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情報理論について
ずっと情報系の仕事をしてきたので、情報系の大学院に行ってみたいと思っておりますが、大学などが文系です。研究科目として選べる中で、仕事に最も近いのが情報理論なのですが、この科目は数学要素が強いのでしょうか?一応Fランクの大学院なので激難しいわけではないと思いますが、ついていけるかは少々心配があります。この分野について詳しい方、所感をお教え下さると幸いです。
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- stomachman
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経営学+IT社会人ですか。んー。 ちょっと古いけれども「知識工学」という分野があります。名人技を支えている「暗黙知」、つまり言葉としてまとまってはいない、経験的に身に付いた知的能力のことですが、これを観察・インタビューを通して引き出し、コンピュータに乗せられるぐらいに明確な規則にまとめ上げる。「インテリジェントなシステムを作る方法論のひとつ」という風に捉えられますが、かつては、(1)観察・インタビュー・明文化という作業それ自体もなかなか職人技的であって定量的理論にまとめにくいため、工学の研究としてはあんまり面白くない、(2)人工知能の開発方法としては、本質的な深層知能を無視して表層的な知識だけを扱っているんで詰まらない、という扱いでした。 しかし最近、多くの国内企業において、ベテランの退職に伴う継承者の育成が危ぶまれている。製造はもちろん、営業、経営、購買、法務、融資、M&Aなどでも同じ問題がある。(退職させなきゃよさそうなもんですが、それだけの資金力がない。)このため、それぞれの現場で独自に知識工学が再発見され、試行錯誤しながらも実践されるようになってきています。 IT企業にお務め(特に、もしSEだった)なら、(社会経験の少ない学生じゃなかなかピンと来ないような)様々な現場の様々な課題に深く踏み込める。そして、研究成果がそのまま実地に活かせる。そういう意味で、ご自身の能力と機会を強みにできるんじゃないかな、と思う訳です。
- stomachman
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やりたいことが絞れていないのに、大学院の選定は済んでるんですか? 大学院はオリジナルの研究をやる場。「じゅぎょうをうける」つもりで「ついていけるか」と心配なさっているのであれば、根本的にカンチガイなさっていると思う。 さらに、「仕事に最も近いのが情報理論」と仰るわりに、情報理論が何なのかご存知ないのかな? 枯れた分野であり、よくまとまった教科書が幾らもあるから、まずは基本を独習なさってみれば良い。その過程で、どんな知識・スキルが欠けているかを自覚して、それも補う。ここまでは大きい本屋やネット通販、大学生協で手に入る日本語の本だけで十分です。(あ、入学しなくたって講義が聞ける、放送大学という手もあるな。)大抵の工学理論は数学が出来なきゃ話になりませんが、古典的な情報理論・符号理論は(高校数学程度は当然できるとして)離散的な確率論と抽象代数の初歩だけで大体できちゃうので、易しい方です。(熱力学・統計力学・量子力学を知ってるともっと深く理解できますが。)ここまでは学部で学んでおくべき基礎的な内容であり、このレベルが出来てない人が入ってきたら、大学院も迷惑するだろな。(逆に言えば、独習しない・できない人が大学院に行っても「じゅぎょうが不親切で、情報理論が一体何なのかすらさっぱり分からん」とか言い出すだけ。) さて、研究したいテーマ・アイデアを幾つか発見したら、研究に必要と思われる基礎知識を独習するのは当然として、過去にどんな研究がなされてきたか、最近ではどんな発展があるか、が問題になる。論文や特殊な専門書を自力で探して入手するのは大変だし、専門的なディスカッションができる相手も必要不可欠。このレベルになってようやく大学院に意味が出てきます。 というわけで、急がないで、しっかり準備をした上でお考えになるのが吉でしょう。
お礼
有難うございます。スミマセン、質問が色々欠けていたのですが、社会人がターゲットの通信制の大学院になります。通信制大学院があまりなく、学部も限られています。 ITの仕事なので、情報学部情報理論が最も近いのではと思って調べております。学部は経営学を出ていて、理系の学部の知識はありません。 いくら社会人向けの大学院とはいえ、レベル的に不適切過ぎますでしょうか…。 情報理論の本を借りてみようと思います。有難うございます。