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石綿粉末とは何ですか?。
以前はセメントのつなぎや補強繊維として、石綿が使われていたようですが、「石綿粉末」とはどのようなものでしょうか?。 石綿を磨り潰して粉状にしたもの?、それとも有用な長繊維を取り出した残りクズのようなものでしょうか。 発がん性はあるのでしょうか。 セメントの配合例として、石綿粉末75%、ポルトランドセメント22%、石綿繊維3%(重量費) などという記述があります。 繊維と粉末の違いは何か、ご教示ください。
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- KappNets
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asbestos powder あるいは asbestos powder history で google 検索しますと、実物の写真を見ることが出来ます。 http://www.asbestos.com/companies/republic-powdered-metals.php には或るアスベスト製造会社の歴史がまとめられています。その中に Powdered Metals (粉末金属) としてのアスベストが紹介されています。 http://inspectapedia.com/hazmat/Asbestos_Other_Products.php にはアスベストのいろいろな応用製品が紹介されています。 上記から孫引きするといろいろの資料が見つかります。
- titelist1
- ベストアンサー率25% (712/2750)
石綿は現在作られていませんが、カナダなどで露天掘りされていた鉱物が原料です。鉱物なので値段が安かったのです。これを針金ブラシが回るカードと言う機械で開繊すると綿のような物になります。この綿を紡績して糸にしたり、綿にニードルパンチしてフェルトのようなものが作られました。糸で織物も作られました。 昔は火でも燃えないので砂漠地帯では火で洗える布として重宝されたり、消火布などに使われました。工業用途としては自動車のブレーキバットやガスケットや屋根や壁に使われるスレート板やカラーベスト瓦にも大量に使われていました。 石綿粉末はカードの行程で発生する脱落繊維などを石綿粉末として使われていました。顕微鏡で見るとまるで針のように尖っています。織物などに使われた石綿は白石綿し呼ばれる高級品ですが、工業用には石綿粉末になる茶石綿や青石綿の低級品でも良いのです。糸にはなりませんが、開繊すると粉末状ですが顕微鏡でみると針のような形状をしています。これらを石綿粉末と言い工業用の補強繊維として大量に使われていました。 この茶セメントや青セメントが発ガン性が強いのです。石綿は腐らないので何時までも肺細胞に刺さっているのです。茶色や青色の不純物成分が遺伝子に異常を与えてガン細胞になるのです。
- nitto3
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繊維は長いもの、粉末はそれを切った(粉砕かな)もの、 あなたが言うように長い繊維をふるって落ちたものなどでしょうね。 セメントに砂、砂利を配合するようなものですが、 モルタル仕様の時に使ったんでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 おおよそ私の予想は合っていそうですね。 大変参考になりました。
お礼
かなり詳細な説明、ありがとうございました。 ご回答を裏付けるような文献やwebサイトを紹介頂けるとありがたいです。 今検索でヒットできるのは、石綿の規制や処理方法ばかりで、有用として使っていた時代の製造方法や品質のランク分けなどが、なかなか見当たりません。今となっては完全な悪者ですから、仕方ない話ですが。