湿度は上昇し、露点温度を下回ると結露します。 (3) 水蒸気を大量に含む高温の空気は上に、温度が下がると湿度が増す。 ここで、湿気という日常語の登場です。 透明なビニールやガラスを日の当たる地面においておくと、熱せられて水蒸気を含んだ空気は対流で上昇し、コップに当たると冷やされて結露しますね。 このように水蒸気を大量に含んだ【湿気のある】空気は軽いので上昇し、冷やされて壁伝いに降下すると下では湿度が上昇し【湿気がある】状態になる。 ということです。いずれも正しい。科学的にきちんと考えれば矛盾もしてないです。ややこしいのは「湿気」と言う言葉が「水蒸気そのものの量」にも「湿度」にも使われるからです。 >除湿剤や除湿機は高い所と低い所のどちらに置くのが効果的なのでしょうか? 理屈が分かれば答えは出るはず。 除湿剤は最も湿度が高いところ--下 除湿機は最も水蒸気量が多いところ--上 理科を学んだはずです。理科は知識ではなく「,自然の事物・現象についての実感を伴った理解を図り,科学的な見方や考え方を養う。(小学校理科 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/ri.htm )」のが最大の目的です。せっかく学んだ科学的な考え方を使わなくっちゃね。
お礼
水蒸気を多く含んでいる時点でその空気は高温なのですね。そして、温度からも水分子の数からも上に行く。 だから、除湿機は高温の高い所に置くと効果的と言う事ですね。 No.8共に長文ありがとうございました。
- BASKETMM
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曖昧な言葉を使っていては、結論は出ないでしょう。 湿気という言葉は通常【水分を含んだ空気】【水分を多量に含んだ空気】という意味で使われています。 【水蒸気】あるいは【霧のような細かい水滴】という意味ではありません。 その空間の湿気が上に流れるか、下に流れるかは、空気の流れ/循環によるのです。 空気の流れは、湿度より温度に大きく影響されます。 薬罐でお湯を沸かしているときには、周りの空気は温度が上がり、上昇します。 湿気も一緒に上昇します。湿気が原因ではなく、温度が原因です。
お礼
湿気を含んだ空気の動きは、その空気の温度によって決まると言う事ですね。 ありがとうございました。
- nitto3
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蒸気は軽いから上に行きます。 結露すれば垂れてきて下に流れます。 外気も下の方が温度が低いから 下の方で結露が起きやすいです。
お礼
結露として水分が下に集まるという事ですね。下に行く湿気とは、この水分を差しているのかもしれないと言う事ですね。 ありがとうございました。
- edo_edo
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後者の説明が間違ってるんですから、気にしないのが一番です。 分子レベルで置き換えるってのが間違ってるんです。 除湿剤や除湿機は、床など低い位置に設置してください
お礼
後者の説明は気にせず前者を参考にした方が良い。ゆえに、除湿剤も除湿機も低い所に置くべきという見解ですね。 確かに、私の頭では前者しか読みたくないかもw ありがとうございました。
- kanemoto_s
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押入れのような場所では、上のほうが温度が高く、下のほうが温度が低くなります。 空気中の水蒸気量が同じであれば、下のほうが温度が低くなります。 湿度=水蒸気量/飽和水蒸気量 飽和水蒸気量は気温が高くなると大きくなります。 同じ水蒸気量では気温が低いほど湿度が高くなります。 除湿機は暖かい空気を出しますので、熱対流の効果から言って低いところにおくことをお勧めします。 納得できないなら、熱による比重の変化と、湿度による比重の変化の差を合わせて研究するとよいと思います。
お礼
押入れの下の方が低温で相対湿度が高くなると言う事ですね。「湿気は下に行くほど高くなる」とはその事を差しているのかもしれませんね。 除湿機から出る熱の対流を利用するなら低い所が効果的と言う事ですね。 ありがとうございました。
お礼
なるほど、絶対湿度と相対湿度ですか。これが鍵のような気がしてきました。 絶対湿度が同じでも、低い所は低温で相対湿度が高く、高い所は高温で相対湿度が低い。 でも、絶対湿度が高くなるほど軽くなり上に行く。 高い所は絶対湿度が高く、低い所は相対湿度が高いと言う事でしょうか? 湿り空気線図を見ながら考えます。ありがとうございました。