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論文の筆頭著者について

先日学術雑誌の原著論文で,「○○と△△は筆頭著者として同等に貢献した」とわざわざ脚注に書いてあるのをみかけました. これは,おそらくセカンドオーサーが自分の業績数を稼ぐために書いているのだと思いますが,このようなことはよくあるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • larme001
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回答No.5

 生物分野ではよくありますよ。 特にトップジャーナルに出す場合は、通常一つの実験を一人あるいは少数の一グループだけで完結させることは難しいですから、いくつかのグループがそれぞれ別の仕事をしてそれをまとめて一つのストーリを完成させます。そういう場合に、新しい技術によってデータを取得した人間と、そのデータをもとにバリデーションと個別解析までを落とし込んだ人間のどちらが貢献度が高いかなんていうのは判断がつかんもんです。もっとも、現実的には自分がそれなりに労力を費やすのだったら相応の業績がなくてはやってられないということもありますから、そういう意味で著者の記述する順番とは無関係に貢献度はいっしょですと示すことになります。これを半分の評価とするかどうかは評価する側が決めます。ただ、あまりに酷いと4人コファーストとかもありますがそういうのは極端ですね。ゆえに、通常同一ラボの論文ではファーストの著者は基本的には一人で共同研究の時だけありうるとする先生も結構います。が、人によりけりでしょう。  現実的には、著者の貢献度なんてのは論文の内容にもよるわけで、臨床サンプルを扱ったコホート研究なんかだとそれこそ著者が数十人とかもありますよね。そういう場合と、特定の遺伝子のノックアウトを作りましたなんかだと一人の業績であっても本来は評価されるべき貢献度ってのは同じではないでしょうが。ただ、実際には、ファースト以外の著者だって材料を提供しただけとか誰かがやり残した結果をまとめて少しデータを付け加えただけでファーストになっている人とかもいたりするので、特に学生とか学位取得直後の人の場合はその人の実力というよりも運とかボスからもらったテーマにも影響しているという印象も結構ある気がします。まあ、分野によっては順番はアルファベット順とかもあるのであくまで自分の分野の話ですが。

spine0627
質問者

お礼

ありがとうございました. 業績の内容まで吟味せず,数だけが一人歩きするような評価が多いように感じていますので,(言葉は適切でないかもしれませんが)一粒で二度おいしい第二著者も筆頭に相当するという方式?にやや違和感を感じて質問させていただきました. 分野が違えば研究の進め方も当然違うわけで,生物分野ではよくあることだったのですね. 詳しくわかりやすい解説をしていただきましたので,ベストアンサーとさせていただきます.

その他の回答 (4)

  • yuklamho
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回答No.4

私は生物系の論文しか知りませんが、よくありますよ。 『おそらくセカンドオーサーが自分の業績数を稼ぐために書いているのだと思います』 理由はいろいろあると思いますが、いずれにしろCorresponding AuthorがAuthorの順番は決めることです。 あなたの言うように教授選が近い准教授のために教授がそうすることも実際にはあるかも知れませんが、共同研究で最初からそう取り決める場合もあれば、例えば、卒論や修士論の学生がやり残して出て行ってしまった場合第一著者にならないのなら他人のプロジェクトに多くの時間を取られて自分のプロジェクトを停滞させる人はあまりいないですよね。それなら、” 同等に貢献した”にして第一か第二の著者にしてもらえばやろうという気も起きる?

spine0627
質問者

お礼

ありがとうございました. 生物系ではよくあることなんですね. わたしは人文系ですので,やや奇異に感じてしまいました. わたしの目にした論文は生物系ではないと思うのですが,第二著者は手伝う代わりにきちんと形に残るようなインセンティブが欲しかったのでしょうか(第一著者の方がかもしれませんが.). 分野が違えばいろいろなしきたり?も違うものなのですね.勉強になりました.

  • blastma
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回答No.3

#1です。 #2さんの回答を見ました。 私の不勉強だったようです。 ただ論文本文ではないと感じました。 なので、#2さんの回答を支持いたします。

回答No.2

たまに見ますね。 ただもっとよくあるのは、論文冒頭の執筆者に注をつけて、 Authors' names appear alphabetically とか The authors' names are in alphabetical order. とか、書いておくことです。 これで、貢献が同等であることを表します。 ステータスがほぼ同等の人たちが、常にディスカッションした結果できた論文で、どれが誰のアイディアだかもう決められないときによくやる手です。 まあ同じネタでたくさん論文が書けるのであれば、順番に筆頭著者になっていくこともありますが。 ちなみにGoogleで検索すると、 "Authors' names are in alphabetical order. "で、12,000件 "authors names appear in alphabetical order"で、4,160 件ありました。

spine0627
質問者

お礼

ありがとうございます 共著者がたくさんいて、それぞれの貢献度が同等であればアルファベット順に並べるというのは確かに合理的ですが、2番目の著者も第1著者ですというような記述はあまり見かけたことがありませんでした。 英語ではなんて言うんでしょうね。 検索までしていただいてありがとうございました。

  • blastma
  • ベストアンサー率52% (402/768)
回答No.1

私はこの文面はあまり(全く)見た事はありません。 (何万編と論文を読んでいるわけではありませんが。) この文面はどこに書いてありましたか。 (脚注とありますが、それは論文本編ではないということでしょうか?) 似たような記述は最後の「謝辞」の所に述べられていることが多いです。 特に単著論文(博士号論文だったりします)で目につきます。 謝辞にしても、脚注にしてもそこに名前があるだけでは、 業績数には反映しません。 あくまでも論文のタイトルに付随した、著者らに名前を連ねていなくてはなりません。 後もう一点ある場合があります。 論文の著者になるには「資格」が必要です。 多くは「○○学会」の論文であれば、その学会の学会員である必要があります。 なにかの理由により正式の学会員で無いことが考えられますが。

spine0627
質問者

お礼

ありがとうございます 論文本編の著者欄に米印がついていて(5人くらいの共著ですが、1番目と2番目だけについています。)、一ページ目の下に質問にあるような内容の脚注がかいてありました。