水道水質検査をしている立場として回答します。
水道法における水質基準では、pHは5.8以上8.6以下で、浄水場でこの範囲になるよう調整されています。
一方、BTB液の変色範囲は、6.0~7.6ですから、水道水に関しては、地域により、青色にもなれば、黄色の場合すらあります。
bnyimさんの住んでる地域の場合青色の変色、つまり弱アルカリ性ですから、次のような理由が考えられます。
1.水道水の原料(河川水や地下水など、原水という)が 7以上であるため(いずれにせよ、自然の水ですから 河川水でもpH9くらいに達する場合もあります。逆 に地下水だとpH6以下の場合があります)
2.原水が酸性のため、pH調整のため水酸化ナトリウム や消石灰を添加した結果
3.水道の滅菌剤である、次亜塩素酸ナトリウムの加水分 解の結果
4.薬品処理(凝集剤)の補助剤(アルカリ度補給剤、多 くは水酸化ナトリウムや消石灰)の添加の結果
などが、考えられます。
補足ですが、川の水がpH9以上になるのは、河川において、藻類の炭酸同化作用があるためで、地下水が酸性なのは、二酸化炭素が多く溶け込んでいるためです。
お礼
ありがとうございます。なんとなく、水道水は、中性にしているような気がしていましたが、案外広い範囲でOKのものだったのですね。勉強になりました。