コツとしては、
同時に考える事柄を減らすことです。
慣れないうちは、決して2つ以上のことをいっぺんに考えないこと。
慣れた後でも、3つ以上は同時に考えてはダメです。
CAB試験では図形の変化の法則を見つける問題が大量に出題されますが、
多くの人がその見た目の派手さに目を奪われ、混乱して思考が遅くなります。
なので、まずは図形を見て一つの項目に着目して法則を見つけること。
例えば、図形の一部分に色が塗られていて、その図形と色の変化の法則を見つけるとします。
その場合、まずは図形だけを瞬間的に見ます。色は無視します。
そして図形だけの法則を掴み、その次に色だけの法則を掴みます。
それを合わせたのが答えになります。
場合によっては合わせる必要もありません。
図形で3秒、色で3秒、回答を見つけて書くのに4秒で合計10秒。
これができれば優秀です。
遅い人の思考経路はこうです
「こっちはこの図形でこの色で…こっちはこの色でこの図形だから…」
非常に遅い思考です。
早い人はこうです。
「図形の法則は簡単に見つかる。色の法則も簡単に見つかった。あとは合わせればよい」
法則を合わせるのに多少時間を食うだけで、見た目に惑わされずに適切な答えを選択していく事ができます。
この試験は「いかに問題を切り分けられるか」を問われるものなので、
「次はどんな問題だろう…」と思いながら次の設問を見た時点で負けとなります。
「次の問題がなんであろうとも、まずが大まかな形だけを比べる。他は一切見ない」
ときっちり決めていれば、思考は鈍りません。混乱もしません。
問題を見る前に回答の準備をしておくことが重要です。