>陸路を帰る
文化は海岸や大河のそばで発達しました。なので歴史的に冒険者の長距離の旅は船(海路)を使うのが一般だったのです。「陸路を帰る」という言葉は、そういった旅人が船で着いた場所から彼らの根拠地へ戻るために、なぜか船を捨てて歩いて陸上の旅を敢行した(海路よりもおそらく時間がかかり、より困難だったと思われます。)という状況が思われます。
つまり、(往路で)海路を使ったという事実に対比して帰りは陸路を(敢えて)使ったという感覚ですね。
>車を港湾に入れると、巨大なプラントが四方に並んでいた。色とりどりのコンボイが、蟹の化け物みたいなクレーンに荷を剥ぎ取られ、骨だけのような姿で【陸路を帰って】ゆく。
これは現代の状況の描写ですね。>【陸路を帰って】ゆく に比較する「海路を来た」のは、たぶん最初の>車を港湾に入れる でしょうが、フェリーに載せられていた車が港で陸揚げされ、コンボイ(大型トラックの車列?)となってはしり去ってゆくという情景を描かれたのかもしれません。でもこの場合は「帰ってゆく」のではないでしょう。おそらくそれらは大型船に載せられていたコンテナ群の最終目的地へ行くのではないでしょうか。それともコンボイ(最初の”車”のこと?)は陸路で港に来て、荷をガントリークレーンに剥ぎ取られ、再び同じ陸路を戻っていく?
ちょっと意味が分かり難いです。それとも私の理解力がたりない?
お礼
ご回答ありがとうございます。なるほど、対比の意味がありましたね。すごく勉強になりました。