ベアリングの使用方法による消費電流
お世話になります。
ちょっとしたポンプの改造を行っているのですが、分からない点が出てきました。
旧バージョンのポンプはベアリングの使い方が間違えており(私の設計ではありません(笑))、外輪をハウジングに固定、内輪が回転軸とすきまばめという構造で、かつモータのシャフトと回転軸をスプリングピンで固定し、モーターの固定を弾性体をいれることで振動と芯ズレを吸収しておりました。
おかげで、スプリングピンは割れるわ、回転軸は削れてしまうわ問題点が多々出ました。
私はまず、ベアリングの使い方を外輪を中間ばめ、内輪をしまりばめに変更し、モーターと回転軸の間にカップリングをいれました。モータの固定はネジ固定です。
そうしましたら思惑通りポンプ温度が10℃以上下がり効果が確認できました。
ところが、消費電流を測定したところ、新バージョンの方が大きくなってしまいました。
機械的にはロスが少なくなったので、効率が良くなっているはずなのですが、なぜ電流値が上がったのか分かりません。
もちろんポンプの評価ですから、様々なファクターは考えられるのですが、一つ一つつぶしていった結果、私が変更した部分しか原因が思い当たらなくなりました。
どなたか、アドバイスいただけないでしょうか?
よろしくお願いします。
肝心なことを書くの忘れてました。
新旧ともに回転数1500rpmで変わりませんでした。
あと消費電流ですが、旧バージョン400mA,新バージョン500mAでした。
みなさまいろいろとお世話になりました。
原因が分かりました。
全然分からなかったのでポンプ全部分解したのですが(あまりやりたくなかったのですが・・・)
原因は加工精度の問題なのか、芯ズレを起こしていました。ポンプ本体(ハウジング)は新旧同じなので気にしてなかったのですが(外輪はめあいは変更してますが)、よくよく考えてみると
旧:内輪すかすかなので芯ズレ起こしても問題なし
新:内輪しまりばめなので芯ズレの影響がもろにでる
これが原因だったようです。
これからその対策にはしります。
ありがとうございました。
しかし、加工精度上これ以上無理といわれたら、どうしたものか・・・これ以上外輪側のすきまばめ量(20μm)を大きくすると削れるような気がして・・・・
考えます