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生体構成元素について

生体を構成する元素にはどのような物があるか教えて下さい。 特にFe,Mn,Mgについて、どのくらい使われているのか、どれだけ重要なのかが知りたいです。 できれば植物もしくは光合成微生物についてそれを知りたいです。宜しくお願いします。

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  • hebikera
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回答No.1

植物の生命の維持や成長に対して必要欠くべからざるものを必須元素といい、次の16種類が挙げられます。すなわち、C,O,H,N,S,P,K,Ca,Mg,Fe,Mn,Cu,Zn,B,Mo,Clの16元素です。このうち、前半の9つは特に多量に必要とされるため多量元素、残りの7つを微量元素といいます。植物体内にはこのほかにもSi,Al,Na,Iなどが比較的多量に含まれており、これらが欠けても正常な発育ができないという人もいます。ご質問のFe,Mn,Mgの生体内における割合については手元の資料に記載されていないため分かりませんでした。その役割について、まず鉄は葉緑素の生成に密接に関与しており、鉄が不足すると葉緑素の生成が妨げられます。また、鉄は植物体内の呼吸作用に関係のある酵素の重要な成分です。その2価と3価の荷電変化によって呼吸基質から分子状酸素に至るまでの電子伝達の中間体として働いています。次にマンガンは各種の呼吸酵素の賦活材として働いており、マンガンの供給により通気不良に対する抵抗性が助長されます。またマンガンは植物の窒素代謝や、光合成過程の中の水の光分解にも関係するといわれています。最後にマグネシウムは葉緑素の構成成分として全ての緑色植物にとって必要です。また、マグネシウムは種々の重要な代謝過程において、特にリン酸代謝に関係する酵素や光合成酵素の作用と密接な関係があるといわれています。加えてマグネシウムは植物体内でのリン酸の移動にも重要な役割を果たしています。 以上で大体のことは説明しましたが、更に詳細な説明は養賢堂の農学大事典等を参照してください。

itohako
質問者

お礼

詳しい回答ありがとうございました。正直ここまで丁寧に回答いただけるとは思っていませんでした。それぞれの元素の含有量などは農学大事典に記載されているのでしょうか。早速参照させていただこうと思います。