放射線ホルミシス論と東京原発

質問

東京都知事選で泡沫候補扱いで活躍した核武装論者で政治活動家の田母神俊雄氏を初めとして、日本には電力関係者や右翼団体・右翼思想家の中に放射線ホルミシス論を過剰かつ強硬に主張する論客が時としています。
彼ら強硬論者によれば「放射能は身体に良い」ということらしく、福島第１原発の敷地境界線レベルの放射能汚染も「無害である」と主張しています。（彼らにとっての閾値は年間１０～２０Sv程度らしいです。）
田母神俊雄氏などは更に、「累積被曝は健康に全く影響を与えない」どころか「健康に寄与する」という主張でして、「瞬間被曝で健康に異常が無ければ、その後も異常は発生しない」と言い切ってます。

なら、これからの原発は出来得る限り人口密集地に造れば日本人の健康増進に寄与するわけで、東京原発なんかは皆の垂涎の的です。
原発事故は出来るだけ起こした方が良いわけで、苦労して事故防止に心血を注ぐのは全くの無駄のはずです。

こういう考え方は何がおかしいんですかね？
ちなみに私は東京原発推進派でして、しかしながら我々が東京原発を推進するにしても現実的にはかなり苦労してまして、皆が喜んで東京原発ホイホイという状況には有りません。
上記放射線ホルミシス論と現実との間の齟齬を、分かり易く説明してくれると助かります。
東京原発は危ないんですか？

回答No.1

noname#215107 · ベストアンサー

いや、原発は放射線出さないのが普通だから、健康増進効果もありません。

お礼

どうも有り難う御座いました。

補足

と、いうことは、東京原発は危なくないということですね。
健康増進効果を期待するためには、ワザと事故を起こせばよいんですかね？

回答No.2

princelilac

>（彼らにとっての閾値は年間１０～２０Sv程度らしいです。）
単位が違うと思います。

ホルミシス効果については既に仮説の域は通り越しています。「微量の毒はもはや毒ではない」の理論は、放射線にも当てはまります。しかし現代科学をもってしても閾値を特定するには至っていません。年間500mSvとか、最高では1000mSv とかの説がありますが、実証によって導いた結論ではありません。

>「瞬間被曝で健康に異常が無ければ、その後も異常は発生しない」
>原発事故は出来るだけ起こした方が良い
あまりにも極端な意見で、暴論と言えます。人の言葉の前後を切り取って伝えることは誤報に繋がりますので、慎まなければなりません。

ホルミシス効果を認めたがらない人達がいます。放射線の防護を商売にしている人達です。レントゲン室の頑丈な防護壁が不要であると知れ渡ったら、製造メーカーが経営難に陥ります。白衣の上に着ける防護ベストも不要になります。原発内の放射線防護の対策も、年間1mSVを守るように設計されていますが、軽減できるとしたら建設費だけではなく、従業員の交代要員も失業することになります。

高濃度の放射線に被曝することは絶対に避けなければなりませんが、低線量であれば田母神氏の発言は正しいです。

お礼

どうも有り難う御座いました。

補足

田母神俊雄氏やその周辺の右翼の放射線に対する考え方はメディア・マスコミで詳細に知ることができますよ。それによると、
「自然放射線の1万倍くらいまでは人間の健康にとって良いことは有っても悪いことは一つもない。」
だそうです。自然放射線の1万倍というのは「年間１０～２４Sv程度」のことです。これがしつこいくらいにメディアで流されています。

それと、「瞬間被曝で健康に異常が無ければ、その後も異常は発生しない」というのも田母神一派の主張の骨子の部分です。私はこれを田母神氏発信の情報として質問文中で紹介してます。

また、ホルミシス論者が主張するように、現在の全ての国際機関ではホルミシス論を排除して放射線防護体制が組み立てられています。それが世界の現実であり、日本の現実でもあります。

ところで、レントゲン室の放射線防護壁は本当は不要で、検査技師の放射線防護ベストも必要なく、原発の放射線防護も本来なら無駄で、そして、、、原発事故も福1事故程度なら敷地外には何の害も与えないので、、、原発事故は起こし放題！ということになるのでは？