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ここでよいのでしょうか・・・
会社のみんなで、近くのグランドの柵を越える越えないの話から、今度、野球の遠投をすることになりました。何とか越えて見せたいのですが、どれぐらいの力や角度が最低限必要かわかりません。できれば解き方と、答えを教えていただきたいのですが・・・ グランドの広さは、柵までの距離が60M。柵の高さは10Mです。使用する玉は、軟球で、身長は無視していただいて結構です。 質問としては (1) 角度は、地面から何度をめがければ、いいのでしょうか。 (2) 最低限必要な玉の速さは時速何キロなんでしょうか。 (3) その玉は、何メートル先に落ちるのでしょうか。 (4) 通常の遠投で、最低限何メートル投げられれば、その柵を越えることができるのでしょうか。もしかしてこの答えは、(3)の答えと同じなのでしょうか。 簡単なのか難しいのかすらわかりません。どなた様かわかる方、お手数ですがよろしくお願いいたします。
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高校(中学?)物理の基本問題と書こうと思いましたが、 柵があるとちょっと難しいですね。応用問題かな。 普通の遠投は45度で投げると良いのですが、柵があるので、 初速Vと角度θで始めなければならないようです。 水平方向初速Vx=Vcosθ、鉛直方向初速Vy=Vsinθ 水平方向には等速運動なので、Vx=Vcosθ(一定)。 従って、水平方向に60m進む時間はt=60/Vcosθ。 鉛直方向には、Y=Vyt-(1/2)gt^2 (第1項は、等速運動成分、 第2項は自由落下成分) なので、Y=Vsinθ*60/Vcosθ-(1/2)*9.8*(60/Vcosθ)^2 で、丁度この時、高さ10mとして、式を整理すると、 V^2=360*9.8/(6sin2θ-cos2θ-1) となります。 これは、角度θで投げて、60m先で高さ10mになるためのV を与える式です。できるだけ少ないVでこの式を満たすθ を求めれば、もっとも効率の良い角度ということになります。 (6sin2θ-cos2θ-1)を最大にすれば良いので、これを微分して ゼロをなるθを求めると、約49.73度になります。・・・(1) これで、Vを求めると、26.35m/sです。時速95kmです。・・・(2) 地面に落ちるまでの時間は、最高到達点までの時間*2です。 最高到達点までの時間は、 Vsinθ/g なので、その2倍にVcosθをかけてやれば、落下地点になります。 69.86mです。・・・(3) 通常の遠投は45度ですので、先ほど求めたVで45度で投げて、落下地点 を求めると、 70.83mになります。・・・(4) (3)とは違いますね。(3)は柵を考慮しているので、角度が45度でない ので、遠投としては損しています。しかし、45度では、60mで9.17m の高さしかないので、柵を越えません。 すみませんが、#1様は少し計算ミスがあります。 上記の説明より、45度が最適ではないのですが、45として求めてみましょう。 x=60[m]、y=10[m]を代入した時、1/tanθをroot2とされてますが、1ですね。 これで式を解くと、 V=26.56m/sになります。45度だと、上記より少し初速を上げてやらないと 柵を越えない訳です。 以上
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- i536
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柵の高さが10mなら、身長は無視できないと思いますが、 穴を掘って地表から投げ出すと考えて解いてみます。 柵の高さH[m]、柵までの距離をL[m]、 そして、地表から玉を投げる最小速度v[m/s]、角度θとします。 投げてからt秒後の、玉の高さ、水平距離を、それぞれ、h(t)、x(t)とすると、 h(t)=-(g*t^2/2) + v*sinθ*t ---(1) x(t)=v*cosθ*t. ---(2) Lの水平位置までの玉の所要時間Tは、L=v*cosθ*Tより、 T=L/(v*cosθ)----(3) 所要時間Tのとき、玉が柵を越えなければならないので、式(1)から、 h(T)≧H、すなはち、次の式(4)が成立する必要があります。 -((g*T^2)/2) + v*sinθ*T≧H---(4) 式(3)を(4)に代入して、L=60,H=10で、v^2について解くと、 v^2≧(g*L^2)/(2*(cosθ)^2*(L*tanθ-H))---(5) v^2を、変数θを横軸に描くと、 0°<θ<90°の範囲で、Uの字の形をしています。 >(1) 角度は、地面から何度をめがければ、いいのでしょうか。 >(2) 最低限必要な玉の速さは時速何キロなんでしょうか。 > 式(5)をθで微分して、v^2を最小にするθを 0<θ<90°の条件で求めると、投げる角度θは、 θ=49.73°----(6) 値(6)を式(5)に代入して、平方根をとると、投げる速さvの最小値は、 v≒26.346[m/s]=94.85[km/h]---(7) >(3) その玉は、何メートル先に落ちるのでしょうか。 > 値(6),(7)を代入した式(1)がh(t)=0となる時間は、 4.1秒後なので、落下地点の水平距離は、x(4.1)=69.86m. >(4) 通常の遠投で、最低限何メートル投げられれば、 >その柵を越えることができるのでしょうか。 > 一般に45°の角度で投げ上げた場合が一番遠くまで水平方向に飛び、 そのときの最大の遠投距離はv^2/gで計算できます。 この式v^2/gに投げる速度(7)を代入すると、 遠投距離、26.346^2/g=70.8m を有している場合、 柵を越えることができます。 ただし、身長の分を無視して考えています。 時速100kmの車が、49.73°の傾斜で飛びあがった場合、 車ごとこの柵を越えることができるということでしょうか。 自信なしのため、他の方の回答も参考に願います。
お礼
このサイトは天才の集まりなのでしょうか・・こんな瞬間にお答えがいただけるとは・・ホントビックリです。ちょっとプリントアウトしてよく読んでみます。 遠くへ投げることと、柵を越えること。私にはかなり難しく思えたんですが、さすがです。やはり専門で勉強されたのでしょうか? 本当にありがとうございます。
- 12m24
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空気抵抗を考えないとすると、玉の軌跡は、 y = -(g x^2) / (2v^2 cos ^2 θ) + tan θ x g: 重力加速度 y:高さ x:距離 v:初速度 θ:投げ上げる角度 になります。 ここで、もっとも遠く飛ぶ45℃を投げ上げ角度にすると、x=60[m]、y=10[m]とすると、必要な初速度は、 10 = -(g 60^2) / (2v_0 1/2) + root(2) 60 (g 60^2) / (v^2) = 60root(2) -10 g/v^2 = (60root(2) -10) /3600 v=root(3600g/(60root(2) -10)) =21.72[m/s] 空気抵抗を考えない状態でも21m/sの初速度でもぎりぎり越すことができるだけで、空気抵抗を考慮して、余裕で投げるためにはおよそ90~100km/hの球を投げる必要があります。 なお、45度でとばしたときの着地点は、 y=- x{g/ (2v^2 cos ^2 θ) x + tan θ } x=( tan θ)*(2v^2 cos ^2 θ)/g =68.02[m] になります。余裕で越えるためには70~75mぐらいは飛ばす必要があります。
お礼
早速のお返事ありがとうございます。内容は難しすぎて・・・でもせっかく教えていただいたので、理解できるよう努力します。本当にありがとうございました。 時速90K~100K か・・投げられるかな・・・
お礼
お返事ありがとうございます。非常に整理されていてわかりやすかったです。本当にありがとうございます。ただ解りやすいのと理解できてるとは、ずいぶん違うようで・・・悲しいかな私の頭では・・・でもせっかくお答えいただいたんで、理解できるよう少し勉強してみます。また解らないことがありましたら、質問させてくださいね。よろしくお願いいたします。